柑仔店(kám-á-tiàm)➡よろずや、食品雑貨店、grocery store s | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾ドラマ『用九柑仔店』、日本でのタイトルは『いつでも君を待っている』。張軒睿(デレク・チャン)くんが主役でがんばっている名作ドラマ。原作は阮光民さんの漫画です。


このドラマもセリフの多くは台湾語で、タイトルも台湾語。どんな意味かと言うと、

まず「柑仔店(kám-á-tiàm)」は台湾語でよろずや、食品雑貨店、grocery store …。なぜ「柑仔(kam-á)」(みかん)のお店が「よろずや」になるのかという理由については諸説ある。

一つは「みかん飴」から来ている説。もう一つは、野菜とかを入れる浅くて丸い籠🧺のことを台湾語で𥴊仔(kám-á)」と言うからというもの。後者が断然有力だし、辞書にはそちらの方しか載っていない。多分漢字が難しいから(スマホでも打てない)似た発音の柑仔(kam-á)が当てられているのだと思う。




「用九」は必要なモノは9割がた揃ってる…といった意味だが、おじいちゃんが孫の俊龍に説明する場面がある。

八じゃちょっと少ない、十はとっても多い、間をとって「用九」にしたと。売ってる物たくさんあるっちゃけん「十」でいいっちゃない?と言う俊龍におじいちゃんは、「いや、何事も多すぎるとは逆によくないったい」と答える。

用九(īngkiú)と永久(Íngkiú)、台湾語の発音が似ているというのもちょっとした鍵。

這裡 也許沒有24小時的便利,
但卻有永久的暖心♡

悲しみ要素は若干多めだけど、いや、これもホントいいドラマです。