慶応用語辞典


ア行

アシクサ【名】 デート、逢引  略してアシ若しくはクサとも呼ばれる事がある。

        用例:「おいおい、Aの奴、渋谷でクサらしいぜ」
           「だから、ダッシュで帰りやがったのか!あの野郎~!」


アン・ド【名】 普通部の食堂で販売している、中に餡が入ったドーナツの略。


1月10日【名】 福沢諭吉翁生誕の日。確か普通部では休みになった憶えがあるが定かではない。


エグ・い【形】 きつい、酷い 転じて有り得ないなどの状況を指す事もある。エグい教授、エグい授業、エギー練習など。また、エッギーという形容体に変化する場合もあり、その際の発音は1オクターブ上げることが必要。さらには裏声で発音する事により、より状況が切迫していることを仲間に知らせる事が出来る。

        用例:「今日、Tの奴、抜き打ち(テスト)やるらしいぜ!」
            「マジかよ!?超エギーな~。」


江戸敷地鉄砲州【名】 慶応義塾の発端の地。現在は碑が立っている。

           用例:「塾生としては、1回は鉄砲州行かね~とな!」
              「まあな!」       ※普通は行かない。







カ行

学問のススメ【名】 福沢諭吉翁渾身の作品。塾生のバイブル。


ガマ【名】 1980年代、普通部で教鞭をとられた生物教師の別称


気品の・泉源知徳【名】 福沢諭吉翁が唱えた、義塾の一つの目的。塾生・塾員もこの範たることを示さねばならない。


ギャボ【名】 ①はげ、はげた人、
         ②1980年代頃、普通部で教鞭をとられた数学教師の別称    
         ギャクボタルが縮まり、ギャボに変形。

類似語にピスタチオなどがある。


ギ・る【動】 盗む、持ち去る  類似語にパクるなどがある。

         用例:「今日、リコーダー忘れたから購買から笛ギってきたよ」
            「マジで!?音楽終わったらちゃんと返しておけよ!!」


グリーン・ハウス【名】 見晴らしはだけ素晴らしいが、汚らしい塾高の学食。通常、グリーンと略される。

            用例:「おい、昼グリーンでモヤシ食おうぜ!」
                「お、いいね。」


君【名】 慶応義塾では先生が福沢諭吉翁のみであるという概念から、教授ですら○○君と呼ばれる。
        
     用例:「また☆☆君、休講だよ」※通常は呼び捨てが多い。            
         「おいおい、次の講義まで2コマも空いてるよ~、うぜ~なあ」


慶応カード【名】 慶応義塾とクレカ会社が提携しているカードで、塾生・塾員その家族などが保有できる。慶応義塾関連施設の割引・優待などが受けられる。


慶応義塾開講記念日【名】 4月23日が開講された日とされ、休みとなる。

塾生の場合、ここからゴールデン・ウィーク気分となる。


慶早戦【名】 基本的に全ての種目を言うのであろうが、一般的には野球・ラグビーのイメージが強い。

特に野球は休講となり、第三戦までもつれると3連休になる為、愛校心のない塾生ですら手にあせ握る。


校内大会【名】 普通部における球技大会。サッカー、バスケットなどがあり好成績を収めたチームにはメダルが授与される。


ゴリマツ【名】 慶應高校の体育教師の別称。由来はその「ゴリラのような」風貌からであるという説が強い。(ゴリラ・マツイ連結説)。


コロッケ【名】 普通部の食堂で販売されているコロッケバーガーの略。


コンペティション【名】 福翁自伝で、競争をコンペティションに当てはめたと福沢諭吉翁は述壊している。






サ行

質素【名】 普通部生のあるべき姿。良く併用される言葉に端正がある。


実学【名】 福沢諭吉翁が唱えた、虚ではなく日常に役立つ学問。


社中【名】 福沢諭吉翁が唱えた、塾生・教職員などの総称。


塾員【名】 慶応義塾卒業生の総称で、慶応義塾規約に定められている。平成16年時点で総数29万人。


塾高生【名】  女子高・志木高など他の附属高校と区別され日吉にある慶應義塾高校が呼ばれる名称。一般的に内部では同じ男子高としては塾高(生)が主流、志木高(生)が亜流と見られる。なお、進学塾に通う受験生(中学生)は慶應日吉・慶應志木と呼んで区別する。


