神と共に生きる真なる息子娘として

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神と共に生きる真なる息子娘として、真実、正義、原理の道を行くことを訴える桜井正実のブログ(前stfgraduateのブログ)

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「真のお父様の第1回のご来日~聖地決定の旅にお供して」

お父様が日本に初めて来られたのは1965年の1月末で、2週間日本に滞在されました。この旅程は全世界に聖地を決めるためのものであり、日本を皮切りに世界40か国、120か所に聖地をお決めになりました。その帰途、9月に2週間日本に立ち寄られました。

今回の証しは、このときのお父様を証しする前編となります。櫻井夫人がお父様と出会い、信仰の原点となった非常に貴重な証しとなりますので、関心のある方は是非足をお運びください

時間:2018年6月24日(日) 14:00~17:00

場所:新宿(詳細は参加申請者に個別にお知らせいたします)

 

申込先:yuusinokai2016@gmail.com

1.第4次アダムについて

 

諸星くるとさんは第4次アダムがお父様だとする根拠として1999年10月24日、「第4次アダム圏時代の到来」のお父様のみ言葉ということで引用していますが、「第4次アダム圏時代の到来」のみ言葉は1999年10月24日ではなく、10月29日であり、その29日のみ言葉にも諸星くるとさんが引用したみ言葉は一切出て来ません。文鮮明先生御言葉選集にないみ言葉なら出処をきちんと示すべきでしょう。(ついでに束草事件は2003年ではなく2009年です。)

 

最初のアダム、第二アダムのイエス様、第三アダムの再臨主お父様、そして再臨主が地上で真の家庭を築いて第4アダムが出現することで、真の家庭の縦的三代が立ち、第4次アダム圏時代が開かれ、祝福家庭に祝福権が伝授されていったのです。第4次アダムに関するみ言葉を見て行きましょう。

 

引用開始>―――――――――――――――――

 

皆さんの家庭の息子娘が第4次アダムになってエデンの園で植えようと願ったその新しい種を家庭に植えておかなければいけないのです。4次アダムは堕落していない完成アダムと同じです。<287-149 1997.9.14>

 

1次アダムの失敗、2次アダムの失敗、3次アダムが蕩減条件にひっかかったことを清算し、4次アダムの時代に越えて行くのです。

4次アダムの時代に越えて行くといって4次アダムが先祖になるのではありませんの父母を中心として、の父母の指揮下で、そのことが始まるのです。結局はどのようなことが起こるのか?先生が祝福をしなくてもいいです。自分の父母が祝福してあげる時代に入っていくのです。

<293-274 1998.6.2>

 

神様は第1創造主、アダムは第2創造主、孫は第3創造主です。ここから蘇生、長成、完成、3を越えることによって定着します。それで4次アダムを立てることにより、みなアダム、息子、娘から繁殖していくのです。(298-244, 1999.1.8)

 

このような時代を迎えるために先生が今、青少年たちを前に立たせるのです。これが4次アダム圏です。知っていますか? だから転換したら、2世、顯進を中心として収拾するのです。<322‐165~166 2000.5.16>

 

「神様が何度、結婚しようとされましたか? アダム時代、それからいつですか? イエス時代、再臨主時代、それから第4次アダム時代です。4度目に定着したと言うのです。<ファミリー 2000年7月 P43>

 

これから革命をしなければなりません。霊界の革命とともに、地上での革命の仕事が多いのです。もう4次アダム圏時代は先生と関係ありません。もうすべて秋になって種を収めたのです。実を結んだものが何パーセントになったかというのです。完全でないものは植えても出ません。出なければ統一教会の寄生虫になって植えてもならないのですか。出ないようにすると、統一教会の寄生虫になって肥料の塊になるのです。<321-90、2000.4.20>

 

引用終了>―――――――――――――――――

 

 

2.顯進様の世界副会長就任式と亨進様の世界会長就任式のみ言について

 

顯進様の世界副会長就任式におけるお父様のみ言葉が亨進様のときとは全く違い、心から喜ばれ、その摂理的意義を語られていることがよくわかると思います。このお父様のみ言葉を読みながらも、その意味を読み取れないのだとしたら余ほど観点が違うのでしょう。

 

引用開始>―――――――――――――――――

アダム家庭において、神様が1代であればアダムが2代であり、アダムの息子娘たちは3代ですが、3代をみることができなかったことが問題であって、3代の歴史をもう一度立てるためのものが救援摂理と復帰摂理の完成であると考えるとき、この3代を中心として天の公的な責任を任命するということは天宙的な事件であると考えます。

引用終了>―――――――――――――――――

 

動画のリンクを貼っておきますので、まだご覧になってない方はぜひご覧ください。

顯進様の世界副会長就任式の動画を見に行く

 

諸星くるとさんが引用していた亨進様の世界会長就任式におけるみ言葉は私は次のように読み取りました。

 

第4次アダムでありアベルの子女である顯進様と心情一体化せねばならないカインの子女が一体化できず、生じてはならない恨の峠が出来たため、それを越えてくれることを亨進様にお父様が願われたと。お父様の願いは真の家庭の子女様方が一つになることでした。

 

下の内容をまだ読んでいらっしゃらない方は読んでくださればと思います。

 

2008年4月6日

 第49回真の父母の日記念式典が挙行され、お父様は真ん中にお母様、右側に顯進様、左側に國進様を立たせて、次のように語られました。

 

 お母様とカインとアベルの三人が一つになり、アダムを中心として夫を堕落させる根本の元凶となった位置を踏み越えて引っ繰り返し、父がなしておいた位置をつかんで、そこに上がっていくことによって、堕落が無かった、神様が直接連結された血統と真の愛、真の生命の因縁と一致し、真の血筋が連結するのです......明確に締めくくりました。分かりますか? あなたたち兄弟同士で争って分かれることはできません。それが父母を殺した元凶です。ですから、我知らず憎みます。声を聞くのも嫌で、歩いていくのを見れば、後からついて行って殺したい思いが出てきます。

 

 ここでカインとアベルという表現をお父様が使われていたため、教権勢力は、カインである顯進様がアベルである國進様に従順屈服しなければならないと主張しました。真の家庭における兄弟関係が、復帰摂理におけるカインとアベルと同じものだとしたら、それは何を意味するのでしょうか。真の父母様が堕落して、サタンが侵入したので、善側にアベル、悪側にカインを立て、彼らは生まれた時から善悪に分立されていたということになり、カインはアベルを通してしか神様に繋がれないという話になります。

 この時お父様が言われたカインとアベルというのは、真の兄弟の愛の先例を残す、創造本然の兄と弟のことを指しているのです。それ故に、この時の儀式において、お父様は右側に顯進様を立たせ、真ん中がお母様、左側に國進様を立たせたのです。

お父様はこの儀式を通して、お母様にも、顯進様にも、國進様にも、3人が一つになってほしいというお父様の願いを明確に伝えたのです。何故このような儀式が行われたのでしょうか。

 お母様を中心に兄と弟が一つにならなければいけないというのは、真の家庭がモデル平和理想家庭にならなければいけないという摂理原則をおいてみた時にあまりにも当たり前の話です。しかしこの時、教権勢力が一つになって顯進様を追い出そうとする動きが強く巻き起こっていました。

 

「一つになってほしい。」

 

 お父様の懇切な願いは、この儀式を通して明確に伝えられました。「我知らず憎み殺したい思いが出て来る」というくらい、サタンの総攻撃が真の子女様を襲っている時なのですから、祝福家庭はその防波堤となって真の家庭が一つになるように働きかけなければなりませんでした。しかし國進様・亨進様の力が強大だと見た教権勢力は、國進様・亨進様側について、顯進様を追い出して行きました。

 

 

