6月16日から公開
6月22日から公開
以前、書きました通り
この2作品は観に行くこと、けってーです(d •̀_•́)
(自分が観に行くと決めた映画は特別です)
しかし、そんな中、今年も今月30日から
「反逆の韓国ノワール2018」が開催されることになりまして
今年は2作品ですし、やめとこかなと思ったんですが
クァク・キョンテク監督、キム・レウォン&キム・ヘスク主演の
『黄泉がえる復讐』(2017年)が異常に面白そうなあらすじで
いったいどんな映画なんやろと心惹かれますので
考え中です
そして、是枝裕和監督の『万引き家族』(2018年)が
観たくて観たくて仕方がなくなってきました
だって、私は映画祭ことにはあまり詳しくないけど
ここまで大きな賞を受賞することってほんとに何年ぶりでしょ
内容的にも惹かれますし
今、観ておかないと絶対に今後、観れないような気がする
この作品を観たら、私の流れが変わるような気がするので
清水の舞台からバンジージャンプする(京都だけに)
ほどではないけど、なんとか観に行ければ、と思います
それにしても、なんでこんなに名作・傑作が
ダマになって押し寄せてくるのか・・・これって普通
『天命の城』(2017年)の公開も迫ってますし・・・
‥…━━ *‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ *
あらためまして、アンニョンです(^-^)ノ
いつも、ほんとにありがとうございます
この作品を観てきました・・・
修羅の華
修羅の華
原題:미옥
英語題:A Special Lady
(2017年、韓国映画、91分、R15+)
監督・脚本:イ・アンギュ
脚本:チョン・ソギョン
出演:キム・ヘス、イ・ソンギュン、イ・ヒジュン、チェ・ムソン、キム・ミンソク、オ・ハニ、アン・ソヨン、クォン・ユル ほか
配給:アルバトロス・フィルム
修羅の華 予告編 Albatrosmovie
解説: 「コインロッカーの女」「10人の泥棒たち」などで知られる韓国の人気女優キム・ヘスが主演を務めて激しいアクションにも挑戦し、第50回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭のフォーカス・アジア部門で作品賞を受賞したノワールアクション。大企業ジェチョルグループの会長秘書でナンバー2のヒョンジョンは、かつては娼婦だったが、犯罪組織を財界の有力企業に育て上げ、現在の地位を築いた。その裏では、彼女にひそかに恋心を抱くサンフンが、フィクサーとして組織の闇の仕事を一手に引き受けていた。しかし、ある時、サンフンはヒョンジョンの愛する者の存在を知ってしまう。絶望と嫉妬、そして復讐心から、サンフンはヒョンジョンの愛する者を狙うようになり、ヒョンジョンは組織内の権力争いと同時に、サンフンとも壮絶な死闘を繰り広げることになる。(映画.com)
このブログで公開中の映画について書かせてもらう時には
やっぱり基本、ネタバレなしで書かないとアカンなあ、と
痛感してます。
2015年に『群盗』(2014年)について書いた時のを
読み返してたら、かなりネタバレしてて
それが調子乗り過ぎに思えたので
今さらでしたが反省した次第です(^_^;)
え~、『修羅の花』、91分と短い上映時間
複雑な映画だとも、シンプルな物語だとも言えますね。
ただ、ほんと、渋い系で、いぶし銀系ですね。
キャストの平均年齢も高いし・・・
一瞬の笑いもありませんね・・・ノワールですか。
で、物語ですが、かなり荒っぽい犯罪組織の
その組織のボス、ジェチョル会長の秘書の女
ナ・ヒョンジョン(キム・ヘス)と
裏の仕事をしてる男、イム・サンフン(イ・ソンギュン)を中心に
そこに、ヒョンジョンに恨みを抱く
チェ・デシク検事(イ・ヒジュン)が検事らしからぬ仕返しを
してきたりして、会長はそろそろカタギの会社にしたいところ
だったんですが、出てくる人物みんなが
かなり回りくどい人たちだったので、ことが複雑化し
多くの血が流れてしまうとゆう・・・そういった話です・・・ね
なんしか、サンフンが主人公だとすれば
ま、かなり屈折したラブストーリーじゃないかと思えます。
そう考えると、ほんとは原題の「미옥」・・・
「ミオク」のままの方がグッとくるんですがね。
もう一方のヒョンジョンにまつわるストーリーは
なぜか、かなり早い段階から私にもパッと把握できたんです。
あ・・・と気づきまして、だから私はヒョンジュンに気持ちを託して
観てました。
正直、彼女を応援してましたね。
結末にかんしては、え~、他の映画で観たような雰囲気で
しかも、それが複数の韓国映画だったように思えるので
やっぱり韓国の人たちはこの感覚、気持ちが
好きなんだろうなあ、と思います。
念のため、細心の注意を払って
詳しくは書きませんが・・・。
まあ、なんで、この映画のキャスト&スタッフで
同じくらいの規模の映画を、もっとシンプルな娯楽作品に
仕上げることもできるのに、回りくどくややこしい映画にするのか
それが映画の挑戦なのかな、と思います。
とにかく韓国の人たちは(実際は知らないけど映画を観るかぎり)
けっこうものごとを複雑に考える方向があって
そんな中でも、最も回りくどい人たちが口で言わずに行動するので
揉めに揉めまくってるのがこの映画だったりして
その愛憎ないまぜのややこしさが凄まじいわけです。
観終えた時、素直じゃないなあ~と思いました。
まあ、でもこのアンビバレンス感覚がこの映画の魅力ですよね。
だからやっぱりバイオレンスってよりもラブストーリーかなー
おそらく監督もそんなにアクションとかには
