体幹筋を協調させるトータルローリング | バスケ選手のためのトレーニング理論

バスケ選手のためのトレーニング理論

理学療法士の臨床経験やトレーナーの現場経験を活かして、バスケ選手のためのトレーニング理論を追求しています。
独自の理論をバスケ選手や指導者に向けて配信することで、日本のバスケットボール界に貢献していきたいです。





バスケットボールは側方からのコンタクト、左右への切り返し動作などが多いため、側方の体幹筋を安定させることが重要となります。





昔から一般的に行われている腹筋をみると、身体を丸めたり、捻ったりなどバスケットの動作にあまり見られない方法であることが多いです。





よりバスケットの動作に活かすために用いる体幹トレーニングがトータルローリングです。





トータルローリングの目的
①空中でのボディバランス向上
②ボディコンタクトの強化
③体幹筋の協調







トレーニングのポイント
・床面につけるのは肩甲骨から骨盤までとする
・肘と膝は完全に伸ばした状態を保つ
・頭部の位置は常に骨盤の真上にくる





一般的な腹筋、背筋、側筋のトレーニングの後にトータルローリングを行うと体幹の筋連鎖を高めることができます。





まずはバランスをとるだけでも難易度の高いトレーニングですので、ぜひ実践してみてください。





トータルトレーニングは筋力向上というより、バランスやコーディネーションの要素が大きく、ミニバス選手にも有効です。(バランスをとれない場合には手足を曲げて行わせると難易度が下がります。)




さらに手足の長いビッグマンの障害予防、手足の怪我の際の別メニューなど活用方法は幅広いです。






理学療法士
Takata Akito