青春時代のススキノ物語を書いていたが最終回が東日本大震災により発表しないでいたが、ここで載せましたので笑ってやってください。
南6条と南5条の中小路に新宿通りがある。
そこから少し離れたところに先輩が経営する居酒屋(ミキアン)があった。
先輩は当社の役職者であることから、雇われマスターがいた。
我々悪友は仕事を終わった後、会社前の焼き鳥屋さんで夕食をすませ、ススキノへ流れるのが定番。
ミキアンへは9時頃に到着するのが多かった。
店内は社員が多いときがある。
我々は混んでいるときは、即カウンターにはいる。
やることは、食器洗いが主な仕事。これをやっておけば、支払は50%でOK!
お客さんは11時頃になると帰り始める。その後、飲み放題にはいる。
平日はゆっくりできないが、金曜日は朝まで飲んでいるか、寝ている(笑)。
営業時間は1時でおわりですが、3時頃裏から帰る。
ここでは、簡単に女がお持ち帰りできることがある。
そうなんです。たまに、軽い女が出入りしている。
先輩は北海道スキー連盟の役員でもあるので、その関係の人の出入りも多い。が、そうでない人も多い。
時々酔いつぶれている女性をみかける。
隙は100%あり(笑)。
我々はこんなダラシナイ女は相手にしない。
酔いつぶれる女は、そうなることを期待している子も多い。
ある時、マスターから良い情報をもらった。
隣の店に生意気な子がくるから、なんとかしなさい。と。(笑)。
その気になって、2人で出かけた。店内にはそれらしき女がいた。
なにげなく、声をかけ、隣に座った。
この頃、はやっていたのは、ビールにタバコを入れてニコチンでグロッキーにさせ、お持ち帰りすることであった。
悪いこととしりながら、女がトイレへ行ったすきに、どっぷりとタバコをビールにつけた。
心穏やかでないが、期待は100%あり。
女はビールをガブガブのみはじめた。が、変化無し。
がっかりし帰ることにした。勿論女も途中まで。
ところが、天は我らに味方した。
女の歩き方があやしい。よろよろ。
どうしたのっと優しく声をかける!
困ったな!もう終電だし、タクシー乗り場は長い行列。
泊まって行く?
変なことをしないからさ、こっちは3人だし心配しなくていいからね。
なんて、心にもないことを連発し。優しいお兄さんに変身。
無事に騙してアパートへ到着。ニタニタしながらジャンケンをし獲物の捕獲権利を決めようとした。その時、女は苦しそうに吐き出した。
ん?何か手違いが?
もしかして、タバコが効きすぎたか!
お前薬買ってこい。水もってこい。洗面器もってこい、てんやわんやの騒ぎ。
結局朝まで寝ないで看病。
たまに、こんなこともあるさ!
なんて、嘯いて、タクシーで送り届けました
。
女は親切に扱われたことに感謝し、お礼を言いました。
人の悪運って分からないもんですね(笑)。