まず初めに、以下のグラフをご覧ください。(年度が逆だというツッコミはなしでw)
グーグルやアマゾンの指数関数的な伸び、フェイスブックがようやく伸び始め、アップルが異常な伸びを見せている中、バークシャー・ハサウェイだけが安定的に伸ばしています。
ウォーレン・バフェット氏というとどうしても投資の方に目がいってしまいがちで、バークシャー・ハサウェイも投資会社というイメージがあります。
ですが、今回は、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、売上の構成などをしっかり見ていくと、バークシャー・ハサウェイはただの投資会社ではなく、着実に伸びている投資会社兼コングロマリットであることがわかると思います。
そこで今回は、バークシャー・ハサウェイの売上構成などをしっかり見ていこうと思います。
単位は全て100万ドルです。
まず、売上・営業利益・営業利益率の推移
2016年だけで、130億ドルも売上を伸ばしています。
次に、売上構成の推移
投資だけで確かに、80億ドル近くの売上が立っていますが、それほど大きな規模ではありません。
また、「GEICO」や「General Re」などの「Insurance」の比率が高いように思われがちですが、一番の事業は、「Sales and Service」です。
次に売上構成
実は、2008年いバフェットは、投資で失敗していますw
最後に、現金及び国債・現金及び国債の対売上比率
2000年代前半は、「株価が高すぎる!」ということであまり現金を減らさず、むしろ溜め込んでいた状態でした。
そこから一気に吐き出し、様々な転換社債を買い込んでいます。
それ以降は現金の比率はそんなに高くはなっていません。
実はバークシャー・ハサウェイですが、今年はなんと、現金の比率を下げ一気に国債の比率を上げています。
資産の保険のところを見ていただくと、U.S. Treasury Billsが10倍にもなっているのがご理解いただけると思います。
バークシャー・ハサウェイは、ただの投資会社のように見えて、毎年安定的に成長し続けている素晴らしい投資会社兼コングロマリットです。
今後ともウォーレン・バフェット氏だけでなく、バークシャー・ハサウェイにも注目です。