丸の内風OLの育児日記

丸の内風OLの育児日記

2011年12月生まれの男の子のママです。
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息子の中学受験が終わった。

 

無事2月1日の受験まで走りきって、合格の2文字を見ることができ、親としてとても誇らしい気持ちでいっぱいである。

 

これがゴールではないし、むしろスタート地点に立ったばかり

これから楽しく充実した中学生活を送れるよう母は願うばかりである。

 

息子の受験については、頑張ったのは本人であり

親としては大したことはしていないのでどこまで書くか悩ましいところではある。

 

ブログやネットの世界では

御三家や、難関校の合格体験記などは多くあるが

中堅校以下の体験記はあまり見受けられない気がする。

 

絶対そっちのがボリュームゾーンなのに。。

 

我が家は、中堅校を目指すボリュームゾーンであった。

こんな考えで中学受験する親もいるのかぁという気持ちで読んでいただきたい。

 

まず入塾まで遡る。

住んでいる地域や会社の同僚など、私の周りには中学受験組が多い。

なので中学受験が特別なことと思わない雰囲気があった。

 

みんな口を揃えて中学受験をしてよかったと言う。

私立中に進学した本人も、親も、みんな同じく受験に対して肯定的な意見が多い。

 

どうやら中学受験は良いらしい。

 

3年生の3月に塾を探し始める

 

この時点で遅かった。

 

一般的に3年生の2月がスタート時期である。

 

入塾に際し、一番ゆるやかな中受塾を選ぶ。

というか、息子が選んだ塾がそうだった。

入塾後に、かなり緩いよと中受したママ友から教えられる。

 

体育会系や受験に全力投球という方針の塾はおそらく息子には合わないだろう。

しかし、今考えるともう少し慎重に選んでもよかったと思う。

入塾テストで一番最初に合格をもらえた塾にしてしまった。

 

もともと中学受験塾に入れた理由は以下の内容からである。

 

公立中学に給食がない。

つまり毎日お弁当を作る必要がある。

 

私立中には学食があるらしい。助かる。

 

これが私のスタートラインである。

 

明らかに意識が低すぎる。

 

その他、

学童代より塾代のほうが安かった(4年生時と比較)

家にいても、YouTubeを見たりゲームばかりしている

コロナ禍で外出できず勉強を始めるのにいい機会だった

コロナ禍で私立中学はオンライン授業に切り替えするなど柔軟な対応を見て良いと思った

 

そしてなにより思ったことは

小学校高学年の時に覚えたことは

大人になっても記憶が定着しているという事

 

息子にとって一般教養を身につけさせるのに一番いい時期だと思った。

 

脳のメモリを ゲームの呪文や、ポ○ケモン(伏字の意味)キャラの名前覚えるために使うなら

県庁所在地、平野、山脈、歴史的上の人物で是非とも使っていただきたい。

 

中学受験に必要な知識は大人になってからも絶対に役に立つ。

間違いない。

私も小学生のうちに身につけたかった。

 

私立中の過去問を見た時に思った。

これだけの問題を小学生で解けるような知識が身につけられたら絶対いい!

 

その確信のもと、習い事と学童代わりに中受塾をおすすめした。

中学受験のメリットを息子にプレゼンした。

 

高校受験をしなくても良いというのも魅力であったが、公立中でも全然いいと思っていた。


正直息子が楽しく通えれば学校はどこでもいい。

林真理子さんの「小説8050」や、中学受験の母の狂気的な本を読んでちょっと怯えた。

息子の成績に一喜一憂しないように心がけた。

 

塾に関しては、息子は最後までずっと楽しく通えていた。

お友達がたくさんでき、一度も辞めたいとは言わなかったし、たいへんなら辞めてもいいよ?と言っても、むしろ「絶対やめないから!」と言いながら通っていた。

 

