第3節 ボアルース長野vsペスカドーラ町田(延期分) | 荒牧太郎オフィシャルブログ「全ては勝利のために」Powered by Ameba

第3節 ボアルース長野vsペスカドーラ町田(延期分)

新型コロナウイルスの影響で延期されていたホームでの町田戦。

 

前半のうちに3点を取る理想的なスタートを切ることができましたが、

 

その後の決定機をものに出来ず、最後はパワープレーから同点にされてしまい、

 

初の連勝。年内最後のゲームでの勝利。最下位脱出。

 

そのどれも達成出来ずに終わってしまいました。

 

ただホームゲーム最後の挨拶でもお伝えしましたが、

 

決して悲観する結果ではなく、むしろ前向きに捉えるべきだと思っています。

前回同様試合前に監督含め全員と様々な試合展開を想定して入りました。

 

しかしその時も無理やりポジティブに発想を転換することは理解出来ても、

 

どの様に戦っていくのかなど、具体的なイメージまでは出来ていないんだなと感じていました。

 

この試合でも良い形で3点先取しましたが、その後の展開をどう持っていくのか、

 

1点ずつ点差が縮まっていく中でどうすれば持ち直せるのか、

 

何が相手の脅威になっているのか、相手が嫌がる戦い方なのかまでは、

 

そこまでイメージ出来ている選手がいないのが分かっていたので、こういう展開も想像出来ました。

 

これは決して悲観してるわけでも、諦めているわけでもなく、

 

試合中に急に普段やっていないことをやろとしても出来るわけもなく、

 

ここで何とか勝ち点3を目指し、結果獲得出来ても出来なくても、

 

この戦いの中で様々なことを経験し、感じ、考え、普段の練習の質を上げるしかないと知っているだけです。

例えば前でボールを奪いたい相手の背後をどうやって突くのか。

 

攻撃の時間を増やしたい相手に対してポゼッションを増やして時間をどう使うのか。

 

ハーフで守る効果的な守備をよりどう強固なものにするのか。

 

脅威になるカウンターの精度をどう上げるのか。

 

これは口で言ってすぐに改善出来るものではありません。

 

練習はしていてもその重要性に気付いていなかった選手が、

 

この試合の悔しさから普段の練習でその部分にいかにこだわれるのか。

 

そこが僕らの伸び代です。

 

今まさに様々なことを経験し、監督やベテランがそれを解説している段階です。

 

個人的にそんなものを飛び越して勝利に導ける存在であればと、

 

キャリアの中でずっと思って来ていますが、

 

僕はそんなスーパーな存在ではなく、そもそもチームとして勝利を目指し、

 

それに1人の選手として貢献することしか出来ないんだと痛感しています。

 

なので、悔しい想いや焦りはもちろんありますが、

 

全力でダッシュをしつつもゆっくり一歩ずつ階段を上がっていくしかないことも理解しています。

この試合で年内の活動は終了し、少しの休みの後アウェイ北九州戦からスタートします。

 

みんながこの期間どう過ごすのか。

 

オフ明けに今まで経験したことや悔しさを持ち続け、

 

年始の挨拶も早々に済ませ、課題に今まで以上に全力で取り組めるかが勝負になります。

 

優勝争い同様、残留争いも最後まで盛り上がった方がリーグ全体の盛り上がりにも繋がりますし、

 

観に来る方々にも1試合以上の付加価値のある試合を楽しんでもらえると思います。

 

そしてこういうプレッシャーを感じながら日々過ごす選手やクラブの伸び代に期待しています。

 

苦しい結果が続いていましたが、そこからも光を見出し、

 

成長に何が何でもつなげていく。

 

そんなシーズンですが、少し休んでもまだ続きます。

 

フットサルは甘くないし、F1は甘くない。

 

そして伝統や歴史も簡単に築き上げることは出来ません。

 

その1つ目を今みんなで築こうとしています。

 

その重要性、価値が分かるからこそ、苦しみすら楽しんでまだまだクラブ全員で闘います。

 

やったろー!

 

 

 

おしまい