興味がないのかもしれなくって、力を入れてないように思えるし
その点ではもう、えらい暗がりの中でガチャガチャやってて
よく見えないので
こっちもアクション全開の『悪女 AKUJO』(2017年)を
ごく近い過去に観てたこともあり
それとはまた違うなと。
でも『修羅の華』のような映画を観てると
大人だなぁ、と思いますし、やっぱりややこしくて回りくどいのです。
(『悪女』もややこしくて回りくどいけど)
でも、それがいいんですよね。
ズバリ、かなり名セリフが多かった。
それを聞く時、はあ~、と聞きほれまして
私はジ~ン・・・となりました。
やっぱり大人の映画は、ジ~ン・・・ですよね・・・
ヘス姐の出演作品は
私が劇場で観た韓国映画の4本目
『観相師』(2013年)以来の2本目の劇場鑑賞でしたが
DVDを借りてかなり観てきたので意外な気がします。
『コインロッカーの女』(2015年)が好き過ぎるので
難しいとこですが、『修羅の華』のナ・ヒョンジョンは
かなり違うキャラですので、大丈夫ですよね。
なんか、会長の子を迎えに行く時
すごく高そうな派手な服を着てますが・・・あれ、普通
でも、今、私も髪、あの方向なのでね・・・
やっぱりかっこええですわ・・・いや、私でなくヘス姐が。
ちょっとやられて怪我して疲れてたりする時、セクシーでした。
傷ついてても色っぽいです。
わかったのはある種の悲壮はエロいってことです。
彼女もですが、イ・ソンギュンさんの作品をようやく
劇場で観れましたよ
最初、暗がりの中でゴチャゴチャしてて
しかも、「え」ってほどエロい絵が展開されてたので
ややこしかったのですが、イ・ソンギュンさんの顔を確認した時
「おお」と感動でした。
私が観た中では『俺たちの街』(2007年)と並んで
最も笑顔の少ない刺々しいシビア、シリアスな
イ・ソンギュンさんでしたが、やっぱりかっこよかった
サンフンは、自分のボスである会長のカタギになろうとする変化に
戸惑ってるようでしたが、不幸な生い立ちのせいで
根っからのヤクザもんなんでしょうね・・・。
殺るか、殺られるかの・・・。
それだけに最後の、あの気持ちが心を打ちます・・・
次は7月28日公開の
『王様の事件手帖』(2017年)ですね・・・
イ・ヒジュンさんは検事さんですから頭のいい役ですね。
や、最初、「善い人」なのかと思ってたんですが
(そりゃそうですよ、検事なんですから・・・)
・・・悪かったんです(;´∀`)
クォン・ユルくんは
実はまた昨日、『殺戮にいたる山岳』(2016年)も
観てたりしたんですが、『修羅の華』では、ええ感じでした。
どうええ感じなのかは・・・ご自分の目でお確かめください。
出てきはる時間、超・少ないけどね。
脇を固める方々が皆さん、素晴らしく
ナ・ヒョンジョンの忠実にして揺るぎない
キリッとした片腕(部下)のおばちゃんを演じた
アン・ソヨンさんも良かったし・・・
グチャグチャな裏ギリだらけの世界で
予想外に安心できる人間関係があるとホッできて・・・
サンフンに本気になってしまうウェイでしたっけ役のオ・ハニが、また、私の好きそうな展開で。
観たらわかりますけど、ええですよー。
会長さんのバカ息子役のキム・ミンソクくんも良かった。
ヘス姐とキム・ミンソクくんの会話がええなあ・・・。
そして、ジェチョル会長を演じたチェ・ムソンは
あの、チェ・ムソンさんでしょうか
暗い映画なのでハッキリわからなかったのですが
あのチェ・ムソンさんのようですね・・・。
最終的にそこまで悪く見えないし、いいこと言いました。
イ・アンギュ監督はこの映画が初監督作品とのことで
次の作品が期待されます・・・( ゚ー゚)( 。_。)
『修羅の華』 監督インタビュー映像
パンフレットは700円(税込)で、やっぱり全ページカラー。
チラシとおんなじサイズですわ。
・イントロダクション
・コラム 地畑 寧子先生(ライター)
・アバウト・ザ・ムービー
・ビハインド・ザ・フィルム
・キャスト&スタッフ
・コラム 松江 哲明監督
・作品データ
といった内容で、やっぱり私は
地畑 寧子先生 松江 哲明監督さんのコラムが
面白かったです。
そんなんで、いつも通り、要領を得ない文をダラダラと
書いてまいりましたが、結論として
この映画は私の好きな世界で、私の好きなドラマが
あったと思います。
皆さんも是非、観てください
と、言いたいところですが、けっこう残酷な描写や
のっけからエロい場面もありますので
念のため、ご注意ください。
でも、暗い映画ですので
あんまり何が起こってるのか、よう見えませんけどね・・・
ホントは私も早く、もう一度、観たいのですが・・・
でわ、いつもありがとうです
アンニョン~(^.^/)))
【劇場情報】
北海道・東北エリア
北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 順次公開
宮城 フォーラム仙台 順次公開
北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 順次公開
宮城 フォーラム仙台 順次公開
関東・甲信越エリア
東京 シネマート新宿 6/2(土)~
千葉 イオンシネマ千葉ニュータウン 6/22(金)~
埼玉 イオンシネマ羽生 6/22(金)~
栃木 小山シネマロブレ 順次公開
中部・北陸エリア
愛知 シネマスコーレ 6/2(土)~
愛知 イオンシネマ名古屋茶屋 6/2(土)~
近畿エリア
大阪 シネマート心斎橋 6/2(土)~
【キム・ヘス関連作品】
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