塾の授業は楽しそうだった。

夏期講習中は、学校より楽しいしずっとこの生活(塾で8時間勉強)を続けたいと言っていた。

小学校は体育と給食だけでいい!と言いやがった。

 

まじか。

義務教育の敗北を感じる

 

学びの楽しさを教えてくれた塾には感謝である。

 

しかし、楽しさと息子の偏差値には、相関関係がある。

彼の偏差値は塾の中でずっと、真ん中〜ちょい下のほう

 

だいぶ体調悪い時の人間の体温くらいの偏差値

(あくまで塾の偏差値)

 

塾に関しても、追加の演習などは受けず、最低限の講習のみ受講

宿題も半分くらいの基礎的なところのみ、テストは間違えた問題のみ解き直しを1回程度。

わかった気になって終わる。

 

中学受験ガチ勢と比べると勉強していない方の部類である。

 

正直私は、それでも十分勉強していると思っていた。

比較対象が、受験しない小学生だったからである。

 

外で走り回って欲しかったし小学生らしくゲームもすれば良いと思っていた。

 

塾のない日は公園で遊んでいたし

家でゲームしたり、YouTube見たりしても

やることさえやってれば、だいたい許容していた。

 

5年生の頃は夏期講習をほんのり休んで旅行も行ってる。

中学受験母の才能がなさすぎる。

 

なんなら2月の入試期間中もYouTube観ていたしゲームもしていた。

 

我が家は、最低限やることやったら好きなことしていいという方針だったので、休日塾のない日は、早起きして10時くらいにくもんと塾の宿題終わらせて、そこから1日自由を謳歌するような生活をしていた。

 

息子がそんな調子だから、なにかアドバンテージになることはないかと考えた。

 

ある日、英検加算というものを知る。

 

英検3級以上を保持していると受験の点数に加点される学校がいくつかあった。

英検加点や、グローバル入試というやつである。

というわけで英検準2級を目指すことにした。

 

導入校は年々増えているし、英検はとても良いと思う。

小1からくもんのプリントを毎日かかさず、1日15分くらいやっていれば

小学生のうちに3級〜準2級くらいの学力は着くと思う。

 

息子は、1日30分〜1時間程度、塾の宿題と並行して1ヶ月半くらい私と一緒に勉強し

6年生の秋に無事、準2級に合格した。

 

ここで、ちょっと気が緩んだ気がする。

準2級合格し、本人、なぜか受験も合格した気になっていた。

(ように見えた)

 

絶対にここの学校に入りたい!という気持ちが本人も私もなかった。

学校説明会や文化祭に行ったけど、どこの学校も素敵で教育方針も納得できて

「私立なら、どこに行ってもいいよね。学区内の公立も悪くないし、どっちでも良いね」

と夫と話していた。

息子は自分の学力にあった私立に行きたいという感じだった。高望みとか皆無で合った。

 

1月後半になっても、我が家には穏やかな時間が流れていた。

コロナやインフルが心配だったので1月後半は小学校を休ませたが、滅多に口を出さない夫が「受験生とは思えない。。」と呟くほどの生活態度であった。

 

だから第一志望校と第二志望校に落ちた時に

私も息子も、考えの甘さを後悔した。

 

押さえの第二志望の学校だって、倍率5倍以上で人気校だ。

よく考えたら落ちてる子のほうが多いし

当然、不合格の子達もたくさん努力してきたであろう。

後になって知ったけど、去年から志願者2倍くらい増えていたらしい。

 

そもそも息子の周りは学力が高いお友達が多く

小学校のクラスでも御三家や難関校を目指す子が多い。

 

だから、このくらいなら息子でも入れるだろうのボーダーラインを間違えた。

 

前年実績と過去問でいけると思ったけど

受験した2校はどっちも今年志望者増加していた。

前年実績とかアテにならないと思った。

 

入試でちょっと高めの中堅校に行ったとき思った


みんな面構えがちがう。って

 

他の受験生親子みて

あ、やばいかも。。って

 

