前回記事:咲-Saki-210局 感想・考察

 

 

 

というヤオキンさんの何気ない呟き。

一般人にとっては何ということのない呟きなのですが、我々の業界には激震が走りました。

 

「こ、この鉄塔は…………!?」

 

 

早速、それらしい場所を発見する慧眼の探訪勢。

 

 

そして、すぐに現地に赴くフットワークの軽い探訪勢。すべてがすばらですね!

 

かつて、だーはらさんはこの背景を求めて東京中の河川敷を捜索したそうです。

そして、私自身は以下のように考察しておりました

 

個人的に一つ推察するのであれば、背景も秋で皆の制服も夏服から秋仕様になっているこの状態。
そして、もしもこの4人が一堂に会するとすれば……それはコクマ以外にないのでは?
彼女たちがこの制服を着ている秋ということは、竜華が留年していない限り同じ年。
即ち、長野県ではないかと思うのですけど、どうでしょう。
立先生の行動範囲や咲-Saki-世界的に考えてもそんな気がしてなりません。
後は長野中の河川敷を洗い出すだけです。

 

しかし、蓋を開けてみればまさか大阪とは……。

 

それでも、上記理由により現在のインターハイが終わった後の秋であろうということには変わりないので、そのタイミングでこの4人が、阿知賀編にてAブロック準決勝の大将戦を行った面々が大阪に制服で集まっている理由というのは非常に気になります。

あれですか、全日本ジュニアの選抜メンバーを決める試合が大阪で行われていたりいなかったりするんでしょうか。

スタジオキムチさんが立先生にメールを送ったそうですが、真相が非常に気になります。

 

ともあれ、今年は公式からのヒントにより未発見だった舞台が本当に多く見付かっていますね。

帰省する際にでも、怜-Toki-の舞台と共に寄りたいものです。

 

 

さて、以下は最新話感想です。

未読の方はゆめゆめご注意あれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南二局2本場 優希、ホンロートイトイ三暗刻
阿知賀 125300(-6200)
清澄 109200(+12600)
白糸台 88000(-3200)
臨海 77500(-3200)

 

前回は、優希の四暗刻を見切っての跳満により、ガイトさんの和了を潰した所でした。

それに対し、珍しくガイトさんが口頭で感想を伝えます。

それに答える優希の言葉は「常人の1万倍はタコスを食べているからな」。

 

これには、あの優美で温厚で朗らかな玄さんも

(何言ってるのこの人…)

という反応。

玄さんに心内語とはいえ「この人」呼ばわりされるのはなかなかのなかなかですね。

 

ただ、

(何言ってるのこの人…)

と思っているのは照である可能性も少なからずあります。

玄さんだったら心内であってもさん付けして呼んでいる方が自然である一方、照の言葉選びであるならば非常に自然ですからね。

 

ちなみに、咲-Saki-ファンは常人の数倍タコスを食べているので参考にならないため、特に咲-Saki-ファンでない方々にアンケートを取った所、タコスは人生でも数えるほどしか食べたことがないという意見が大勢を占めました。しかし、一方で家で作って1年に数回食べますという方も。

のべ300年に食べられるタコスを60個程とすると、常人の平均は5年に1タコスほど。

その1万倍となると、5年で1万タコス≒1年で2000タコス≒1日で5.5タコス。

 

一回で3個程度のタコスは普通に食べますし、優希であればもっと食べていそうなのでかなり実態に近い数値ではないでしょうか。

 

1年に2個のタコスを食べれば、麻雀で和了した時に

「常人の10倍はタコスを食べているからな」

1年に20個食べれば

「常人の100倍はタコスを食べているからな」

と勝ち誇っていけます。

ぜひ積極的に使って「何言ってるのこの人」とツッコミを入れられましょう。

 

私は

「常人の100倍は玄米茶を飲んでいるからな」

「常人の100倍はどら焼きを食べているからな」

といった感じで使っていきたいです。

 

 

冗談はこの辺にして。

 

和了を阻止される嫌な形で親を迎えたガイトさん。

ここで臨海の幕間に。

 