2008年4月16日

 ハワイでの儀式が行われたわずか10日後、お父様は世界平和統一家庭連合の世界会長に亨進様を任命されます。顯進様と國進様だけではもうどうにもならない状況でしたが、國進様は亨進様と親しく、亨進様の言う事なら聞く可能性がありました。そのようななかで、お父様は亨進様に何を願ったと思われますか。摂理原則から判断した時に...... 当然兄弟が一つになることを願われたのです。お父様の願いは3人を立てた2005年から一貫して全く変わっていません。顯進様と國進様が一つになることがお父様の願いであることを知っていた亨進様は、その後どう動かれたでしょうか。

 

 

2008年4月18日

 お父様が4月16日に亨進様を家庭連合の世界会長に任命すると、なんとわずかその2日後の4月18日に、教権勢力は拙速に世界会長就任式を執り行いました。顯進様の世界副会長就任式の時は、数か月間準備をして内外のリーダーたちに知らせ、500名ほどが集まったなか執り行われました。しかし亨進様の世界会長就任式は、顯進様に知らせもせずにわずか2日で準備され執り行われました。何故でしょうか。

 お父様は一度下された決定であったとしても、公式化される前には変わることがあるからです。この世界会長就任式の時、お父様は終始、深刻な表情をしておられました。祝祷される時も、喜びのなかで、世界会長になった亨進様を祝うような雰囲気ではなく、深刻な懇切な祈りをしていらっしゃいました。

 もしこれが後継者任命式であるのならば、顯進様の時のように内外のリーダーを集めて万歳万歳億万歳と叫ばれていたことでしょう。真の家庭が分裂していこうとする絶望的な状況において、亨進様に期待をかけられていたお父様の胸中は、非常に深刻であったのです。

 しかし亨進様は就任するやいなや顯進様を副会長から解任しました。お父様の願いを知っていながら、完全に無視されたのです。亨進様がお母様と葛藤される前までお父様に侍り、その指示に従っていたという話がありますが、それは事実ではありません。真逆のことをされました。

 

 

2008年5月2日

 亨進様のW-CARP世界会長就任式が開催されました。就任式では、まず離任式を行いながら前任者の功労を称えるのが通常ですが、輝かしい実績を立てられた顯進様を呼ばないどころか知らせもせず、顯進様を解任してご自分が会長に就任しました。

 

 

2008年7月19日

 このように弟の子女様方が教権勢力と共に顯進様を追い出す動きが顕著になって行った時、ヘリコプター事故が起こりました。この時お父様はこの事故を天からの警告として非常に重く受け止められたそうです。そして病床にまず顯進様を呼ばれ、そして國進様と亨進様を呼ばれて、「兄を中心として一つになれ」と語られました。この時、顯進様はお父様に、「録音するからもう一度言ってください」とか「私が後継者であると紙に書いてください」ということをされませんでした。側近にのみ、お父様が言われたことを伝えたのです。「お父様が言われたから私に従えではだめだ。彼ら弟たちが喜んで私についてくるようにしなければならない」と考えられたというのです。それが原理の道であるということを顯進様はよくご存知でいらっしゃったのです。

 

 

2008年7月29日

 お父様が兄を中心に一つになれと言われたわずか10日後、亨進様は米国総会長から顯進様を解任して、仁進様を任命します。仁進様という方は10年間、み旨と全く関係ない生活をして来られた方でした。その仁進様を突然米国の総会長に立てたのです。米国というのは、世界摂理の中心の国であり、UPFに責任持たれた顯進様の活動拠点でありました。しかしその米国の総会長から顯進様を解任したのです。この常軌を逸した人事はお父様の指示でなかったことが明らかになっています。

 病床に呼ばれて、國進様も亨進様もお父様の願いを明確に聞いたにも関わらず、完全に無視したのです。

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サンクチュアリで記事を書きながら堀夫妻は今どうお考えなのか、気になっていました。当時、短い時間ではありましたが、ご自宅に招待してくださり、話に耳を傾けてくださったことには感謝しています。当時お伝え出来なかったこともあり、この機会に、答えて行きたいと思います。

 

1.何故顯進様の真実に気づくのに7年間もかかったのかという疑問について

 

それは顯進様が真実をあかされなかったためです。

 

私はUCが顯進様に対して流す情報が真実ではないことに気づきましたが、100%顯進様を支持することができませんでした。「摂理の中心は真の父母様」と信じ、顯進様は真の父母様のもとを離れているという一点がどうしてもひっかかっていたからです。

 

顯進様側の食口の集会に出ても顯進様が一言もこの件を説明されないので、ある食口が顯進様に質問をしました。

 

「顯進様、どうして真の父母様の下を離れるしかなかったのか、その理由をなぜ話されないのですか?」

 

顯進様は、「真の家庭を守るためだ」とだけ語られ、それ以上何も説明されませんでした。

 

お母様がまだ独生女の話も何もされていない時代、誰がお父様とお母様が一つとなっていなかったことを理解できたでしょうか。お父様とお母様が別の方向を向いているなど考えることもできませんでした。

 

また、國進様と亨進様を信じ、3人の子女様が一つになることをどれだけ願い祈ったかしれません。真の子女様が一つになる以外に道はないと考え和解を必死に訴えていました。

 

顯進様は真の家庭に関する件は最大限オープンしないよう努力されました。「愛している」と100回言うよりも、真の家庭を守るために沈黙を守られ、私たちに情報をオープンさせなかった顯進様の行動が、どれだけ顯進様がお母様と他の子女様方を大切に思われ、責任を持とうとして来られたのか、その愛の深さを物語っています。

 

2.お父様は「自分が10年間努力しても、顯進は変わらなかった」「顯進のところに行ったら地獄に行く」と言われたという指摘について

 

お父様は勘違いされることがなく、誤解したり間違った情報に基づいて話されることが全くなく、お父様が語られるすべては真実だと考えていらっしゃるのではないでしょうか?

 

そうであるならば、お父様は誰かの報告を聞いて指示を変えることは絶対に起こらないはずです。実際はどうだったのでしょうか。お父様はああ言ったりもこう言ったりもされましたし、意見を聞かれて決定を変えることもありました。

 

お父様は全知全能の神ではなく、責任分担5%を持った人間であるからです。

 

堀さんが引用されたみ言を検証してみましょう。

 

まずは引用自体が正確ではありません。お父様が2010年7月16日にボート上で神山先生との対話中に話されたというのは、

「もう、ずうっと前に離れたんだよ。何十年前に。」という内容と

「十年以上も離れているんですよ、今・・・わかれたのは・・・そこがアホっぽい、それ。」という内容です。

 

顯進様が何十年前から離れていたということが事実でしょうか?

 

何十年前から顯進様が離れていたとしたら、何故お父様はそのような顯進様を98年に家庭連合副会長に任命されて次のように語られたのでしょうか?

 

「3代の歴史をもう一度起こすためのものが救援摂理と復帰摂理の完成であると考えるとき、この3代を中心として天の公的な責任を任命するということは天宙的な事件であると考えます。(1998.7.19)」

 

3代が立つことなく、神様王権即位式を迎えることが可能なのでしょうか?

3代が立つことなく、双合十勝日を迎えることができますか?

 

お父様と顯進様が2008年までお二人で築かれて来た内容は第二章にまとめられています。

第二章 お父様と顯進様の公的路程から見る神様の摂理

10年間共に歩まれ、お父様が「顯進王」とまで書かれた歴史的事実は誰も否定することができません。

 

だとしたら、お父様は何故あのように語られたのでしょうか。

一体どのような報告がお父様に成されていたと思いますか?お母様・國進様・亨進様・不正リーダーたちは口々にどのようなことをお父様に報告していたと思いますか?


