宮城球場
二.一六事件

楽天球団の黒歴史に刻まれた


以前から主張していた通り、『応援とは、そのチームを愛するファンが、誰に頼まれたものでも無く、あくまで自主的に愛を持ってやるもの』だと考える

それは各球団にいる、全て自分達の財布でチケットを買い、手弁当(弁当持ち込み禁止だけど)でファンとチームの後押しをしてくれている『私設応援団』達の事だ

球団が応援活動に対して多少の援助をする事(応援歌歌詞カードの配布等)は構わないが、私設応援団に対して直接口を挟んだり、手を出す行為は慎むべきと考える

まして、球団主導の応援など以ての外
球団はあくまで応援して貰ってる側
応援されてる側が応援を取り仕切るなんぞ具の骨頂
自分で自分を褒め称える様なもの

『自作自演』であり、それはもはや『応援』ではなく、単なる『演出』に過ぎない

テレビやラジオの中継映えのする「盛り上がっている応援の様子」が欲しいだけ


だから、この『演出』には与するつもりは無い

選手への『愛』の無い見てくれだけの応援なんていくらやったところで、選手には何も伝わらないし虚しいだけだから


球団による応援団への締め付けは昨年(いや、もっと前にか)から始まっていた

発端は立花陽三球団社長の『応援を金に変えろ』的な発言から

昨年、元ロッテ応援団だった神俊雄を招聘

この時点で胡散臭さを感じていた

神俊雄は元ロッテというのが一般的には知られているが、元々は日ハム応援団にいた人物
それがロッテに移り、その後台湾野球の応援をプロデュース.…

台湾が特殊な環境にあるのかは知らないが、そもそも応援はプロデュース等必要ないもの

あちこち渡り歩いて応援に関するノウハウは持っているのかも知れないが、少なくとも楽天イーグルスというチームへの愛着・愛情は全くない
何故なら球団職員という立場で雇われた人物だからだ

楽天イーグルスが好きで球団に就職した職員とは訳が違う

同じ部類のモノとして、昨年1年間全国荒鷲連合会と応援ごっこをしていたパフォーマーがいる
通称「たっつ」と呼ばれる東京六大学応援団出身の男だ
彼は球団職員ではなく、球団の下請け会社の社員

本人はかなり一生懸命やっていたつもりなんだろうが、それで給料貰ってんだからそりゃそうだろう。
シーズン中ずっと彼を冷ややかな目で見ていた

彼の活動はあくまで応援パフォーマンスであり、応援ごっこ

本当の意味での応援では無かった

最初の頃は選手の名前すら殆ど分からずだった

FANSユニデーだろうが黒ユニの東北PRIDEデーだろうが、配布用のホームユニで活動していた事にも違和感

しかもシーズン終了が近い頃の応援後の応援団ミーティングでの彼の弁
「段々慣れてきて、少しずつイーグルスが好きになってきた」

つまり、好きでも無いチームを給料貰って応援していたのである

これを『応援ごっこ』と呼ばずになんと呼ぶ?



昨年はシーズン最終戦をビジターで過ごしたので、後から聞いた話ではあるが、試合後に神俊雄がレフスタのファンに向かって「スピーカー応援来年も希望するか?」と問うたところ誰も手を上げなかったとか

それ程支持されていないのに何故今更?


そして、全国荒鷲連合会への締め付けが始まる

球団は応援そのものを自ら取り仕切ろうとし始めた

全国荒鷲連合会は全て球団の指示に従え!

ホームのみならず、ビジター応援の場でも、例えば誰がリードとって誰が太鼓叩くとかまで、細かく神俊雄の指示が入る…という傍若無人な要求

それに嫌気がさして全国で15人以上の団員達が脱退

1地域5人以上居ないと応援団登録が出来ない為、北海道荒鷲会、九州荒鷲会が消滅してしまうとう残念な結果になった

球団創設当時、なんの手も差し伸べず勝手にやれと言わんばかりに放置され、応援団の人達は手探りでやってきた
最初は応援のまとめ方すら分からず、対戦相手の応援団にまで助言を受けてひとつずつ試行錯誤を繰り返しながら作り上げてきた

応援歌ひとつとっても、選手への愛情、期待、そんなものをちゃんと織り込んで素晴らしい名曲を送り出し続けてくれた

球団創設当時の「地域に根ざした球団」というコンセプトに沿い、オープニングテーマは地元曲の青葉城恋唄、チャンステーマには宮城県民なら誰でも知ってるベニーランドのCMソング、チャンステーマ2は山形のイモニレンジャー、東北チャンステーマ1は岩手の銀河鉄道(999)と地元東北のファンに親しまれてきた

歴史というには浅い14年間ではあるけれど、我々イーグルスファンの代表として、活動しファンを応援に導いてくれ、選手達にも勇気を与え続けてくれた全国荒鷲連合会や地元団体の飛翔会・絆やひよこに対して敬意すら払わず(の様に感じる)
成長したこの段階で全てを奪おうとする球団が許せない

それに、イーグルスの応援歌は既に地元宮城の中学野球や高校野球の応援には欠かせない程浸透している
ウィラーの応援歌なんてメヒア応援歌と同じく宮城以外の県の高校にまで取り入れられる程親しまれているのを無に出来る神経が信じられない


