昨晩台湾から帰国したばかりですが、図書館総合展及び海老名市立図書館視察のため横浜入りしている戸田ですm(_ _)m
さて、台南市公共図書館のレポートです。
蒲館長にご対応頂いたのですが、ここの図書館の特徴は各セクション、セクションにテーマを持ち通り一遍の図書館運営をしていないということでした。
例えば、児童図書コーナーでは声をあげようが、遊ぼうが、本を読もうが全然OK!また、年配者の方々のコーナーをあえて児童図書コーナーに設置し、孫を連れて来くる高齢者自ら楽しめるような工夫をこなしていました。
また、ヤングアダルトコーナーの書棚は徹底して四段(僕の胸元あたり)までにしており、空間と取りやすさ探しやすさを追求しているようでした。
日本のマンガ本コーナーもユニーク!もちろん、台湾語に翻訳されていました。
そして、一般貸し出しや公開をしていない特別書庫も案内して下さりました。
そこは、日本統治時代に集められた日本語の蔵書16000冊、当時の新聞記事などが重要に保管されていたのです。
保存状態も非常に良く、日本人としてただただ感謝の気持ちになりました。
加えて、台南の文化や芸術、そして暮らしが、これらの蔵書から伺えるように日本の影響を受けているものとも感じました。
尾花市長は、台南市長に対し「新設される和歌山市民図書館と台南市公共図書館とが何らかの形で提携が結べるよう模索したい」と述べられました。
今後の海を隔てて行なわれるかもしれない、和歌山市と台南市の図書館交流にもご注目ください!