このようなことは過去に何度もありました。偽りの報告にもとづき、激しく顯進様を叱られたことが一度や二度ではありませんでした。そしてそのように不当にお父様から激しく叱られたリーダーたちも大勢いたことでしょう。

 

しかしそのように叱るお父様のみ言葉の一部だけを切り出してお父様の名で顯進様を迫害して来たのがここ数年間の祝福家庭の恥ずべき歩みでありました。一時私もそのなかにいたのですから、これは誰かを責めているのではなく、私自身の悔い改めです。

 

カインの子女の讒訴がなければお父様は顯進様を支持することができたことでしょう。

 

詳しくは下のリンクをクリックして動画をご視聴くだされば感謝です。

お父様と顯進様の本然の父子関係

 

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亨進様は顯進様を追い出そうとするお母様と腐敗した統一教会指導部によって利用され、その後裏切られました。

2015年1月18日に、亨進様が「Breaking the Silence」という動画を発表されたとき、真っ先に翻訳してブログ村で動画を紹介したのは私でした。私には亨進様が「真実に立ち返り、本然の姿に戻ってくださるかもしれない」、「顯進様の真実を証ししてくださるかもしれない」という亨進様に対する期待があったからです。 (2015年1月21日に掲載した記事

 

下のリンクで明かした内容が真実だとしたら、今亨進様がどれだけ間違った道を歩んでいるのか、深刻にならざるを得なくなることでしょう。

サンクチュアリ教会の食口に真実を知らせる方法が他に見当たらないので、過去記事ですがここでもう一度アップします。

 

PART1 亨進様がいかにお父様の願いと逆のことをされたのかということが分かります。

https://ameblo.jp/stfspirit/entry-12328397838.html

 

PART2 亨進様はお父様の人事を無視し、お父様に従っていなかったのです。

https://ameblo.jp/stfspirit/entry-12328655126.html

 

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亨進様の銃を携行した祝福式と家庭連合の対応を見て

 

櫻井正実

 

社会の信頼の喪失

去る2018年2月28日、銃を持って参加する祝福式が、亨進様によってサンクチュアリ教会で執り行われた。よりによって、2週間前にアメリカのフロリダ州で起きた無差別銃撃事件で使われたAR-15(アサルトライフル)を携行しての祝福式である。

 

銃撃事件の被害に遭った高校生が始めた「Never Again(もう二度と)」運動がメディアでも取り上げられ、米国民の意識が銃規制法の強化に向かおうとしていた矢先のことであった。ちなみに、CNNの世論調査(28日時点)によれば、アメリカ国民の間で銃規制の強化を支持する人々の割合は70%に至り、これは1993年以来の高水準だと言われている。

 

こうした状況であっただけに、今回の亨進様による祝福式は、アメリカ国民から大変な顰蹙(ひんしゅく)を買っている。「宗教と銃の結合」がISを彷彿させ、AR-15を用いた点は、社会モラルを著しく欠いていると見られたことであろう。

 

 

お父様の思想と伝統の歪曲

信者に銃で武装し訓練させる亨進様の指導は、お父様の「平和軍や平和警察」といったみ言や黙示録に出て来る「鉄の杖」を独自的に解釈した結果である。一部の狂信者がコーランの教えの一部を歪曲して解釈し、ISを結成した様子と重なって見えるのは私だけではないだろう。

 

お父様が始められた祝福式は、純潔を守って来た男女が神の前に立ち、真の父母様を通して祝福を受け、神中心の家庭を成す誓約をする儀式である。その祝福式を銃を持って執り行い、多くの人々の不安と恐れを引き起こした亨進様の祝福式は、お父様の思想を歪曲し、お父様の伝統を破壊してしまう行為である。

 

それにも関わらず、今回の内容はアメリカばかりではなく、韓国の大手テレビ局でも、「統一教会の文鮮明総裁の息子」が起こした事件として大々的に報道されてしまっている。お父様の思想と伝統を壊すサンクチュアリ教会の事態が、社会の人々から「真のお父様の思想や伝統」を汲むものとして、同一視されていることは非常に嘆かわしいことである。今後もこのような行動が続けば、真のお父様の高貴な生き方を著しく損なわせる結果とならざるを得ないであろう。

 

 

無関係を主張する家庭連合の無責任さ

家庭連合は今回の事態に対し、あくまで、「他団体が引き起こした事態であって、自分たちとは一切関係がない」と一蹴している。しかし今、サンクチュアリ教会を通して問題を起こしている亨進様を正統な後継者であると宣伝し、統一運動全体の方向性の歪曲を許して来たのは家庭連合ではなかったか。

 

家庭連合ではお父様の聖和以後、亨進様がお母様に従わくなったために後継者としての資格を喪失したのだと弁明するかもしれないが、それは真実ではない。

 

家庭連合を「統一教」に変え、UPFを統一教の傘下団体に位置付け、米国総会長を顯進様から仁進様に代えたのは、決してお父様の意向ではなかった。また、神霊治癒礼拝も、聖塩販売も、真の父母様の銅像を持ち出しての天福パレードも、お父様の本来の伝統や摂理観からは著しく逸脱したものであった。しかし最もひどいものは、文國進様、並びに当時の教会指導部と共に推進した、文顕進会長に対する常軌を逸したネガティブキャンペーンと、巨額の資金を投じて訴訟を起こし、真の愛の道を外れた蛮行である。

 

しかし家庭連合は、亨進様が正統なお父様の後継者であるとして、これらすべてを「真の父母様が許可された真の父母様の指示」として容認し、食口はそれを傍観した。その結果が今の亨進様であり、サンクチュアリ教会なのである。

 

 

亨進様を立てたのはお父様ではなくお母様

当時、統一運動全体を導いていた顕進様を退け、亨進様を中心に据えたのは、一体誰の意向だったのであろうか。また、亨進様を立て、神の摂理の方向性をねじ曲げ、訴訟を始めた國進様・亨進様を追い出したにも関わらず、未だに訴訟が続いているのは誰の指示によるものなのだろうか。

 

現在、サンクチュアリ教会に在籍する信徒たちが、家庭連合を離れて、亨進様のもとのサンクチュアリ教会に入教したのは、「亨進様こそがお父様が立てた後継者であるにも関わらずお母様が追放した」と見ているからであろう。しかしそうではないのである。

 

顯進様を後継者に立てた真のお父様の決定に対し、真のお母様と、統一教会指導部が、亨進様を後継者として擁立しようと継続的にお父様に虚偽の報告をし、お父様と顯進様の父子の関係を引き裂いたのである。お母様と亨進様と腐敗した指導部は顯進様を追い出すという一点において結託し、真の家庭が一つになることを願われた真のお父様を裏切って、神の摂理の方向性から逸脱していったということが真実なのである! 