塾生注目!【名】 飲み会などで発表、自己紹介を行なう前の枕詞。自己紹介のときは少しさぶい。

        用例:発表者「塾生注目!」
               皆「なんだ~?」  ※さぶ…


水泳学校【名】 福沢諭吉翁が塾生皆泳を唱えた為、普通部生は強制的に参加が義務付けられる。ここで学べば、どこの海に出してもやっていけると言われている。


スキー学校【名】 蔵王・滋賀高原で開催される普通部のスキー学校。


素点【名】 塾校において、全科目を足し、その科目数で割った点数。

       通常、落第当落線上は年間を通じ、5.4点。

       用例:「お、おい、前期の素点幾つだった!?」
           「5.6…。」
          「マジで!?俺も同じだよ!!マジ後期、気抜けねーな…。」






タ行

多摩川ハイキング【名】 普通部で毎年開催される、多摩川の川べり40kmを1日で踏破する苦行。しかし自由参加。


端正【名】 普通部生のあるべき姿。良く併用される言葉に質素がある。


チャイ・語【名】 中国語の略称。


ツイスト【名】 普通部の食堂で販売されているただ捻っただけのドーナツの略。


独立自尊【名】 独立して世に処し、自らの独立と威厳を保つこと。慶応義塾のHeart&Soul的言葉。






ナ行

内部(生)【名】 塾高では、普通部・中等部から進級してきた者を内部(生)と呼び高校から入学してきた者を外部(生)と呼ぶ。大学では、附属高校からの進級者が内部(生)と呼ばれ、大学からの入学者が外部生と言われる。内部意識が顕著な現れと評する学説もある。

         用例:外部生「内部生って、マジアホばっかだな。」
            内部生①「外部生って頭良すぎだな…。」
            内部生②「おう、神だよ。俺らも昔は神童と呼ばれたのにな…」


並木【名】 日吉駅からキャンパスにアクセスする銀杏並木道。毎朝、8:20始業の塾高生がダッシュする様は風物詩。なだらかであるが、意外にキツイ。


ノー・ベン【名】 テスト前に全く勉強していないこと、またその様。

        用例:「俺、マジ今日ノーベンだよ!!」
           「いや、俺も俺も!!もう落(ラク)るかな…。」






ハ行

ババ【名】煙草、シガー   動詞は吸うではなく、喰うが正統派の使い方。
                 用例:「ちょっと、ババ喰いにいかね?」
                     「(ダウナー形で)ウ~イ。」
 
ひよ・裏【名】 普通部サイドにある商店街。塾高生から上はひよ裏で飲食する事が多い。

          用例:「ひよ裏でまったり打ちますか?」
               「いいけど面子揃う?」


日吉会堂【名】 塾高の体育館。地下にはトレーニングマシーンなどが豊富にある。


普通部通り【名】 日吉駅から普通部に一直線にいける通りの名称。始業前は、ダッシュで走る普通部生、諦めてゆっくり歩く普通部生に類型化される


福翁自伝【名】 日本の自伝中、最高峰と呼ばれる。塾生のバイブル。


ふくちゃん【名】 慶應高校の体育教師の別称。 
         鉄仮面の如き無表情で柔道を教える姿には迫力があったと言われている。だが、あだ名は
         かわいく、由来は本名からという説が一般的。

         用例:「男が男にほれるってこともあるんだな」
            「おう、柔道やってるふくちゃんはマジかっこいいよ!」


ブッチ【名】 さぼること 動詞的にブッチするなどが使われる。  

       用例:「おい、今日午後からブッチして渋谷いかねぇ?」
          「午後は楽勝科目だけか…。よし、行こう!」


フラ・語【名】 フランス語の略称。


保護者会【名】 普通部において開催される、保護者向けの説明会。同時に成績及び素行などが知らされる為、
        成績の悪い普通部生が戦々恐々となる日。

        大抵、保護者会後に保護者同士の交流会が開催される。

        用例:「おい、明日ついに保護者会だよ…。」

            「やっべーよな。おれウラジオストック経由で逃げるわ。」


ポテト【名】 グリーン・ハウスで売られているポテト。食し方はケチャップをかけて割り箸でほおばるのが粋、通とされている。とされていた。(だが、現在では、ケチャップかけないらしいです。割り箸で食べるのはさらに稀みたいです。)※2004年に塾高を卒業された方から、ご指摘を頂きました。有難うございます。






