何度か、
「制限」の豊かさ
という話
(各種制約があるからこそ、良い作品/商品が生まれる)
という話をしました。
これは別の分野でも活用できます。
たとえば、中学入試などで
鶴亀算が出たとします。
鶴と亀が合わせて6 匹います。足の合計が2 0 本であった。 鶴と亀はそれぞれ何匹いますか?
中学入試なら、鶴亀算の教えに沿って解きますが、
それからあえて逸脱して、
連立方程式の方が簡単に解けます。
鶴=x、亀=yとして
x+y=6
2x+4y=20
2y=8 つまりy=4
このときx=2
ですね。
これなら暗算でも解けますよ。
何が言いたいかというと、
中学入試というのは、
小学校の授業範囲という足かせがあるので、
それに沿って解こうとすると、逆に面倒だったり
します。
大学入試でも同じです。
有名なのは、ロピタルの定理ですね。
まとめると、
「制限」の豊かさというのがあるが、あえてそれから
逸脱した裏ワザを使うことによって簡略化できる。
ということです。
軽自動車という枠内をあえて外れた
スズキソリオがとてもよい車に仕上がったように。
要諦は、
裏ワザを使うのを
躊躇しないことです。