 

サンクチュアリ教会の食口たちは、家庭連合内に矛盾を見いだし、お母様によりお父様の伝統が壊されていると考えたからこそ、サンクチュアリの門を叩いたのだろう。だとすれば、今一度、両目を見開いて見て頂きたい。亨進様の行動の中に、お父様の伝統が生き続け、お父様が生涯をかけて推し進めてきた神の摂理があるのか、を。

 

 

いま一度、真実を追求すべき

それ故に顕進様はこれまで沈黙を守って来られたのである。ご自分を迫害する真のお母様と他の子女様を守り、その責任を自らが背負って神の摂理の道を守るため、必死の歩みを続けて来られたのである。

 

私たちが決して取り違えてはならないのは、私たちが今戦っている相手は、真の家庭を崩そうとするサタンであるという点である。顯進様が誰をも憎まず裁かず、すべてを越えて来られた真の愛の先例に私たちも続かなければならない。この戦いは神とサタンの天宙史的葛藤であり、真の家庭に侵入したサタンを如何に追い出し、真の家庭を再び一つにするのかという戦いなのである。

 

顯進様は、今回の真の神の日から始まった一連の公的集会で、遂に沈黙を破って食口に真実を語られた。その決断の背後には、どれだけの苦悩があったことであろうか。冬のモンタナの山で精誠を捧げられていたというが、神様の前にお母様と真の家庭と祝福家庭全体、そして全人類の救いのために、必死の祈りを捧げられていたに違いない。その上で沈黙を破られたということは、真の家庭の分裂の原因を明らかにせずしては食口が真実に目覚めず、このままではお母様及び他の子女様方の霊的生命も失われてしまうからであろう。真実を明らかにされながらも、「決して裁いてはならない。自らを悔い改めよ」と何度も強調された顯進様であった。

 

短い文章ではとても説明できる内容ではない。もしこの文章を通して「真実」に関心を持ってくださった食口がいらっしゃるならば、是非下のサイトを通して「真実」を追求してくださればと思う。

 

顯進様の真実

 

2018.3.5

 

 

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上の講義動画は、第二章の講義のNo6.ですが、第一章の講義(約2時間)と第二章の講義(約50分)を一気にご視聴されるという方は下のリンクからご視聴ください

第一章を見に行く   第二章を見に行く 

 

※下記文章は動画の内容の正確なディクテーションではなく、読み物として編集されたものです。

 

ーーーーーーーーーーー

 

善の側の主体と悪の側の主体の闘争において、悪の側が強力である場合、神様は蕩減の法則を通じて悪の側を屈伏させたのでした。すなわち善の側の指導者をして悪の側の勢力の迫害や攻撃を受けながら苦難と逆境の道を歩むようにせしめて、それを条件として悪の側の指導者を自然屈伏させたのです。(統一思想 第8章 歴史論4.歴史の変遷)

 

これは正に顯進様が歩まれた道ではないでしょうか。28回に渡る顯進様に対する訴訟と数限りなく続いた顯進様に対する批判キャンペーン、世界の至る所で繰り広げられた妨害工作...... そのようななかでも、顯進様は真の家庭を守る為に沈黙を貫いて来られました。 顯進様に対する批判集会のまとめ

 

万一、それでも悪の側の指導者が屈伏しない時は善の指導者の受難を条件として、すべての民衆を感化せしめて、悪の指導者を孤立させたのです。(統一思想 第8章 歴史論4.歴史の変遷)

 

 ここに「民衆を感化せしめて」とありますが、本当に、食口が顯進様の真実を知れば感動し、一人ひとり目覚め始めることでしょう。

家庭連合とサンクチュアリ教会は偽りの上に立っていますが、顯進様は真実の上に立っています。顯進様と共に神様の摂理の道を歩んだ人々は、顯進様を支持するが故に家庭連合から迫害されて来ましたが、それでも変わらずに歩み続けた理由は、顯進様に真理と善と正義があり、顯進様の言動に真の愛を感じたからでした。

 

 昔原理講師をしていた母(櫻井節子)は、2017年、真の神の日の記念式で数時間に及ぶスピーチを聞いた後、「顯進様の語るみ言葉に全く違和感を感じない。原理そのものだ」と言っていました。

 

 私の兄も、顯進様と直接会う機会を持てなかったので顯進様に対して確信を持つまでは時間がかかりましたが、随分早い段階から真実に気づいていました。「教会全体を何とかしたい」、「自分1人で出てしまったら残された食口はどうなってしまうのだ」と、そしてこっち、あっちと選ぶしか方法はないのかと、一つにする方法論を悩んで来ました。多くのリーダー、また食口を自分の家族だと思ったら、簡単に捨てていくことはできなかったからです。母も知ってすぐ出たわけではなく、出来る限り周りに知らせ、最後は「FPAに入る」と宣言し、立ち上がったのです。

 

 ある人は言います。「喧嘩や争いはよくない」「中間で二つを一つにするのだ」と。しかし歴史を振り返れば、一端サタンが侵入すると、善悪分立が起こり、善側を通して神様が摂理を進めて来られたということ分かります。どちら側が善の側に立っているかは、神様の摂理にどれだけ貢献しているかによって決まります。誰が神様を中心にしているかは、お父様が教えられた原理と摂理の原則を守っているのか、語る言葉と行動を調べれば、今は明確に分かるはずです。今は多くの食口が真実の側に立ち、真のアベルである顯進様と共に行く決意と行動をする時です。

 

そのようにすれば、悪の側の指導者たちも、結局は屈伏せざるをえなくなるのです。これが善悪闘争の法則の内容です。したがってこの法則を「打たれて奪う法則」または「打たれて奪う戦略」とも呼びます。今日まで宗教が迫害を受けながら全世界に伝播していったのは、まさにこの法則によるものであったのです。(統一思想 第8章 歴史論4.歴史の変遷)

 

 顯進様は凄まじい迫害のなかにあっても、真の父母様と真の子女様、そして祝福家庭の為に祈って来られました。2014年9月28日の顯進様の内容を紹介します。

 

 特に皆さんが信仰者なら、謙遜と感謝の態度を持たなければなりません。

どんなチャレンジがあっても、どんな状況にあったとしても、たとえあなたがこれ以上、とても耐えることができないと感じたとしても!感謝しながらその状況を抱くのです。感謝の心で、、感謝!

なぜなら、人生で直面する経験を通して、チャレンジを通して、 本当に神の基準を維持できる、本物の男性と女性に我々がなることができるよう、神は我々を教え育てるからです。

真っ暗な時、真っ暗な瞬間にあっても……一番暗闇が濃かった時……その時お父様のみ言が、私の心の中でこだましました。

「神が大きな祝福を授けたい時、神はいつも私を牢獄に、、、地獄の牢屋に送った。」 それでも私が、その祝福を受けるに値する、真の息子として立つならば、それを永遠なる感謝と謙遜の思いで受けるのだ…甘受するのだサタンの前で勝利的に立ち、人類と人間の尊厳を高めるのです。そうすることによってサタンが讒訴できないように

(通訳者の通訳が入る。その間涙を拭かれる顯進様)

私は皆さんを忘れませんでした。この期間中、私は皆さんのために祈ったのです。(2014.9.28 文顯進会長招請 韓国人祝福家庭集会)

 

 ある人に対する自分の愛が真の愛かどうかは、その相手から嫌われ、批判され、迫害されても変わらずに与えられるか、投入できるかで分かるのではないでしょうか。顯進様はこの期間、全ての人から捨てられたにも関わらず、恨みも憎しみも全て克服され、真の父母様に対する愛を、変わらずに貫き通されました。口で100回愛しているというよりも、真の父母様と真の家庭を守る為に沈黙されて来たその行動そのものが、顯進様の愛の深さを物語っています。顯進様が7年の迫害を真の愛で勝利され、全てを越えられていることがよくわかる顯進様のみ言葉を紹介します。

 

 霊的に成熟した人は独善的ではなく恨みに満ちていたり、復讐心に燃えていません。海のように広く深いのでどんなものも消化することができます。何故なら彼の強さは真の強さの根源から出て来るからです。その根源とは何だと思いますか?どこからだと思いますか?神の絶対的で無条件的な永遠なる神の愛からです。人類歴史の始まりの時から、人間は神の前にどれほど多くの犯罪と罪を犯してきたでしょうか。今日、世界を見た時にも、どれほど多くのことを人類はお互いにしているでしょうか。痕跡を残しています。それでも神様は決して諦めませんでした神様は、人類が再び神様の真なる息子娘の位置に立つということを決して諦めませんでした。人類が、神様の善と正義と真理を表す神の息子娘になることを。それほど、神様は皆さんを愛しています。(2017.1.30 坡州原殿)

 