マ行

マジ【名】 ①本当に、②非常に、とてつもなく 
      若者の新語と同じ意味を持つが、イントネーションが微妙に異なる。
      エグ・い【形】と併用する事が多い。その場合、マジエグイ、マジエグなどの名詞形に変化する。  
         用例:「ヤッベー、前期の素点5点切ったよ…。」
            「え!?そりゃマジエグだな!!」


まむし谷【名】 塾高内のグリーン・ハウス裏辺りから、道なき道を進むと出現する体連のメッカ。口語ではまむしとも略される。

 用例:
  「Nって、マムシで、の×そしているの生徒に見られて性格、変わったらしいぜ」
  「やっぱそうか…。」


まわし【名】 体育会において、粗相などをした場合、先輩からしごかれる事。マラソン系が多い。

    用例:「おい、昨日Tが○○さんに挨拶しなかったらしいぜ…。」
        「やっぱ!Yさんも超機嫌悪かったもん。今日はまわしか…。」


三田会【名】 塾員同士が自発的に運営するOB会のようなもの。地域、職などでも結成される為、マメな塾員は
        毎日が三田会、アル中になりかねない。平成16年度現在、900弱確認されている。


むる【動】 ①怒る、むかつく、②腹が煮えたぎる 便宜上、むるが名詞的にムリで使われる場合もある。

      用例:「あいつ、マジムリしてたな…。」
          「おう、ビックリしたよ!」


モヤシ【名】 塾高の学食で人気ナンバーワンのモヤシラーメンの略。

       用例:「おばちゃん、もやし一つね♪」
           「あいよ!」





ヤ行


ヤマコウ【名】 慶應高校の英語教師の別称 由来は本名からという説が一般的。広義にヤマコウ・マジックがある。落生になりそうな自分の担任するクラスの生徒を引き上げるパワーの持ち主という口伝があり、現に編纂員の友人も危なかった者が二人くらい無事進級した。 また、その特技から塾高生からは厚い信頼を集め、一部塾高生の間では現人神とも崇拝された。※2004年、塾高生達から惜しまれながら定年退職。

        用例:「俺、落(ラク)らなかったよ!!」
            「あの成績で!?マジ、ヤマコウ・マジック炸裂だな!」
            「いやぁ~、ヤマコウ様々ですよ!」





ラ行

ラーメン・二郎【名】 三田キャンパス近くにあるそばや。病み付きになるエキスが入っている上、量が多く二郎の店主も塾生をかなり意識している模様。特に体連に入っている塾生の盛りを恣意好意的に多くしている。

           用例:店員「また塾生来ましたよ、体連のグループ。」
              二郎「うひゃひゃ!」
              店員「また‘マシ’地獄ですか…。」


落生【名】 奮闘・努力の甲斐も無く、落第してしまった学生。塾高で落第すると、遍くさん付けで呼ばれる事になる。

      用例:「Hさんて、ああ見えても落生らしいな。」
         「おう、Hさんて頭良さそうな顔してるのにな落生なんだな。」


落第会議【名】 成績不振者を落第させるか決める会議。

          特に普通部の落第会議は不透明で、予断を許さない。

      用例:先生「Y君、明日の落第会議、君かかってるから。」
          生徒「マジっすか!?」
          先生「明日は家で待機しててね。落ちたら直ぐ連絡するから。」


らく・る【動】 落第してしまうこと。転じて、非常に自分がヤバイ状況にあることを示す場合もある。
        用例:「俺多分、落(ラク)るわ。」
            「どうせ大丈夫なんだろ。俺のほうがヤバイよ。」


労作展【名】 普通部生が夏の労作の成果、その覇を競い合う展示会。優秀作品には赤い札が付けられる。






ワ行

ワン・ボックス【名】 トイレの個室に、二人で入った場合、理屈抜きに「喫煙行為」と見なされる、塾高のローカルルール。この為、例え慶応義塾の発展、日本の将来について、あつく話し合っていたとしても停学処分が課される。


編纂に当たって

   THANKS TO 

              普通部:ナベ、リョーマ、山、SHIN、OH!
 
              塾高 :シスコ、堀、りょう
 
              大学:和、GAKU、はる