あとがなくなって、

2月3日の受験日に、ようやく息子からも必死さが伝わってきた。

 

2月2日の夜は私もすごく反省して

息子も、すごくショックを受けていて、こんな思いをさせるなら

もっとちゃんと勉強みればよかった、もっといろんな学校を見ておけばよかった、など色々後悔した。

 

私の人生で三本の指に入るかなってくらい反省した。

下に弟がいたら、もっとこうして、ああしてと、存在しない仮想第二子の場合まで無駄に考えた。

 

本人は受けた2校はどっちも合格すると思っており

ダメだったら公立中学に行くし、絶対受かるから落ちた時のことは考えないと言っていた。

 

その時聞き流していたけど、もっと親として考えたり、行動したり、伝えられることはあったと思う。


彼はまだ人生経験未熟な小学生だもん。

 

そして、2校が不合格で公立中学かなと思っていたところ息子から

「やっぱり、どうしても私立の中学に行きたい。

最後までチャレンジしたい」

と言われた。

 

2月2日に志望校探しから始めた。

家から通学できる範囲で、良さげな学校見つけて

すぐAmazonで過去問ポチって当日配送した。


その日の夜から翌日午前中までに、息子は4年分の過去問を解いて2月3日の午後受験に臨んだ。


英検加点の受験日は終わっており、もっと早く申し込んでおけば良かったと後悔した。


結局英検の力は使わず、苦手な算数で勝負し合格を勝ち取った。

中学受験は体力と算数勝負と言われていた理由が分かった。

 

受験前日に塾の先生に

「ここの学校受けようと思いますが、可能性的にどう思いますか?」

と聞いた。初めて伝える学校名なのに

「去年も合格実績あるし、可能性は高いと思います」と言ってもらい

息子には、海外研修や、男女比の話もしていて

「校風合ってると思うよ」と言ってくれて、プロだわぁと思った。

 

塾は、保護者会や説明会を毎月のように開催してくれていたのに

入塾後1回目と、受験前の最後の1回しか参加していない上に

受験校を決める最後の個別の面談も受けてない。


中学受験の親としての意識が低すぎる。


中受親に言ったらみんなちょっと引いていた。

 

ちなみに、息子は2月1日の午前、午後に第二志望の学校を受け、ダメなら2月2日の午前にも受ける予定だったが、2日午前は受験をしないという決断をした。

2日午後が本命校だったので、そっちに集中するためである。


私は息子の意見を尊重し、出願はしたものの最後は息子の判断に任せることにした。

 

そこは流石に塾の先生から説得のための電話がかかってきて

「受験しなかったら可能性が0だよ。あとで後悔しないようにチャレンジしたら?」

的なことを言ってくれても息子の意思は堅かった。

 

「中学に入ったら一番なにがやりたいの?」

聞いてくれたんだけど息子が

「陸上部に入って陸上頑張りたいです」

と答えたら、間髪入れずに

「(第二志望校)陸上部ないよ・・」

と冷静に指摘していて、プロだわぁと思った。

(2回目)

 

最後にご心配かけて申し訳ない。

 

大手なのに本当にアットホームな塾であった。

 

中学受験は親が伴走と言うけど、

私に関しては、息子6年になったら、大学の卒論ずっと書いてたし

12月1月になぜか転職活動し始めるという

受験生の親とは思えないくらいフリーダムマザーだったので、もう少し寄り添いが必要だったかなと思った。

 

ちなみに夫に至っては、2月3日と4日に京都であるライブのチケットを取っていて

(第一志望に合格したら行く、不合格ならキャンセルすると言っていた)

 

よりフリーダムであった

夫が2日の合格を本気で祈る姿みて、それライブに行きたいから自分のために祈ってるやろと思った。


ちなみに、不合格を見て他県に住むフォロワーさんにチケットを譲りに夫が深夜に出かけて行った話をしたら、中受母たちちょっと引いてたよ。

 

 

