ジアパウダーαで生成した微酸性次亜塩素酸水の水素イオン指数(pH)を測ってみた | TERANC TERANC

TERANC TERANC

― DIYと読み手がしんどい髭日記 ―

▼ この記事を読む前に、まずはこちらを熟読してください。

 

次亜塩素酸水の空間噴霧と販売実態について

 

ノロックスの安全性および有用性について

 

 

前回、超音波式加湿器で噴霧する次亜塩素酸水について書きました。

 

 

 

あれから1ヵ月が経ち、現在の我家の利用状況はどうなのかを書いておきます。

 

▼1台目はリビングのnorox (https://norox.jp/

 

▼2台目は寝室のノーブランド製品

 

 

 

最初に導入したnoroxは、購入後間もなく本体も液剤も品切れとなったため、代用できるものを探しました。

 

2台目の超音波式加湿器は次亜塩素酸水対応ではないですが、今のところ調子良いです。

 

 

最初は生成方法、濃度、pHに着目しつつ、液体で発注していましたが、やがて自宅で使用直前に生成することが合理的であることや、今後も継続して使用することになりそうな現状から、ランニングコストも考慮し、ジクロロイソシアヌル酸Na水溶液を使用直前に自宅で生成する方法に落ち着きました。

 

 

 

ところで、次亜塩素酸水 と呼ばれているものにも、生成方法によっていくつかの種類があります。

 

・電解水 ・・・ 塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解して生成する

 

 

 

・混合水 ・・・ 次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈混合して生成する

 

 

 

・その他 ・・・ ジクロロイソシアヌル酸Naを水に溶かして生成する

 

 

尚、混合水  ジクロロイソシアヌル酸Na水溶液 は、食品添加物の次亜塩素酸水(電解水) とは別モノです。

 

 

自宅で次亜塩素酸水を生成するにあたり、まずは水素イオン指数(pH)や、有効塩素濃度を測らないと始まらないため、手頃なpH測定器から購入しました。(有効塩素濃度の測定方法については検討中)

 

今回は、購入したデジタル測定器のキャリブレーション(校正または較正)をおこない、自宅の水道水と浄水器でろ過した浄水のpHを測定したのでレポートします。

 

 

 

 

⑥精製水で洗浄。

 

 

以上でキャリブレーションは完了です。

 

 

6. キャリブレーションが正しくおこなわれたかチェックのため、電源を入れ直して3つのカップを測ります。

 

▼酸性よし

 

▼中性よし

 

▼アルカリ性よし

 

バッチリです。

 

 

さっそく、自宅の水道水から測ってみます。

 

 

pH 7.22

 

 

次に浄水器を通した水道水です。

 

 

pH 7.31

 

 

誤差の範疇なので、浄水器を通したこととpHは関係がないとは思います。

 

水温がやや低いですが、水道水は、ほぼ中性であることがわかりました。

 

 

続いて、液体で発注した次亜塩素酸水を測ります。

 

こちらは、混合水(次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈混合して生成) です。

 

 

 

液性表記が 弱酸性 と大雑把なのは、生成してから使用するまでに様々な環境要因でpHが変化するからでしょう。

 

製造年月日 2020.03.07 から 1ヵ月 でどう変化しているでしょうか。

 

 

pH 6.41

 

お、思ったより優秀です。

 

浄水器を通した水道水で4倍希釈して、いつも噴霧している塩素濃度50ppmにするとどうでしょうか。

 

 

pH 6.50

 

pH7.31の浄水で希釈したので、こちらも予想通りこうなります。

 

肌への刺激が少なく、次亜塩素酸が活性化される理想的なpHの範疇でした。

 

 

 

では、肝心の ジアパウダーα(ジクロロイソシアヌル酸Na) で生成したらどうでしょうか。

 

 

 

 

開けてみます。

 

 

小さじすじきり1杯で2リットル。

 

 

さて、どうでしょう。

 

 

おぉ・・・こちらも優秀 pH 6.32 です。

 

 

こうして、まずは次亜塩素酸水を液体で仕入れるのはやめました。

 

今後、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム水溶液 を深掘りして行こうと思います。

 

有効塩素濃度有機物との反応速度 が気になりますね!

 

水温が上がったら、また測ってみたいと思います。