残念ながら、『型稽古』を何年、いえ、何十年、稽古をしても『技』は身につきません。


一生稽古をしても、身につきません。


なぜならば、型の稽古だからです。


何年も何十年も稽古をすれば、上達します。


しけし、上達するのは、型稽古が上達するのです。



型がある日突然、技に変わることは残念ながらあり得ません。


『型稽古』は『型』を身につける稽古だからです。


『技』を身につけるには、型稽古ではなく『技稽古』が必要です。



型を身につけるには、型稽古‼️


技を身につけるには、技稽古‼️


至極、当たり前なら事です。



では、そもそも、型稽古と技稽古の違いは何なのか?


私は合気道S.A.に入門した当初、型稽古で型を覚えると、自動的に技が身につくと思い込んでいました。


機動隊や警視庁のSPに指導経験のある合気道S.A.創始者の櫻井文夫代表は、明確に型と技の違いを理解されていて、指導をして頂きました。


おかげで、目から鱗が落ちました。


型稽古は技の構造や原理を学ぶ稽古。


技稽古は、型稽古で身についた型を実戦で使えるようにする稽古。


型と技の違いは『抵抗』や『反撃』の有無です。


型稽古では、技を受ける役割の人から、抵抗や反撃は一切ありません。あってはならないのです。


技の構造や原理を習得するのが目的なのが、型稽古です。


初心者が相手から抵抗や反撃を受けてしまうと、合気道技になる前に、力技、腕力の技になってしまいます。


それでは、自分より大きくて強い力の相手には掛からなくなります。


技稽古では、相手からの抵抗や反撃に負けない技を稽古します。


そこに合気という技法の原理の修得が必要になります。


では、型稽古はいらないのか?


最初から型稽古をしないで技稽古に入ればいいのでは無いか?


そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、型稽古は必要です。


型の稽古は、技を身につけるまで過程の稽古方法です。


型の修得をした後に、技稽古に入れます。


私の稽古場では、目安として、2段以上で3段、または3段を目指す生徒さん達は、技の稽古に入って行きます。


ただ、ここで注意して欲しいのは、型稽古といっても、技の型を稽古しないといけません。


型稽古には落とし穴があって、相手の無抵抗、無反撃の協力により、技につながらない「型のための型稽古」に陥る可能性が高いのです。


反撃や抵抗にあっても、それらを貫通する技に繋がる技のための型稽古をしないと意味がありません。


合気道S.A.に入門する前に、既存の流派の合気道の有段者からよく聞いた言葉は「自分の合気道が実戦で使えるかわからない」でした。


するとその後に続いたのが「合気道は戦わない武道だからそれで良いのかもしれないが…」


私はその時、こう相手に話しました。


「戦わないは高尚な精神だが、理不尽な暴力に押し潰されるような武道だとしたら、それは武道の本来の存在意義をなくしているのでは」


私の信じる武道は、自分と自分の大切な人を守る技術です。


その信念が合気道S.A.の『(護身)使える合気道』と一致したので師範まで稽古が続けられました。


型のための型稽古であると見抜いたら、すぐに辞めていたでしょう。


余談が長くなりましたが、合気道S.A.越谷・春日部では、技のための型稽古をしっかり稽古をした後に、技稽古に移行します。


合気道の型ではなく、技を身に付けたい方は、是非、稽古体験をされてみて下さい。

 


◆合気道S.A.越谷・春日部に、ご関心をお持ちになられた方は、是非、稽古の見学をされて下さい。


◆また、合気道は体験しないとわからない武術です。一日無料稽古体験も出来ます。


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合気道S.A.越谷・春日部 HP

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