「炭火グリルの修行に入る」の巻 | Yoshiko Sullivanの素敵なBoston Life

Yoshiko Sullivanの素敵なBoston Life

「おうちで楽しむ季節の暮らし」
毎日過ごすおうちの空間、日々のごはん、
そして季節おりおりの行事を、
Yoshiko Sullivan がボストンよりお届けします。




このたび、わたくしチャコール(炭火)グリルの修行をしようと決意をいたしました。
いつも夫任せでありましたが、
それでは彼のご機嫌によって今日は焼きたいんだ!
って日も我慢しなくてはいけないことも出てくるので
それはもうどうにも我慢がならぬと
決意したわけであります。

我が家はガスグリルより
炭火グリルのほうが好きですので、
あるのは炭火グリル。
ですので火をおこさねばならずちょっとだけ面倒なのであります。
でもその分美味い!と感じるわけでもあります。
これがガスグリルであれば特に夫のご機嫌次第ということもないのでありましょうが、
美味さを取ったわたくし、
今までは我慢しておりました。
が、ついに重い腰をあげることにいたしました。

わたくしの夫はなぜか、なぜか知りませんが、
人に物を教える時異常に厳しくなります。
そして異常に意地悪になります。
それはまるで鬼の軍曹。

ですので、案の定今回もサリバン家は急に軍隊になったわけですが・・・


まずは年季の入ったコレに(名前がわかりません)
炭を入れます。
日本語ではチャコールと言いますが、英語ではチャーコールと言います。
チャの後ろにRが入っているからですね。

 

そして紙をコレの下に入れて火をつけます。

 

モクモク煙があがります。

この辺からサリバン軍隊の雲行きも怪しくなってきます。


 
5~10分待って炭に火がついて赤くなってきたら
ドサっと炭をこちらに移動させます。

 
私はまだ修行の身ですので、
手は出させてもらえません。

網をかぶせます。

 
均等にしなくてはいけませんが、
その前に蓋もかぶせます。


 

ここで戦争が勃発寸前になってきます。
私は色々質問があるわけですよ。
ところが質問をすると機嫌が悪くなるわけです。

私は蓋をする行為は一連の流れに入っているのか、
それともお肉の準備ができていないからとりあえず蓋をして待っているのか、
それが聞きたかったのです。

噛み合わない二人は全然お話しにならず、
まぁそういうわけで、
人に物を教える時は自分はわかっていても
相手には情報不足なことも多々あるということを
私もよーーーーく肝に据えておかないといけないと思ったわけです。

結局のところ全体的に炭が赤くなるように
一度ちょっと動かして入れ替えて蓋をして様子を見たということらしいのですが、
まぁそれが正しいのかどうかもわからないとのことで、
そこを私が突っ込んだから嫌だったのでしょう。

大概にして、自分もわからないことって人もわからなかったりするんですね、笑。


で、物を教えることが終わると鬼の軍曹は
いつもの人に戻るので、
私が今宵の塩手羽先を焼いている間、
英国のチューハイ!とも呼ぶべき『シャンディー』を作って持ってきてくれました。

photo:01


あ~、シャンディーに絶賛ハマリ中です♡
ビールとレモネード半々、ちょっとビール多めに割ったもの。
軍曹と雲行きが怪しくなりながらも話していたのですが、
イギリスではレモネードはいわゆるレモンと水と砂糖のジュースではなくて、
スプライト的なサイダーなのだそうですよ。
だからシャンディーはビールとスプライト的サイダーのカクテルなんだそうな。
そういえばイギリスから義理叔母が遊びに来た時
レストランでシャンディーを頼み「スプライトと割ってね。」と言ったら
ウェイターがびっくりしていたなぁ。

私のシャンディーはいわゆるふつーのレモネードと割ったもの。
だから炭酸が和らいで至極飲みやすい。
危険危険♪
でもレモン炭酸ジュースと割ったらやっぱりおいしいだろうね。
今度やってみよ!!

この英国的チューハイ、ハマリ中です。
蒸し暑い日に最高です!



修行第一日目のお供はシンプル塩手羽先焼き。

 
先日友人二人が同じ日に名古屋風手羽先を作っていて、
つられて手羽先を購入してみましたが、
私の修行の具材になってしまいました。
 

出来上がり。


わたくし焼き担当となっておりましたので、
琺瑯のまんまテーブルにドーーーン!
外での食事ですのでそれぐらい豪快でもいい!!

好みでレモンやライムを絞って、
柚子胡椒や刻みわさびをつけて大変美味しくいただきました。


今後も炭火修行、がんばりたいと思います。