鉄道と共に歩んできた鉄道連絡船③ | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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今回も青函連絡船八甲田丸についてご紹介します。


連載記事となっています。前回の記事はこちらからご覧ください。


鉄道と共に歩んできた鉄道連絡船②


前回ご紹介した操舵室は4Fでした。

エレベーターで1Fへ降りると車両甲板があります。


今回は青函連絡船八甲田丸(青函連絡船)の一番の見どころである車両甲板をご紹介します。


旅客に関しては自分で歩いて鉄道から鉄道連絡船に乗り換えることができますが、荷物を運ぶ際は鉄道などから船に積み替えまた鉄道などに積み替える必要がありましたが、貨物車両をそのまま船に積み込み輸送できる貨車航送(車載客船)が行われていたのです。その貨車を入れていたのが車両甲板です。


八甲田丸1F(車両甲板)は鉄道車両置き場となっています。車両を船に乗せるときは、港にある可動橋と接続し車両の出し入れをしていたそうです。可動橋については次回ご紹介します。


現在も車両甲板は展示のために何両かの車両が積載されています。


キハ82 101 気動車

北海道の函館本線などで活躍していた気動車です。気動車は安全上現役時には、車両甲板には積載できなかったそうです。また主に貨物列車が積載されており、乗客は青森駅または函館駅で鉄道から鉄道連絡船に乗り換えをしていました。


スユニ50 509.510

2両保存・展示されています。かつて鉄道による郵便輸送があった頃に郵便車として活躍していた車両です。


★DD16 31 ディーゼル機関車

この車両が鉄道連絡船車両甲板の入換作業を行っていました。


600(833) 事業用貨車(控車)

貨車ですが当車両に荷物を積載するわけではありません。入換時に上記のようなディーゼル機関車が直接、車両甲板に入ると重みに耐えれないことから、当車両が機関車と甲板に積載された貨車の間に繋がれ入換作業を行います。他にも3(760.834.835)が保存・展示されていました。


6000(6798)車掌車

かつて貨物列車には車掌が乗務していたので最後尾に車掌車が連結されていました。


5形式9両が保存・展示されていました。


重たい鉄道を船に乗せ運航して車両が傾いたときには大変なことになります。


ですから車両甲板の一番奥には連結器があり、これで車両と連結して固定するほか


車両にも固定器具が設置できるように穴があります。これと船の留め具で固定していました。つまり青函連絡船に車両を積載するには固定器具が設置できる穴がないとできなかったのです。


1F(車両甲板)のもうひとつ下に降りることができました。B1F(2甲板・エンジンルーム)です。


主機室


総括制御室


発電機室


船の機械構造はあまり詳しくないのですが、おそらく船の心臓部分だと思います。




見てて、面白かったのですがなにがなんだかわからないのが残念でした。


B1F(2甲板・エンジンルーム)の見学後、もう一度先程の1F(車両甲板)に戻り階段を上がると入館した場所に戻り見学は終了です。


博物館内を紹介しましたが、見どころは博物館外この船(八甲田丸)の外観にもたくさんあります。先程ご紹介した車両甲板の外側や貨車を出し入れするのに使用した可動橋など次回ご紹介します。


鉄道と共に歩んできた鉄道連絡船④


ご覧いただきありがとうございました。

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