ガイトさんが何故臨海に来たのか、監督も知らなかったとのこと。

流川楓のように「近いから」というような理由の可能性も考えてしまいましたが、ダヴァン曰く

「船でかよえるから」。

流石お嬢。

そういえば、プレシャスメモリーズのカードにもなった伝説の神回105局[旧友]でも、船着き場にいてそのまま出発しそうな雰囲気もありましたもんね。

 

それに対するミョンファさんのバッサリっぷりがあまりにも秀逸。

ハオに対する、何とも名状し難い眼差しのコマが最高過ぎました。

咲-Saki-シリーズで「スタンプにして使いたいコマ」をランキングにしても、(阿知賀を除けば)確実にベスト5に残るであろう絶妙な表情。前後の郝慧宇さんも良い味を出しています。

やはり私は臨海ではミョンファさん推しだなと再確認させてもらいました。

 

吹き出しについているネリー、ミョンファ、ハオのそれぞれのデフォルメもかわいい。

 

あまりに破天荒なミョンファ、怖い顔で適当なことを言って更に混迷を深めさせるネリー、まともに見えてラーメン狂いのダヴァンという面子の中で、ハオの純粋な常識人ぷりが光り輝いています。

 

「私のお尻をイクラでも叩いていいですよ」

と、好物の魚卵を絡めたダジャレをもぶっこんでくるミョンファは今回本当にキレッキレ。

ここに愛宕洋榎さんでもいれば的確にツッコんでくれたろうに惜しい……

 

しかし、ここで更にとんでもない新情報を盛り込んできました。

 

「私自身はマイクロバイオロジーで生み出されたモノですから」

 

!?!?!!?!?!?!?!?

な、なんだってーーー!?

 

学術研究都市ソフィアアンティポリス出身というのは、本当にそういう意味ですか。

そもそもこの咲-Saki-世界では同性同士でも結婚して子供を産めるということもあり、人工授精や体外受精に関する技術体系も大きく異なるとともに高度に発達している可能性があります。

ミョンファさんは見た目だけなら完全に西洋人なのに姓名がアジア系なのは父親の遺伝子を色濃く受け継いだのかなと思っていましたが、そうではなくゼロベースでフランス人として作られたが故であるのかもしれないと。

生まれてからまだ数年とかだったら確証を得られるのですが、年齢は17歳と14巻の幕間にて明記はされています。

詳しく明かされることはないとは思いますが、大変気になりますね。

14巻巻末の謎の涙の理由をひもとく鍵の一つもここにあるかもしれません。

 

マイクロバイオロジーで生み出され、牌に愛されたような能力を持ち世界ランカーになっている(しかも超美少女)。これは凄いことだと思いますが、そんな科学の粋を先天的な更に牌に愛された子が更に上を行っていると思うとなかなかに熱いです。

 

しかし、郷に入らずんば郷に従えの間違いを指摘できるダヴァンは大分日本語に精通しているなと。

 

ちなみに、ガイトさんの臨海に来たもう一つの理由は

「世界の強い同世代と日々鍛錬できる」。

東東京の絶対王者である臨海、首都圏の中でも最も麻雀の強い者が集まる高校といえば、少なくとも3年前は臨海であったことは間違いないのでしょう。

時には中国麻雀など相手のフィールドにも立って研鑽を積み続けるガイトさん。

個人戦3位の実力の礎となる向上心を感じます。

 

サトちゃん、と薬局にある某マスコットのような呼び方でミョンファに呼ばれてるのはかわいいですが。

ホェイちゃん、ネリーちゃん、ミョンなど、今回は臨海内でのお互いの呼び方が解ったのも収穫でした。

 

ダヴァンの「どうですカネ」は、魚卵が好きなミョンファの「イクラでも叩いていいですよ」に対しての、おカネが好きなネリーに向けた天丼なのかどうか、私気になります。

 

何はともあれ、この面子で積み重ねてきたものが確実にガイトさんの力になっている。

それを示す和了が、クイタンのように見せかけ自ら7mカンで壁まで作っての9m単騎待ち。

ツモ切った2p単騎とて悪い待ちではなく、むしろタンヤオも付けられる中での見切り。

 

