韓国初の遺伝子治療剤「インボサ」、認可取り消し

虚偽資料提出でコーロンを告発へ

 韓国食品医薬品安全処は28日、韓国初の遺伝子治療剤「インボサ(INVOSSA)K注」の認可を取り消すと発表するとともに、「虚偽資料の提出が確認された」として、発売元のコーロン生命科学を検察に告発する方針を明らかにした。
 ひざの関節炎治療剤として認可されたインボサは、軟骨細胞ではなく、腫瘍を誘発する可能性がある腎臓細胞を使用していたことが分かり、今年3月から製造と販売が中止された。コーロン側は「でっち上げや隠ぺいはない」と主張した。
 韓国取引所はインボサを開発したコーロンティシュージンの上場廃止を検討すると表明した。決定が出るまで同社の株式売買は停止される。コーロン生命科学も売買停止となったが、29日から売買が再開される。


>国食品医薬品安全処は28日、韓国初の遺伝子治療剤「インボサ(INVOSSA)K注」の認可を取り消すと発表するとともに、「虚偽資料の提出が確認された」として、発売元のコーロン生命科学を検察に告発する方針を明らかにした。

 これはまた香ばしい記事ですな・・・

 ウリナラ初の遺伝子治療薬ニダ!とホルホルしていた「インボッサ」がどうやら詐欺薬だったみたいです!

 コーロンと言えば、日本の田辺三菱製薬を関わりがありました。

韓国コーロン生命科学の新薬「Invossa」、457億円で日本へ

 2016年11月02日10時57分
 韓国のコーロン生命科学(Kolon Life Science)が世界初となる変形性膝関節症の細胞遺伝子治療を目標に開発している新薬「Invossa」が日本市場進出に成功した。

  コーロン生命科学は日本の田辺三菱製薬にInvossaを計457億円で技術輸出する内容の契約を締結したと1日、明らかにした。田辺三菱製薬は、契約金25億円のほかに、Invossaの日本国内の臨床試験・許可・商業化が進むごとに段階別技術料(マイルストン)として432億円をコーロン側に支払う。田辺三菱製薬はグローバル製薬会社のうち売上上位50位内に入る製薬会社だ。

  コーロン生命科学のイ・ウソク代表は「厳格な品質管理で知られている日本市場に成功裏に進出し、今後、他国に対する技術輸出にも弾みがつくものと期待する」と話した。

  Invossaは、韓国内のすべての臨床手続きを終え、ことし7月に食品医薬品安全処にコーロンが品目許可を申請した変形性膝関節症の細胞遺伝子治療薬だ。早ければ来年、韓国で発売される。
 遺伝子治療薬は、病気の原因となる遺伝子を正常な遺伝子に変えたり、治療効果がある遺伝子を薬として使ったりする治療薬だ。最近、世界のバイオ製薬業界が注目している市場だ。2000年代初期以降、中国・ロシアなどで初めての遺伝子治療薬が開発されたが、北米・欧州など先進市場では最近になって市場が開かれた。2012年、欧州で遺伝子治療薬「グリベラ(Glybera)」が欧州保健当局の許可を受けて以降、グローバル企業が本格的に投資を増やしている。
 Invossaが韓国食品医薬品安全処から許可を受ければ、遺伝子が改良された細胞によって変形性膝関節症を治療する世界初のバイオ新薬として記録されることになる。

  コーロン生命科学によると、Invossaは韓国内の臨床過程で変形性膝関節症患者に注射によって一度投与された後、1年以上痛みの緩和と関節機能の回復効果が持続したという。老化による軟骨損傷が主因である変形性膝関節症は、韓国500万人をはじめ、米国(3300万人)・日本(2700万人)・中国(1億人)など世界で患者が急増しているが、これを根本的に治療する薬(DMOAD・Disease-modifying osteoarthritis drug)はまだない。 
  このため、患者は消炎鎮痛薬と物理治療で痛みに耐え、症状が悪化すれば損傷した関節を人工関節に変える手術を受けている。さい帯血幹細胞を損傷した軟骨部位に注入して軟骨を再生する「CARTISTEM」(メディポスト開発)もあるが、これは治療“薬”ではなく“手術”に属する。  

