自ら命を絶とうとしたDさんとのやりとり | さわとんのブ〜ログ。今。

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5年半のうつ病、マンション最上階からの飛び降り、大腸全摘出、、、その後カウンセラーとして起業し、気づけば早10年。。「ありがトン(サンマーク出版)」、「人生をやめたいと思ったとき読む本(東洋経済新報社)」等の著者さわとん(澤登和夫)が、今、思うこと。今。

Vol.2182

 

日々色々なメッセージを頂きますが、さっき、先日自ら命を絶とうとした方からメッセージを頂きやりとりしてました。

 

リアルですが、このやり取りがお役に立てる方がいるだろうと、その方とも意気投合したので公開することにします。

     

★Dさん
「さわとんご無沙汰してます。
最近躁鬱で自分に合う薬が見つかりました。
鬱と躁の振り幅は物凄く少ないです。しかし、冷静に自分を見る機会が増え、この10年で子供や妻に迷惑をかけていた場面がフラッシュバックしたため、あまりの反省に自殺を実行しました。
マンションのドアノブにロープをかけ、首に巻き、座っていた椅子を蹴り倒しました。
しかし、完全自殺マニュアルのように気絶にいたらず、喉仏とリンパにアザと喉が潰れたようにガラガラ声になってます。
実は、家族には知られていないたちため、計画を練り直し自殺をまたする覚悟です。

さわとんに話したかっただけですすみません。」

 

  

☆さわとん

「そっかぁ

自分もしたなぁ 

ほぼ同じ感じでした

何で、うまく如何なかったんだろうって思ったなぁ」

  

 

★Dさん

「ありがとう!

同じ経験で、参考になります。どうやって抜け出しましたか?

忙しいのにすみません。」

 

☆さわとん  

「そうですねぇ。

抜け出そうともがいていたときは抜け出せなかったなぁ。

ある意味、色々しつくしてもうあきらめたというか、、

自分の場合は

「どうせお迎えが来るから、急がなくても大丈夫よ」

って母の知人から言われたのがとっても大きかったです。

 

そこから、人は平等だって思って、あまり自分に期待しなくなりました。

期待通りでない自分も受け入れられるようになっていきました。

そうしたら、うつくんも悪さしなくなってきました。それも自分の一部だって。

 

抜け出したいですよね。」

 

 

★Dさん

「本当にありがとうございます。忙しいのに感謝ばかりです。

やっぱりもがいているときはダメなんですね。

去年躁鬱の唯一親身になってくれた人が自殺して、それがお迎えのような気がしていました。天国で話したいなぁなんて、本当に自分勝手なんですが、抜け出したいです。」

 

  

☆さわとん

「そうでしたかぁ。

なんとなく気持ちはわかるなぁ。

抜け出したい、

楽になりたい、

ゼロからやりなおしたい、がすごかったなぁ」

 

 

★Dさん

「本当にそうです。もう死んで生まれ変わりたいきもちなんです。

忙しいのにすみません」

 

 

☆さわとん

「すみません、はいらないですよ~。

できないこと、やりたくないことはしないので。

生まれ変わりたい、、なれないのにそう考えちゃって面白いですよね。」

 

 

★Dさん

「少し、ガスが抜けました。

ちらつく自殺計画だけ、我慢していこうと思います。」

  

 

☆さわとん 

「まぁ我慢ですよね。

こればかりは」

   

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ここまで。