 2017年12月2日に、家庭平和協会という新しい団体が創設されようとしています。今、統一家のなかにおいても善悪分立は起こっており、善悪闘争の真っただ中にあります。そしてどちらが善側であり、どちらが悪側であるかは、調べればはっきり分かるくらい真実は浮上してきています。私は多くの祝福家庭が真実を知って、自分の家庭を理想家庭にし、平和理想世界王国を立てる摂理の道に同参なさることを心から願っています。最後に、家庭平和協会創設を知らせる広報動画から、顯進様のみ言葉を紹介して、終わろうと思います。

 

人類歴史上初めて、人間が神の真理によって啓蒙され、真の家庭の回復を通して、神の実体的な王国の建設に参加できる機会が訪れました。平和は本当に家庭から始まります。原理と価値がその家庭の中で実現されます。その家庭の中で、神の真理と善と正義が表れるのです。(中略)

私は真の家庭を捨てません。6000年の聖書歴史を通して数多くの善なる人々の犠牲の上に、真の父母が顕現することができる、この摂理の時が到来したのに、皆さんは私がその機会がただ消えていくようにすると思いますか?(中略)

私は全ての矢と槍を消化しなければなりませんでした。私がどのような十字架を背負わなければならなくても、喜んで耐え抜きます。恨みと恐怖とハンを持たずに、幸せに、喜んで、誇らしく、その十字架を背負うなかで神に仕え、地上に神の王国を建設するために尽くします。(2017.8.13 大韓民国ソウル ピースセンター)

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※下記文章は動画の内容の正確なディクテーションではなく、読み物として編集されたものです。

 

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 顯進様を追い出そうとする教権勢力の攻撃の最絶頂期であった2009年8月16日、顯進様がお父様に送られた書信の一部を紹介します。

 

より重要で、より大きな問題は、誤った方針によってもたらされた組織的な危機ではなく、お父様の遺志(レガシー)と、摂理的方向性に関するものです。もし神様の摂理が、統一教会 世界会長(亨進様)の言葉通り、天福宮や超宗教の聖殿を建てることであるとすれば、お父様の遺志は、尋ねるまでもなく統一教と呼ばれる新宗教の創始者となる​​ことであり、天福宮はお父様の最高の実績として残ります。これが本当にお父様の人生を代表しているのでしょうか(2009.8.16 顯進様のお父様への書簡)

 

 お父様が捏造された訓母霊界報告書とお母様とリーダーたちの意見に基づいて判断され、亨進様を立てた場合、摂理の方向性が歪曲される事態が発生するということを顯進様はご存知でいらっしゃっり、お父様に真実を知らせようと努力されていたのです。UPF共同議長解任の2週間前に送られた書信を通しても、顯進様は歪曲されて行こうとする摂理の方向性を守る為に、お父様に書信を送られました。

 

今、お父様の永遠な業績とより重要な神様の摂理的方向に対して戦いをしています。これは妥協できないものであり、決して、 妥協しないでしょう。(2009.11.4 顯進様のお父様への書簡)

 

 摂理の方向性をずれていった時には、神様はより善なる指導者を通して摂理の方向性を正そうとされます。摂理の方向性に従うが故に起こった、イエス様の時代の善悪闘争を見てみましょう。

 

 当時の律法学者たちは、「律法を守り抜かなければ天国には行けない」と信じ、~せねばならないという律法248項目、~してはならないという律法365項目を守ろうと努力していました。しかし律法学者たちは律法を重視するあまり、本質からそれ、律法を守る事にのみ執着しました。安息日には働いてはいけないという律法を守る為に、安息日に助けを必要としている人を見捨てることもしました。しかしイエス様はどうだったでしょうか。

 

「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。」(新共同訳聖書 マルコによる福音書 第3章4節)

 

 イエス様は、より本質的で霊的意識の高い話をしておられました。しかし律法を守ることが信仰だと思っている古い信仰観を絶対視している律法学者たちは、イエス様を律法を破る者としてレッテルを貼り、迫害しました。そしてこの一部の律法学者たちが全体を扇動してイエス様を十字架につけていったのです。その時、摂理の方向性は転換されず、摂理は延長してしまいました。

 

 統一家においても、これと同じような善悪闘争が起こりました。教会食口は、真の父母様の指示に従うことが信仰であり、それによって摂理が成されるという、蕩減時代の古い信仰観をそのまま持っていました。偽りの報告に基づいた指示や真の父母様の名を売って 教権グループが打ち出した非原理的指示に対しても、盲目的に従ってしまいました。真の父母様の指示ということであれば、真の子女様や食口を見捨てることもしたのです。お父様がご自分の息子を殺せと言ったら殺すでしょうか?そのような場合、驚いて、「何故そうされるのですか?」と当然聞くでしょう。「思いとどまってください。息子様の事情を知ってください」と言うのではないでしょうか? しかし祝福家庭共同体は、息子を殺すようなことをしてしまったのです。「指示に従う」ことで満足していたからです。

 

 顯進様がお父様の最終決定に従って全ての位置から降りて1年休んだら摂理が成されるのでしょうか。従った結果、摂理の方向性が歪曲され、国と世界からの信用を失い、基元節を迎える基盤が作れなくなったとしたら、誰が責任を負わされるのですか? 「もうこれ以上延長することができない。私の首がかかっている。君たちはよく食べ物が喉を通るね。私は深刻で食べ物が喉を通らないよ。」と言われていたお父様でした。お父様の命がかかっていたのです。

 

 「顯進様が従っていれば全て解決された」と考える人は多くいると思います。私自身が真実を知る前に、そのような考えを持っていました。しかしよく現状を調べていった時に、それが理想的信仰論の押しつけであったことに気づいたのです。

 

 時系列で見て来たように、お父様の願い通りに人事発令が出されず、教権勢力によって人事権がコントロールされていたというのは歴史的事実です。一度教権勢力が決定した米国総会長及びUPF共同議長の人事も、お父様の指示は違いましたが、変更された事実はありません。

 お父様の指示通りに全ての位置から退いて1年間休んだら、何がどう解決されたでしょうか?1年後にお父様が顯進様を再びUPFの責任者に任命できるでしょうか?2008年以降教権勢力がお父様の願いに反する人事権行使をし、2009年11月18日のUPF共同議長人事は、お父様の指示を堂々と無視して変更されなかった厳然たる事実があるのです。 百歩譲ってもし1年後にUPFの責任者が再び顯進様になったとしましょう。「UPFは統一教の傘下組織になっていましたが、やはり統一教の傘下組織ではなく、超宗教超国家の団体としてもとに戻しますから再び私たちを信じてください。共に宗教を超えた平和運動をやりましょう」と説明したら、失った信用を取り戻すことができるのですか?