 Invossaはコーロングループが世界初のDMOADを目指して17年間で1100億ウォン(約100億円)以上投資して開発した。コーロングループは1999年に韓国と米国にバイオ企業をそれぞれ設立し、韓国ではコーロン生命科学が、米国ではTissueGene,Inc(TGI)が研究と臨床試験を行ってきた。現在、米国でも臨床第Ⅱ相が完了したことに続き、来年から臨床第Ⅲ相が始まる。

  コーロン生命科学のイ・ゴニョン企画チーム部長は「リウマチ治療薬が世界数十兆ウォン規模のバイオ医薬品市場を生み出したように、Invossaが世界の変形性膝関節症治療薬市場を切り開いていく」としながら「グローバル商業化に向け、海外の製薬会社との協力を引き続き議論している」と話した。免疫体系の異常によって関節に炎症が起きるリウマチ関節炎の場合、これを治療するヒュミラ・エンブレル・レミケード・リツキサンなど有名抗体バイオ医薬品が全体医薬品でグローバル売上トップ10位以内に入って市場を主導している。

  Invossaの日本技術輸出は韓美薬品が独ベーリンガーインゲルハイム社に技術輸出した抗がん剤(オルムティニブ)がことし9月に失敗(開発中断)に終わってから初めての技術輸出となる。昨年、韓美薬品の相次ぐ技術輸出以降、活気に包まれていた韓国バイオ業界はこのオルムティニブ事件以降は雰囲気が沈んだ。
 Invossaの場合も、全体契約規模は5000億ウォンに迫る金額だが、このうち4700億ウォンは日本国内で臨床と許可がすべて完了してこそ受け取れるマイルストンだ。

  コーロン生命科学関係者は「遺伝子治療薬は世界的にもまだ技術輸出が少ない初期市場だが、最近になってグローバル製薬会社が投資を拡大している分野」とし「Invossaを手始めに世界的な遺伝子治療薬企業として成長していきたい」と話した。                 


> コーロン生命科学は日本の田辺三菱製薬にInvossaを計457億円で技術輸出する内容の契約を締結したと1日、明らかにした。田辺三菱製薬は、契約金25億円のほかに、Invossaの日本国内の臨床試験・許可・商業化が進むごとに段階別技術料(マイルストン)として432億円をコーロン側に支払う。

 コーロンが開発したと言い張っていた「インボッサ」を、

 <丶`∀´>ノ 「ウリナラ独自ギジュチュをチョッパーリに売りつけてやったニダ!」

 と言って、田辺三菱に457億円で売る契約を交わしたのです。

 当時、オイラは田辺三菱、大丈夫か?と思ったのですが、案の定・・・

田辺が細胞医薬の契約解消を求めるワケ

 田辺三菱製薬は、2017年12月20日、韓国Kolon Life Science社から導入していた他家の細胞治療薬「Invossa」のライセンス契約を取り消す旨の申し入れを行い、それに関する交渉を開始したことを発表した。同ライセンス契約とは、2016年11月、田辺三菱がKolon社から、変形性膝関節症(OA)の症状改善を目的としたInvossaの国内での独占的開発・販売権を取得し、田辺三菱がKolon社に、契約一時金として25億円を支払うというものだ。


 契約から1年後、田辺三菱はコーロンの疑惑に気づいたようで契約破棄に動いていたのです。

 両社は現在も契約破棄について係争中らしいのですが・・・

 今回の件でコーロンの疑惑が証明されたようですな。

 しかし、田辺三菱の偉い人たちは、『Kの法則』を知らなかったのでしょうな~。

 あの国とは関わっちゃいけないとあれほど言われているのに・・・