勉強はやり方間違えると効率が悪いので

各科目ごとの勉強の方法は教えた。

暗記系は息子は得意になった。


あとはやるかやらないか本人しだいだから

「勉強をしろ」とは全然言わなかったと思う。

 

不合格のショックからとは言え、息子の口から

「もっと勉強しろって言って欲しかった」

と言われた時は、子育てムズイわ!と思った。

 

最終的に合格いただいた学校は

入試の日に、学校説明会を開催してくれて、教育方針やカリキュラムを聞き、とても素敵で、もっと早くから調べていたらここの学校も絶対出願していたと思えるくらい息子にあう学校のように思えた。


大学進学率も高く、高校受験からでは入るのが難しいと感じて、最後まで諦めない判断をした息子は偉かったなと思った。

 

もっと学校説明会には行くべきだったなと思った。

 

息子に「ちなみに、もしも、第一志望校から繰り上げ合格の電話かかってきたどうする?」

と聞いたら

「行かないよ!入学する学校の方がずっといいもん!海外研修行けるし!」

と言っていて、彼のポジティブさ、いいなと思った。

 

 

これは本心で、息子にも少し伝えたんだけど

小学6年生のうちに一度挫折をする経験ができたのはよかったと思う。

まだ全然取り返せるし、人生の中で大事なことを受験を通して学べたと思う。

 

もし第一志望校に楽に合格していたら、

もしかしたら大人になった時に

もっと大きな挫折を経験するかもしれないし、その時は今より大きなダメージを受けるかもしれない。


息子と人生について話し合えたし、この経験をこれからどう活かせるか考えることができたと思う。

 

中学受験をしなければ、経験できなかったし、受験を通して私も息子も成長できたと思う。

 

 

小学3年生くらいのお母さんから中学受験について相談されたら

「おすすめだよ!」とは軽々しく言えない。

 

お金もかかるし、我慢することもあるし、

長期休暇はお弁当作りや、送り迎えなど親の負担もある

塾との相性もあるし、塾だけだと不十分なこともあるし

暗記の手伝いや、算数の問題を一緒に解いたりすることもある。

勉強に関して無頓着な旦那にちょっとイラッとすることもある。

 

だけど、うちは中学受験して良かったよと自信を持って言える。

 

息子も中学受験してよかったと言っているし

私も、本当によかったと思っている。

 

世間的に見たら、難関校でもないし

結果だけみると大したことないかもしれないけど

うちの家族にとっては大成功体験である。

 

途中で辞めずに最後まで頑張って2月に受験ができた。

不合格でも最後まで諦めないでチャレンジして合格をもらった。

息子の頑張る姿を見させてもらい、親として幸せだった。

 

まだまだ親として未熟で日々反省することが多いけど…

息子を社会の一員として送り出すまでは適度な距離感でこれからも見守りたいと思う。


生まれた時は、とにかく大きな病気や怪我なく成長してくれればそれで良いと思っていた。


こんなにステキな男の子に育つとは驚きである。


いや、まだ全然子育て終わってないけど


まだ今後どうなるかわからんが、現時点では私から出てきたとは思えないくらい、友だちが多く、明るく、性格の良い、素晴らしい人格の持ち主である。

 

これから、反抗期を迎えるかもしれないし

親の介入も減ってくるとおもうので

子育てブログはこれで最後にしようと思っている

 

息子が生まれた時から、ずっと続けてきて

もし私が死んだら、思い出として息子に読んでもらえたら良いなと思って始めたブログ

私が長生きしたら、老後の暇つぶしに読もうかなと思って続けてきたブログ

 

老後に夫とこんなことがあったねぇと、仲良く読めたらいいなと思う。

 

と言いつつまた、いつか戻ってくるかもしれないけど

 

末筆になりますが

こんなしょうもない個人の記録ブログを読んでくださった方

今まで、交流のあったブロガーさん

ありがとうございました。

 

それでは、またどこかで