2012年2月5日、雪の降る英東部ウェストニュートン（West Newton）での礼拝を終えたエリザベス女王（Queen Elizabeth II）とフィリップ殿下（Prince Philip）を待ち構えていた子どもたちが、女王に花束、そしてフィリップ殿下に袋詰めのキャンディーを手渡しました。
エリザベス女王は、翌6日に即位60周年を迎えられました。年間約４３０件の公務をこなされています。英国のコンサルティング会社はこのほど、英王室が有する資産の価値は４４５億ポンド（約5兆3400億円）に上り、観光など同国経済に与える効果は２６４億ポンド（約3兆1600億円）に上る可能性があるとのリポートをまとめました。不動産やロイヤルブランドなど数々の事業を展開する王室は「厳しい英国経済の追い風になっている」との報道もあるとか。
子どもたちと言葉を交わすフィリップ殿下とエリザベス女王
これは食べ物なのか？
甘いおじいちゃんになってほしいのですよね☆
なんてものをこの人に渡しているのっ...というようにも見えなくもない女王様
エリザベス女王が、戴冠60周年を迎え、6月2日から国を4連休にしての特別行事が始まりました。
戴冠60周年を祝う特別行事の初日、エリザベス女王はロンドン郊外・エプソムにある競馬場を訪れました。競馬好きで知られ、自らも馬主である女王は、ここで行われるダービーを毎年楽しみにしていて、この日も13万人の競馬ファンとともに、観戦。レースの前には歌手のキャサリン・ジェンキンスさんが国歌を斉唱し、観衆とともに女王を祝福する場面もあったとか。
3日午後、ロンドン中心部を流れるテムズ川で水上行事としては、１７世紀の王室の祝賀行事以来。パレードにはオーケストラや聖歌隊を乗せた船やカヤックなど約千隻が参加。女王は夫のフィリップ殿下（90）やチャールズ皇太子夫妻、孫のウィリアム王子夫妻らとともに１７～１８世紀の王室船をイメージして金箔（きんぱく）や花で飾られた特別の王室専用ボート「スピリット・オブ・チャートウェル（Spirit of Chartwell）」に乗船。
海軍のヘリコプターも飛来し祝福の編隊飛行を披露。ロンドン警視庁は今回の水上パレードの警備の準備に約１年半を費やし、当日は警官6000人を動員。女王は１９世紀のビクトリア女王以来という在位60年の喜びを、雨模様の肌寒い天気のなか川の両岸に詰め掛けた人々らと分かち合いました。
4日、女王の即位６０年を祝うコンサートが行われました。
フィリップ殿下は体調を崩しロンドン市内の病院に入院。ぼうこうの感染症で、バッキンガム宮殿によると経過は良好とのことで、王室は声明で「大事をとった」としており、殿下は数日間にわたり入院する見通しだとか。前日3日はテムズ川の水上パレードに出席し、約80分間ボート上に立ち続け記念行事では元気な姿を見せていました。フィリップ殿下は後半の行事への出席を見送ることに。声明によると「ダイヤモンド・ジュビリー記念行事に出席できないことに非常に落胆」しているとか。イギリスでは、5日までの4日間が祝日となりました。
殿下2012年6月10日に91歳の誕生日を迎えます。コンサートはあまりお好きではないようなので⇒●
ゆっくりお体を休めていただきたいです。