こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今日は世界遺産の街、ウラジーミルを紹介させて頂きます。ウラジーミル、スーズダリは「白亜の建造物群」として世界遺産に登録されています。この季節、街は雪で真っ白、街中が白一色になります。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の28mm、ISO1600、f5.6、1/8、AWB、鮮やか)

ウラジーミルの街は、ヴォルガ川水系のクリャージマ川の河岸段丘の上に広がっています。眼下には、シベリアに通じるロシア鉄道の線路と、真っ白に完全結氷したクリャージマ川が見えます。クリャージマ川は11月から4月まで年間のうち半年くらい結氷するそうです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の35mm、ISO1600、f4.5、1/40、AWB、鮮やか)

ウラジーミルのウスペンスキー大聖堂は、12世紀の半ばに(日本では源平の内戦の頃!)、白い大理石を使って建築されました。建物の高い位置に、手の込んだレリーフが入っており、こんな硬い石をよく削ったな、と先人の技に感動です。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の28mm、ISO1600、f5、1/50、AWB、鮮やか)

白い大理石に対する装飾という点では、間違いなく№1なのがドミトリエフスキー大聖堂の壁面レリーフです。12世紀後半建築のこの建物には、神により創造された世界美と完全性を賛美し、君主の権力の優位性を肯定する意味が込められているそうです。ちょっとおどろおどろしいですが、、

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の35mm、ISO1600、f5.6、1/10、AWB、鮮やか)

ウラジーミルの歴史は非常に古く、10世紀まで遡ります。12世紀の繁栄の後、モンゴルの侵略が200年以上続き、街の建物はほとんどが破壊されてしまいました。当時のもので残っているのは、ウスペンスキー大聖堂、ドミトリエフスキー大聖堂と黄金の門と言われる城郭の門3か所だけです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の53mm、ISO1600、f4.5、1/10、AWB、鮮やか)

ウラジーミルは、その後再建され、街には多くの教会が建てられ、古い建物が残されています。冬の真っ白で寒々とした風景の中で、街の明かりがほんのり温かみを感じさせてくれました。