顯進様と近いことで解任された全ての人々が元の位置に戻されますか? 戻されなかったら顯進様に反対する人々に囲まれたままということになります。組織の人事は教権勢力が集まった理事会で決定されるのです。

 当時その場にもおらず、どれほど大変な現状であったのかを知らないまま、理想的信仰論のみで考え、顯進様が従ってさえいれば、、、という考えを持ったことを今ではとても恥ずかしく思っています。

 

 顯進様は出来る限り、真の父母様の指示に従い、摂理を進めて来られました。2003年度、顯進様が創設されたNGOの大会に対し、教権勢力がお父様に偽りの報告をし、顯進様がお父様のみ言葉を語らずに自分に繋げる為の大会をしていると聞いて怒ったお父様は、なんとNGOの大会で霊界メッセージを読み上げることを顯進様に要求されました。理想と現実のギャップを埋めると言われながら、社会の為に生きる純粋な奉仕活動の基盤を作って迎えた大会であったため、顯進様は必死に説明しましたが、お父様は聞き入れられず、「霊界メッセージを読め! そうすることが摂理だ!」とまで言われたため、その時お父様の指示通りにし、3年間の社会的基盤が全て崩れたこともありました。

 

 しかし、もしその指示に従った場合、取り戻すことの出来ないとんでもない結果になる場合には、ご自分の首をかけて、お父様が反対しても結果に対して責任を持って進めていき、勝利した時には全ての栄光を真の父母様に捧げました。顯進様にとっての判断基準は、お父様の指示に従ったのか、従わなかったのかではなく、「お父様の願いを果たせるのか、果たせないのか」なのです。

 真の父母様の指示に従うことが信仰だと思っている教会食口たちは、顯進様を「真の父母様に従わない反逆者・親不孝者」として迫害して行ったのです。全員ではありませんでした。一部のリーダーたちが、顯進様に対するイメージを作り上げて全体を扇動したのです。

 

 お父様のもとで解決できる可能性があったのだとしたら、顯進様はそうされていたことでしょう。そのようにすることができず、いくらお父様に真実を伝えようとしても伝わらず、偽りの報告が蔓延するなか、お父様の願いを叶える唯一の道は、自らが責任を持っていく方法しかありませんでした。STFの時もそうされたように、讒訴されない勝利の基盤を持ってお見せするならば、お父様は再び顯進様を認めて喜ばれたことでしょう。それ故に教権勢力は、顯進様が出て行った後にも、異常と思えるほどの迫害を、真の家庭の継代を継ぐ長子である顯進様に対して行い、全世界で平和運動を妨害し、訴訟を起こして苦しめ、顯進様がお父様のもとに戻って来ることが出来ないようにしたのです。お父様が危篤の状況に陥っても顯進様には知らせることもせず、訪ねて来た顯進様を締め出して病院を封鎖するという、やくざでもやらないような暴挙を教会組織は行ったのです。お父様と顯進様が出会ってお父様が真実を知られたら、決定を全て変えて顯進様が全体の責任を担っていくことを彼らは最も恐れたのではないでしょうか。このような教権勢力に、統一家全体が扇動され、カインの子女がアベルの子女を打ち続けて来ました。

 

 お父様を悲しませたのが顯進様ですか? そのように、お父様と顯進様の本然の父子関係を切り裂いたのは他でもなく、顯進様を裁いて来た祝福家庭だったのです。この事実をはっきりと知らなければなりません。私は全ての真実を知り、慟哭しました。皆さんはそれでも非原理的メシヤ観をもって、「指示に従わなかった」と、真の長子を裁き続けますか?

 

 摂理の方向性を守るためには、皆から迫害される、十字架の道しか残っていないということを知った顯進様は、その十字架の杯を受け入れ、進んで行かれたのです。今まで愛し投入したSTF・CARP・二世、真の子女様、真の父母様、全ての者から捨てられ石を投げつけられながら、真の家庭を守るために沈黙を守り、摂理の方向性を守って歩んで来られたのです。

 

 

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200887

 2008年7.8節の行事で、お父様は真の家庭を代表して顯進様にスピーチをするように言われました。外的にも亨進様は家庭連合の世界会長で、UPFの共同議長は顯進様でしたから、当時の真の家庭の代表は内外共に顯進様だったのです。顯進様がお父様に何について話すべきか尋ねたところ、お父様はただ顯進様の顔を見て、「お前はどんな話をするべきかよく分かっているじゃないか。ただその話をしなさい」と言われたそうです。そのぐらいお父様は顯進様を信頼され、お二人は一体化していました。

真の父母様の命が危険にさらされた背景に、真の家庭の内部の問題があることを顯進様は感じ取られていたことでしょう。この日顯進様は、國進様・亨進様・仁進様に対して批判する言葉を一言も語られず、

 

「お父様はこの偉大なる日にみ言を語れとおっしゃいました。お父様はこの日は新しい出発の日だとおっしゃり、私たち統一運動と家庭が一つの目的、一つのビジョンを持って一つとなる日であると説明してくださいました。」と語られました。

 

しかし教権勢力はその後も、顯進様を追い出そうとする攻撃の手を緩めることはありませんでした。

 

 

2008年12月24日

 クリスマスイブ晩餐会の時、お父様は天福宮の資金を渡すことを語られながら、真ん中に顯進様、右側に亨進様、左側に國進様を立たせて、次のように語られました。

さあ、それでは前に立ちなさい。兄を中心として(天福宮の資金を)与えるのです。顯進が真ん中に立ちなさい。國進は左側に立て!亨進はお前が全体(天福宮建設の全体)を責任持つから右側に立て!兄様を中心に、父母様と神様を中心に一つになれなければならないのです。(604-200~205 2008.12.24 天正宮)→括弧内の補助説明は筆者が入れたもの

 

 

2009.3.8

 祝福家庭特別セミナーで詳しく語っているため、ここでは詳細を省きますが、この日の訓読会で、お父様は霊界とお母様と全体の所見を聞いて、重大な決定を下そうとされていらっしゃいました。

 

  しかしこの時、お父様が訓母様の霊界報告書だと言われ、お父様の前で読み上げられた亨進様をトップに立てる人事発令のような霊界からのメッセージは捏造されたものでした。もしこの時、お父様が全ての真実を知りながら亨進様を立てたのだとしたら、亨進様がその後とられた摂理の方向性歪曲をお父様が願われていたということになります。お父様が全てを知っておられながら、顯進様を十字架路程に送ったという「逆理の摂理」の可能性を語る人もいますが、一つ確実なことは、この時顯進様が1年休むというお父様の指示に従って全てを投げ出し、その結果の責任をお父様に負わせる決定をしていたとしたら、全ての基盤は教権勢力に奪い去られ、摂理の方向性は完全に歪められ、今私たちが目にしているような神様の摂理を推進する基盤は何もなくなっていたということです。

 

 

 ここまで時系列で見た時、教権勢力が「真のお父様を中心」として来なかったということが分かります。実際の組織運営は、理事長を中心とした理事会で、意思決定が成されて行ったのです。そして組織が決めたその決定事項は、お父様に正しく報告されることはありませんでした。米国総会長人事も、お父様は顯進様が総会長をしているものだと誤認しておられました。

 

 摂理原則として兄弟が一つになることを願われたお父様の願いを完全に裏切り、教権勢力が人事権を行使した歴史的事実があるにも関わらず、信仰的理想論をかざして顯進様を裁く過ちを犯してはいけません。もし全ての地位から退いて残り、摂理の方向性を守る道があったのなら、顯進様は残られたことでしょう。顯進様を追い出そうとする自分たちの邪悪な意図を隠し、「顯進様がお父様に対して絶対服従しなかった」と、顯進様の信仰課題にすり替えて、批判の的を顯進様に向けさせ、全体を扇動したのです。

 

2009年11月 顯進様は世界平和青年連合世界会長から解任されました。

 

2009年11月18日

 顯進様は遂に、UPF共同議長からも解任されました。世界会長に就任した亨進様は、UPFを統一教の傘下組織に変えてしまい、UPFの世界的基盤が崩れていきました。この人事に対してお父様は亨進様を叱られ、UPFは顯進様が責任を持つのだということをはっきり話され、人事を元通りにするように言われたという内容が、日本の一部の公職者にメールで送られたことがありました。兄(櫻井正上)はそのメールを読んで驚愕しましたが、すぐに上から、今送られたメールを削除するようにという指示が来て消してしまったといいます。つまり、一部の公職者たちは、亨進様がお父様に従っていなかったことを知っているのです。

 