和了できない役満より和了できる跳満を選択した優希に続いての、和了できない3翻より和了できる2翻。それも同じトイトイで優希からの直取りという、自分の和了を奪われた意趣返し。点数は低くとも熱い闘牌です。

 

これによって点数はこう。

 

南三局0本場 智葉、トイトイ
阿知賀 125300
清澄 105300(-3900)
白糸台 88000
臨海 81400(+3900)

 

そして、勢いづいた智葉は更に疾風迅雷の和了を見せます。

 

南三局1本場 智葉、ツモタンヤオ三暗刻
阿知賀 121200(-4100)
清澄 101200(-4100)
白糸台 83900(-4100)
臨海 93700(+12300)

 

 

玄さんがいるのでリーチはできない状況ですが、これはリーチしても裏ドラを見なければ点数が変わらない形。

優希のホンロー三暗刻に対してタンヤオ三暗刻でやり返した形ですね。

 

最下位にいる打ち手が強いとき――

たやすく逃げ切らせてはくれない

必ず追い上げるように打ってくる

 

これはこの局面のみならず咲-Saki-シリーズ全般に言えることですね。

しかしながら、その最下位にいる打ち手こそは高校生最強のチャンピオン。

 

そしてそして、ここがやはり咲-Saki-はすばらだ! と思わせられた所なのですが、ガイトさんにとっては照は宿命のライバルでありながらも昨年の世界ジュニアでの最強の相棒でもあると!!

いやはや、この構図の熱く滾る様ときたら!

 

ちなみに、142局よりコクマでは高校2,3年生がジュニアA、高校1年生と中学3年生がジュニアBという区分であると明らかにされています。

一方、166局[邂逅]では、熊倉さんが藤田プロとジュニアメンバーを選抜する話をしている時に「今年は宮永姉妹が鍵」という発言もしています。

コクマでは1年生は別区分ですが、世界ジュニアは1年生でも出られるどころかネリーが去年の世界ジュニアで活躍している所からサッカーのU-18に近い形態であろうと予想されます。

時期的にはインターハイの後であろうことから、インターハイで活躍した荒川憩も当然メンバーには選ばれていそうですが、「相棒」という表現が意味するところを考えるとどんなメンバーだったのか、もしかして憩ちゃんはいなかったのか、などとも考えさせられます。

 

しかし、照とガイトさんがいながら、あるいは一昨年には照をも破った戒能さんや、それに繋がる活躍をした藤白七実がいながら

「今年こそは決勝リーグですか」

という藤田プロの発言からすると、数年予選リーグで敗退していることも匂わせられ、世界の強豪のヤバさを間接的に感じさせられます。

 

去年の代表は誰だったんでしょうね。

衣は実績的にも招聘されていておかしくなさそうですが、世界ジュニアで強敵と戦えていたなら言及されていそうな気がします。飛行機が苦手でもおかしくないですし。

後は有力なのは姫様、竜華、洋榎、遊佐さん辺りでしょうか。

セーラに関しては、本番では自分より先輩が活躍していたということで、蔵垣るう子や穂積緋菜さん辺りも候補。

霞さん、はっちゃんも強さ的には全然行けそう。

 

み、見たい……

今のインターハイが終わった後、オールスターで世界の強豪に挑む世界編、堪らなく見たいです小林先生……

何年掛かるかわかりませんが、いつまでもご壮健であられることを祈るばかりです。

 

もしも今年のメンバーを選ぶとしたら、宮永姉妹と荒川憩さんまではほぼほぼ合意が取れることでしょう。

 

次点はガイトさん、怜、竜華、セーラ、洋榎、衣、姫様、霞さん、爽、豊音、ルールによっては哩姫辺りを多くの人が挙げるでしょうか。

しかし、私は客観的に言ってもここの一角に今の玄さんは十分食い込めると思います。

日本の代表となった玄さんを全力以上で支え、応援したい。

 

まあ、そもそも世界ジュニアのルールやチームの人数も明らかになっていないので机上の空論ではありますが、そういうのが楽しいですよね。