Siriに聞いた『人類滅亡はあるのか』 | misaのブログ

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iPhoneのSiriに、「人類は滅亡するのか?」と尋ねると面白い回答があることを知りました。




これは、コンピューターの「2038年問題」のことを言っているのですね。

みなさんは「2000年問題」の事を覚えていらっしゃると思います。


開発されたばかりの頃のコンピューターは、容量が小さかったため、「1990」年を4桁で管理せず、「90」年と2桁で管理していました。


そのため、2000年になるとコンピューターが「現在は1900年」と誤った認識をしてしまう可能性があったのです。


「2000年問題」では、電氣や水道といったライフラインの停止や、それらを起因とした交通系や金融関連、医療機関の混乱などが危惧されていました。


しかし、世界規模で2桁表記のプログラムが4桁表記に修正され、影響は微々たるものに抑えられましたが、プログラム修正にかかった費用は世界中で数百億ドル規模だったようです。


そして、同じようなコンピューターの誤動作が起こる「2038年問題」はもっと根本的なことが原因なので、比較にならないほどのトラブルや混乱が起こると予想されています。


現在のコンピューターの多くには、C言語というプログラム言語が使用されており、時間の計算は符号つき32桁の2進数で、「1970年1月1日0時0分0秒から何秒経過したか」で計算されています。


これだと、日本時間2038年1月19日3時14分7秒にすべての組み合わせを使い切ってしまい、その時間を過ぎるとコンピューターは「現在時刻は1901年12月13日20時45分52秒」という誤った判断をしてしまうそうです。


「2038年問題」UNIX時間と呼ばれる、協定世界時における1970年1月1日0時0分0秒からの経過秒数を採用しているコンピュータで発生する恐れがあり、経過秒数を符号付き32ビットで表しているので、2の31乗秒を超えるとオーバーフローしてしまうのです。


32bitOSであるWinodws XPやvista、7の32bit版ではシステム日付を2038年1月20日に設定すると誤作動を起こすそうです。


日付を変更したとたん、画面がフリーズしマウスもボタンも動かなくなってしまうそうなので、絶対に試さないで下さいね。


Siriは、自分が動かなくなるのを怖れて、人類滅亡と結び付けているのかも知れません。


そう言えば、ノストラダムスが予言した「1999年7の月に降ってくる恐怖の大王」は、「2000年問題」のことを指していたのかもです。


近い将来、人類はAIに管理されると言われているので、コンピューターが誤作動することは、AIにとっては人類滅亡とも言える死活問題ですから。


2038年には、こんな予測もあります⬇︎




2038年問題を解決するためには、2038年までに「64bitOS」へのバージョンアップが必要となります。


現在のOSはほとんどが64bitOSであるため、通常利用している分には家のパソコンが2038年問題を引き起こすことはないそうです。


さらに、時間管理を64ビットにした後は、西暦3800億年という宇宙の年齢を遙かに超す未来まで管理は可能だそうです。


ちなみに、「2038年問題」ほど影響は大きくなくても、何年か毎に注意を要する年があります。


■2025年問題

昭和元年を基準に下二桁で年を表現しているシステムが設計寿命を迎える。通称昭和100年問題。日本で元号を扱うシステムは注意。


■2030年問題

1930年~2029年を下2桁で表現しているシステムが設計寿命を迎える。2000年問題を小幅な改修で乗り切ったシステムは注意。


■2036年問題

1900年1月1日0時0分0秒を基準にしているシステムが設計寿命を迎える。インターネットで時間あわせや同期するシステムは注意。2036年2月6日6時28分16秒を過ぎてしまうと1900年1月1日にリセットされてしまいます。


■2038年問題

1970年1月1日0時0分0秒を基準にしているシステムが設計寿命を迎える。UNIXベースのコンピュータシステムは注意。


■2048年問題

1980年1月1日0時0分0秒を基準にしているシステムが設計寿命を迎える。


■2050年問題

1950年~2049年を下2桁で表現しているシステムが設計寿命を迎える。2000年問題を小幅な改修で乗り切ったシステムは注意。


■2070年問題

1970年~2069年を下2桁で表現しているシステムが設計寿命を迎える。2000年問題を小幅な改修で乗り切ったシステムは注意。


■2088年問題

平成元年を基準に下二桁で年を表現しているシステムが設計寿命を迎える。通称平成100年問題。



コンピューターの誤動作による障害

●発電、送電機能の停止や誤作動とそれに伴う停電

 世界の流通システムがストップ

●医療関連機器の機能停止

●水道水の供給停止

●鉄道、航空管制など交通機能の停止

●弾道ミサイルなどの誤発射。それにかこつけて故意にミサイルを発射する国家が出る可能性もあり

●銀行、株式市場など金融関連の機能停止。銀行の預金がおろせない、預金残高が0となってしまう。

●通信機能の停止

 「B-CASカード」は32bitで日付が設定されているため、地デジが視聴できなくなる

など。


タイムトラベラーのジョン・タイターは、2036年の未来から来たと言われていますが、当時はまだ「2038年問題」の事はほとんど知られておらず、彼のスレから多くの人はそれを知る事になったそうです。


ここに来て、地球の未来はどんどん変わって来ています。


2045年は、AIが人類を超える臨界点「シンギュラリティ」の年だと言われています。


2045年にはAIの開発力が人間を上回るため、これ以降はAIがAIを開発するようになるんだそうです。


それに関連して、「2038年」の翌年の2039年ヒットラーの予言や、ケネディ大統領の資料公開の年でもあります。


それについては、長くなるので次回にします。


続く。。