運動連鎖を高めるメディシンボール投げトレーニング | バスケ選手のためのトレーニング理論

バスケ選手のためのトレーニング理論

理学療法士の臨床経験やトレーナーの現場経験を活かして、バスケ選手のためのトレーニング理論を追求しています。
独自の理論をバスケ選手や指導者に向けて配信することで、日本のバスケットボール界に貢献していきたいです。




上肢ー体幹ー下肢を連鎖させる重要なトレーニングとしてメディシンボール投げを多用しています。





筋肉は連鎖しているという概念も広まっており、その背景はトレーニング理論においても活用する必要があるといえます。





筋・筋膜ラインの一部紹介


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このような筋肉の繋がりを強化できると、良好な運動連鎖の獲得にも繋がります。





特にウエイト期間にはこうしたトレーニングを怠ると、筋肥大しても運動連鎖障害が起こり、パフォーマンスが上がらないということもあります。





運動連鎖を高めるトレーニングとして行うのがメディシンボール投げトレーニングです。





良好な運動連鎖がとれている選手のメディシンボール投げ






運動連鎖障害がある選手のメディシンボール投げ





トレーニングのポイント
・とにかく強いボールを投げる
・上肢だけでなく、身体全身を使う
・小中学生はバスケットボールで行うと良いです
・1つ1つの筋肉を連鎖させる





この2人はメディシンボールのスピードには差がありますが、体重などの差はそれほどありません。





強いボールを投げるには体重や筋力はもちろん必要な要素です。





しかし、一見身体は大きくても筋力がありそうでも、コンタクトが強くならない、馬力が上がらない、瞬発力が上がらない選手はたくさんいます。





こういった選手の場合、筋力低下でなく、運動連鎖障害がパフォーマンス低下を引き起こしている可能性が高いです。





ウェイトトレーニングは重要ですが、重量上げの選手になるわけではないため、こうした運動連鎖を高めるトレーニングもバスケ選手にはとても重要となります。




身体は大きくても、当たりが弱い!!そんな選手にはメディシンボール投げをさせると良い解決策になるかもしれません。





理学療法士
Takata Akito