 そして超宗教超国家運動を展開するUPFを、統一教という宗教団体の傘下に置きながら、摂理の方向性から完全にずれていったのです。宗教の時代は終わったと言って進んでいる時に、51%の国民を統一教に改宗したら、それが国家復帰であり神主権の国家だという國進様の主張が、お父様の摂理観と一致していましたか?おかしいと思った食口も、お父様が立てた亨進様・國進様がしているからといって、統一教を認め、摂理の方向性の逸脱を許してしまいました。この摂理の方向性の歪曲が起こることを顯進様は知っていたでしょうか、知らなかったでしょうか。もしお父様が亨進様を立てたら亨進様が何をしようとしているのかを知っていたのです。お父様の指示に従って全部やめて亨進様に任せて、それでお父様に対する絶対服従の基準を立てたと満足していればよかったのでしょうか。基元節を迎える為には国と世界レベルの勝利が必要でした。UPFを通して成さなければならないその使命を、誰が責任持つことができたでしょうか。もし顯進様が全てを投げ出していたとしたら、神様の摂理の方向性は歪曲され、神様の摂理を正しく進めることのできる、今の顯進様の世界的平和運動の基盤も、現在存在することすらできなかったことでしょう。実際何が起こって行ったのか見て行きましょう。

 

 2010年から聖霊治癒礼拝というものを亨進様は進めていました。食口が真の父母様億万歳と言いながら振動を送ればそれが真の父母様に届き、その振動を通して自分もよくなるというような、全くおかしなことが、聖日礼拝で説教の代わりに行われて行きました。

 

今日私たちは「真の父母様億万歳」だけ言うのです。私たちはその振動の中に入って行くのです。(2010.12.23 亨進様)

 

 2011年2月3日~9日には、仏教を混ぜたような、天福祝祭を行いました。黄金の真の父母様像をつくってその前で敬礼をしました。顯進様は精誠を捧げる時は、誰にも言わず、知られない中で捧げられますが、亨進様は敬礼する姿を撮って全体に流しました。

 

 2011年9月15日 4大聖人と象徴物の銅像を天福宮に設置して、超宗教を強調しましたが、お父様の言われる超宗教運動とはこのようなものではありませんでした。

 

 2012年1月24日 平和の天福パレードというものが執り行われました。真の父母様がご存命中であるにも関わらず、真の父母様の銅像をつくってソウル市のど真ん中を、前の人が「真の父母様~」と言うと、後ろでは「億万歳~」と叫びながら真の父母様がメシヤだとパレードをするのですが、自ら言えば言うほど逆効果であったことでしょう。七死復活八段完成と言いながらお父様を拷問するパフォーマンスを、道を行くソウル市民に見せたのですが、本当におかしな宗教団体だと思われてしまったことでしょう。このような事をし、汝矣島訴訟まで起こして国家的プロジェクトを台無しにしていきながら、どのようにして、社会と国、世界から信頼され、人類の進むべき方向に対して正しいビジョンを提示していく運動となることができるでしょうか。お父様はこのパレードをお父様の許可なくやったとして非常に立腹された事実まであります。普遍的原理と価値を唱え宗教を超えて行こうとしていた時代に、この内容は完全に逆行するものでありました。

 

 このような事が起こるという事を顯進様は分かっていらっしゃったが故に、お父様に必死に訴えて行かれたのです。それが、亨進様に対する愛の減少感からなのですか? 自分の弟が立派で弟が立てられたとなったら、私だって愛の減少感など感じないでしょうし、兄として嬉しいと思うはずです。顯進様が私よりも低いレベルの方でしょうか。摂理の方向性が歪曲されて行き、基元節が絶望的になることを知っていたので、顯進様は決断して行かれたのです。

 

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しかし、この摂理の方向性が歪曲されることが起こって行きました。時系列に沿ってみて行きましょう。

 

2005年1月2日

お父様は、顯進様に西洋、國進様に東洋、亨進様に宗教圏を責任持つよう任命されました。摂理原則として、真の家庭は、子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、父母の愛を実体化したモデル平和理想家庭にならなければならないことを考えた時、3人の子女様を立てたお父様の願いは当然、3人の子女様が協力しあい、一つになって兄弟の愛の模範となることであったはずです。

 

 

2006年2月4日

`天一国指導者大会において、お父様は3兄弟が手をとりあって一つになること、真の子女様方が祝福家庭を愛することを、語られました。一部を紹介します。

 

顕進、何のことか分かるか?国進、分かるか?亨進、分かるか?3兄弟が手を取って神様がアダム家庭で3人の息子が一つにならず戦って血だらけになり涙の谷を作って洪水、太平洋の水のように作った、血の海を作ったそのような家庭の伝統を埋めなければならない責任が我々父母様を中心とした直系の息子娘のお前たちにあるという事実を知らなければならない。(2006.2.4 天一国指導者大会)

 

 

2006年2月9日

しかし國進様はそのわずか5日後、顯進様側を攻撃します。郭先生のもとで汝矣島プロジェクトの実務責任をしていたポール・ロジャースという人物と衝突し、國進様からの報告を聞かれたお父様は、2月12日に郭先生を解任し、國進様を責任者にするという事件が起こりました。しかしポール・ロジャースが書いた手紙を読まれたお父様は、4月23日、顯進様、國進様、ポール・ロジャース、郭先生を呼ばれて話を聞かれ、國進様が事実と違う報告をしたことを知られたお父様は、國進様ではなく、もう一度郭先生に汝矣島プロジェクトを任されました。これは、間違った情報に基づいて下されたお父様の指示は、公式化されていなければ、正しい情報に基づいて変わることがあるということを示唆しています。

 

 その後も弟の子女様方は教権勢力と一つになって顯進様を追い出そうとしていきました。 そのようななか、ハワイのキングガーデンで重要な儀式が執り行われました。

 

 

2008年4月6日

 第49回真の父母の日記念式典が挙行され、お父様は真ん中にお母様、右側に顯進様、左側に國進様を立たせて、次のように語られました。

 

 お母様とカインとアベルの三人が一つになり、アダムを中心として夫を堕落させる根本の元凶となった位置を踏み越えて引っ繰り返し、父がなしておいた位置をつかんで、そこに上がっていくことによって、堕落が無かった、神様が直接連結された血統と真の愛、真の生命の因縁と一致し、真の血筋が連結するのです......明確に締めくくりました。分かりますか? あなたたち兄弟同士で争って分かれることはできません。それが父母を殺した元凶です。ですから、我知らず憎みます。声を聞くのも嫌で、歩いていくのを見れば、後からついて行って殺したい思いが出てきます。

 

 ここでカインとアベルという表現をお父様が使われていたため、教権勢力は、カインである顯進様がアベルである國進様に従順屈服しなければならないと主張しました。真の家庭における兄弟関係が、復帰摂理におけるカインとアベルと同じものだとしたら、それは何を意味するのでしょうか。真の父母様が堕落して、サタンが侵入したので、善側にアベル、悪側にカインを立て、彼らは生まれた時から善悪に分立されていたということになり、カインはアベルを通してしか神様に繋がれないという話になります。

 この時お父様が言われたカインとアベルというのは、真の兄弟の愛の先例を残す、創造本然の兄と弟のことを指しているのです。それ故に、この時の儀式において、お父様は右側に顯進様を立たせ、真ん中がお母様、左側に國進様を立たせたのです。

お父様はこの儀式を通して、お母様にも、顯進様にも、國進様にも、3人が一つになってほしいというお父様の願いを明確に伝えたのです。何故このような儀式が行われたのでしょうか。

 お母様を中心に兄と弟が一つにならなければいけないというのは、真の家庭がモデル平和理想家庭にならなければいけないという摂理原則をおいてみた時にあまりにも当たり前の話です。しかしこの時、教権勢力が一つになって顯進様を追い出そうとする動きが強く巻き起こっていました。

 

「一つになってほしい。」

 

