珍ギター/スチュワート・ギター | おんがく・えとせとら

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 80年代の韓国製ホーナー(Hohner)にも,似たようなストラトタイプのヘッドレス・ギターがありましたが,こちらは米国スチュワート・ギター社(Stewart Guitar Co.) のストウ・アウェイ(The Stow-Away)。フルスケールのトラベル・ギターです。stowは「しまい込む,詰め込む」の意。

「フルスケールやのに何でトラベルやねん!」…実はネックを外して,出張バッグに入れて持ってけるんです。

in case

「ストラトやったら,ネックが外れるんは当たり前やんか!」…実は,ネックの着脱方法と収納方法が画期的なんです。

front

 正面図。忍者部隊・月光みたい。(古ー/笑)。サドルはグラフテック,トレモロ・アームはなし。

back

 背面を見ると,構造がある程度分かります。
 ネックは,2つのボルトで脱着し,ボディ背面のスペースに差し込んで収納できるようになっています。軽量化にも一役買ってるんでしょうが,弦をつけたまま頻繁に出し入れしてると,ボディやネックは傷だらけにならないのか?
 チューナーは背面に隠れてますね。この位置では操作がやや難しいと思うけど…。「弦を緩めなくても大丈夫」とのこと。ホンマか?
 9Vバッテリー収納スペースもあるようですが,アクティブ回路なのか?アンプ内蔵式なのか?
 実物を見たことが無いので疑問は尽きません。

 ハーモニー・セントラルにこのギターのカスタマー・レビューが載ってますが、サウンドを含めて概ね好評価です。一番古いレビューが2001年。発売されて数年経ってるんですね。しかし,あまり話題になってなく,国内取扱店はない模様。物珍しさから,昨年,国内のいくつかのブログで取り上げられたことはあるようですが。

 気になるお値段は499.95ドル(約5.5万円)。去年より100ドル下がってる。


  ↓詳しくはホームページを(ネック着脱のデモ映像あり)
  ●スチュワート・ギター

 PUのグレードアップが必要な人には,リンク先の,ちょっと意味ありげな「アクメ(!)・ギター・ワークス(Acme Guitar Works)」にお問い合わせを,とのことですが,同社HPにあるストラト用著名PUのサンプルはなかなか充実してます!

 …しかし,トラベル・ギターのPUにそんなに凝る必要があるのか?


 オマケ。こんなのもある。センターフォールド・ギター(折りたたみギター)。3,370ドル(約37万円)。高過ぎ!

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