 お父様の懇切な願いは、この儀式を通して明確に伝えられました。「我知らず憎み殺したい思いが出て来る」というくらい、サタンの総攻撃が真の子女様を襲っている時なのですから、祝福家庭はその防波堤となって真の家庭が一つになるように働きかけなければなりませんでした。しかし國進様・亨進様の力が強大だと見た教権勢力は、國進様・亨進様側について、顯進様を追い出して行きました。

 

 

2008年4月16日

 ハワイでの儀式が行われたわずか10日後、お父様は世界平和統一家庭連合の世界会長に亨進様を任命されます。顯進様と國進様だけではもうどうにもならない状況でしたが、國進様は亨進様と親しく、亨進様の言う事なら聞く可能性がありました。そのようななかで、お父様は亨進様に何を願ったと思われますか。摂理原則から判断した時に...... 当然兄弟が一つになることを願われたのです。お父様の願いは3人を立てた2005年から一貫して全く変わっていません。顯進様と國進様が一つになることがお父様の願いであることを知っていた亨進様は、その後どう動かれたでしょうか。

 

 

2008年4月18日

 お父様が4月16日に亨進様を家庭連合の世界会長に任命すると、なんとわずかその2日後の4月18日に、教権勢力は拙速に世界会長就任式を執り行いました。顯進様の世界副会長就任式の時は、数か月間準備をして内外のリーダーたちに知らせ、500名ほどが集まったなか執り行われました。しかし亨進様の世界会長就任式は、顯進様に知らせもせずにわずか2日で準備され執り行われました。何故でしょうか。

 お父様は一度下された決定であったとしても、公式化される前には変わることがあるからです。この世界会長就任式の時、お父様は終始、深刻な表情をしておられました。祝祷される時も、喜びのなかで、世界会長になった亨進様を祝うような雰囲気ではなく、深刻な懇切な祈りをしていらっしゃいました。

 もしこれが後継者任命式であるのならば、顯進様の時のように内外のリーダーを集めて万歳万歳億万歳と叫ばれていたことでしょう。真の家庭が分裂していこうとする絶望的な状況において、亨進様に期待をかけられていたお父様の胸中は、非常に深刻であったのです。

 しかし亨進様は就任するやいなや顯進様を副会長から解任しました。お父様の願いを知っていながら、完全に無視されたのです。亨進様がお母様と葛藤される前までお父様に侍り、その指示に従っていたという話がありますが、それは事実ではありません。真逆のことをされました。

 

 

2008年5月2日

 亨進様のW-CARP世界会長就任式が開催されました。就任式では、まず離任式を行いながら前任者の功労を称えるのが通常ですが、輝かしい実績を立てられた顯進様を呼ばないどころか知らせもせず、顯進様を解任してご自分が会長に就任しました。

 

 

2008年7月19日

 このように弟の子女様方が教権勢力と共に顯進様を追い出す動きが顕著になって行った時、ヘリコプター事故が起こりました。この時お父様はこの事故を天からの警告として非常に重く受け止められたそうです。そして病床にまず顯進様を呼ばれ、そして國進様と亨進様を呼ばれて、「兄を中心として一つになれ」と語られました。この時、顯進様はお父様に、「録音するからもう一度言ってください」とか「私が後継者であると紙に書いてください」ということをされませんでした。側近にのみ、お父様が言われたことを伝えたのです。「お父様が言われたから私に従えではだめだ。彼ら弟たちが喜んで私についてくるようにしなければならない」と考えられたというのです。それが原理の道であるということを顯進様はよくご存知でいらっしゃったのです。

 

 

2008年7月29日

 お父様が兄を中心に一つになれと言われたわずか10日後、亨進様は米国総会長から顯進様を解任して、仁進様を任命します。仁進様という方は10年間、み旨と全く関係ない生活をして来られた方でした。その仁進様を突然米国の総会長に立てたのです。米国というのは、世界摂理の中心の国であり、UPFに責任持たれた顯進様の活動拠点でありました。しかしその米国の総会長から顯進様を解任したのです。この常軌を逸した人事はお父様の指示でなかったことが明らかになっています。

 病床に呼ばれて、國進様も亨進様もお父様の願いを明確に聞いたにも関わらず、完全に無視したのです。

 

 

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 キリスト教がお父様を迎え入れていれば、統一教会は存在する必要がありませんでしたが、迎え入れず、神様の準備した基盤が崩れ去ったため、1954年5月1日、世界基督教統一神霊協会が立てられました。そして蕩減のための40年荒野路程を経た後に、世界平和統一家庭連合が創設されました。家庭連合創設に際して、お父様は次のように語っておられました。

 

世界基督教統一神霊協会の使命が終わることによって、宗教の使命は終わり、救いを必要としない、人類史上初めて宗教を必要としない新時代に入るのです。家庭連合は家庭を理想家庭にすることによって、神様の創造理想を復帰完成して天的理想世界を立てるものです。(283-9,1997.4.8 成約人への道第4章)

 

 宗教的なことは一切必要ないということではありません。家庭のなかで四大心情圏・三大王権を完成していくこと、家庭のなかで個性完成し、家庭完成していく自己の責任分担を果たす時代になったのだということです。それ以前は「統一教会という組織が摂理を進めている」、それ故に「組織を支える献金が摂理」と言って「献金摂理」という言葉までありましたが、神様の摂理は、40年の荒野路程が終わり家庭連合の時代を迎えてからは、一人ひとりが自分の責任分担を果たし家庭を理想家庭にし、ホームチャーチを成していくことが摂理的焦点だったのです。

 お父様は、神様の摂理が次のステージへ進む段階に来てホームチャーチを勝利する重要性を教えられましたが、方向転換ができず、このホームチャーチ摂理は未完のまま、摂理が延長されていきました。

 

 お父様は決して、宗教の教派を創ってその宗教に全人類を改宗させることで世界平和を成そうとしておられたわけではありませんでした。お父様の自叙伝にもこう書かれています。

 

1954年奨忠壇公園のある北鶴洞にバラックを借りて「世界基督教統一神霊協会」と看板を掲げました。このような名称をつけた 理由は、いかなる教派にも属したくなかったからです。だからと言って、もう一つ他の教派を作る考えは更にありませんでした...しかたなく教会の看板を付けたにすぎず、いつでもその看板を外したい思いです。(平和を愛する世界人として pp.132~132)

 

 宗教は他の宗教に対して排他的になりやすいですが、お父様は、全ての善なる宗教の背後には、人類を内的無知から内的知へと至らしめる為に人類全体の霊的意識を高めて来られた神様がいらっしゃると見ていらっしゃいました。それ故にお互いに「信じるものも行く道も違う」と互いの宗教の相違点を問題視して反目するのではなく、世界平和という共通点に焦点を合わせて協力する道を開いて行かれたのです。

 お父様が90年代以降立てられたほとんどの団体名は、「世界平和」から始まっています。世界平和を成す為に、神様を中心に迎えて推進する平和運動を推進されたのです。そして2005年9月12日、天宙平和連合(UPF)が創設されました。それは、宗教を持っていない人も、また他宗教を持っている人も、民族、国籍が違う人も共鳴することのできる、普遍的原則と価値を広げる超宗教超国家の運動でありました。

 

 宗教の時代を越え、家庭連合を通して神様の理想家庭を立て、天宙平和連合の超宗教超国家運動を通して平和理想世界王国を建設していくという明確な摂理の方向性が示されていました。一人ひとりが創造原理に書かれている通りに見えない神様を中心として、自らの責任分担を果たしていくことが重要だったのです。家庭こそが世界平和の礎であるため、一つのモデル平和理想家庭が立って、その家庭に接ぎ木された祝福家庭が自分の家庭を理想家庭にし、それが拡大されていって平和な世界を建設していくという理想に向かって進んでいました。

 

 

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