本当に何もかも落胆させる球団だよ



チームスローガンはこういう意味だったんだな

いやこれはRESTARTなんかじゃなくRESETだって上手い事言ってたフォロワーさんがいた




決起集会という名の悪夢の始まり



エンジェルスのパフォーマンスと新人紹介


司会にお笑いタレント


聖澤アカデミーコーチのトーク

こんなものを入れて、事前に察知していた暴動的なものを抑えようとする姑息な演出




直後からTwitterで餌食にされ攻撃の対象となる神俊雄

先ず、「応援歌は全て一新します」の一言に会場からは悲鳴に近い落胆の溜息

発表された新応援歌はどれも、まるでやっつけ仕事の様な酷いものばかり


やたら「オーオー」「GoGo」「かっ飛ばせ」ばかりが目に付く中学生でも思い付きそうな浅い歌詞ばかり

田中和基のなんて、去年の名前連呼と殆ど変わりない


いくらなんでも「叩き込め」使うか?
西武応援団の許可取ったとか言ってたけど西武ファンは絶対納得しないと思う

これ歌う度大ブーイング間違い無し

他はチャンテも含め、既に球団HPにアップされているので、どれだけ浅い歌詞か、どれだけ選手愛が無いか、どれだけやっつけで作ったかを感じて欲しい

チャンテ等、もうどこのチームのチャンテか分からないシロモノ

ロッテの応援歌を意識して楽天風アレンジなのかも知れないが、ロッテの歴史とあの声量から出来るものであって、上辺だけコピーしても全く中身の無いもの

こんな愛の無い歌を歌うなんて選手に失礼なのではないか?


当日のTwitterを見た方も多いだろうが、果てしなく荒れた
色んな考え方を目にしたが、大体のところはこのいい加減な応援歌が慣れ親しんだ応援歌を排除して出来た事に対する怒り

ファンの怒りを増大させた理由のひとつに、何故応援歌を総入れ替えするかの理由説明が全く無かった事

それと、決起集会には東北荒鷲会は疎か応援団が来ていかなった
それに対して、ファンが球団職員に問うたところ
「昨日連絡したら全員都合が悪いと返答された」
という嘘をついた事

これだけ大々的にやる決起集会で前日連絡なんて有り得ない事だし、そもそも応援団にはなんのオファーも来ていない
「決起集会チケット発売のお知らせ」で応援団は知ったのだから

それについてと、「応援歌の一新は応援団側からのたっての要請により決まった」と「口裏合わせる様に」と、決起集会前日に球団側から応援団に対して一方的な通達が来ている

Twitterであれだけ荒れ、他球団ファンからも同情の声が多数書きこまれ、トレンドの上位になるくらい炎上したのに、ネットニュース含む全ての報道機関がどこも取り上げない、黙殺したのは球団側から何かしらの圧力があったのではないか?



先週段階で30人程だった署名は一晩で1000人を越えて、今尚増え続けている

昨日午後、球団公式Twitterが信じられない行動に出た
今回の件で反対表明している、公式Twitterのフォロワーを次々とブロックし始めたのだ

オレ自身は気付かなかったのだが、前日までフォローしていた球団公式のフォローがいつの間にか外れていた

これは後になってわかったのだが、ブロックして行くうちに、ブロックされた人がその事をツイートし瞬く間に拡散され、球団公式側が焦ってブロック解除したというのだ

真偽の程は定かでないが、これだとフォロー外れていた理由がつく

こちらがフォローしているのを向こう側からは外す事は出来ないが、一度ブロックしてブロック解除すればフォロー外れた事になるからだ

そう言えば、立花陽三もちょっとでも批判的なリプすると直ぐブロックして来た

球団内では売り上げ達成出来ない職員を怒鳴り散らしたり罵倒したり、手を上げたりしているらしいという噂があるか、実はかなり小心者なのか


今回、球団公式に直接クソリプ等していないのだが何故かブロックされていた様だ…


つまりこれは、「ファンからの要望や批判に対しては球団は一切耳を傾ける気は無い」という意思表示と捉えていいだろう



今日の夕方になり、球団サイトで応援歌総入れ替えの釈明が発表されたが…



これも、今までの応援団側からの話とかなり食い違う

そもそも、応援歌で商売をしようと考えなければ著作権問題は発生しないだろう
今まで無かった問題なのだから

スピーカー応援をやり始めて、元歌のある替え歌系応援歌の著作権問題が浮上してきた

全て球団が要らん事をしたせいだ

別にきちんと著作権使用許可を取ったり、場合によっては応援歌を著作権ごと買い取る事だって出来た筈だ

1球団に関する応援歌の著作権料など楽天の資本からすれば微々たるものだろう

それらは解決出来なかったのか?

だとするなら、昨年球団が発売した応援歌CDは著作権問題が有耶無耶なまま発売されたという事にならないか?

実際、応援団側に著作権料支払われていないというので、既に明らかな著作権法違反だと言える


今回、非常に長くなってしまいましたが最後まで読んでいただき感謝します

最後に今後のオレ自身のスタンスを表明します


前述の通り、球団による『演出行為』には加担しません
つまり、今年からの球団主導応援ごっこには参加しない
第一、あんな選手やチームへの愛の無い歌を歌って応援なんて選手チームに失礼でしょ!

しかしながら、レフスタからの風景は好きだし、これでチケット代の高い内野に移動したら球団の思う壷だし、沢山の友人知人もいるので、今年もレフスタには行きます

球団演出に乗っかること無く自分の表現で選手チームを応援します

攻撃時には立ち上がりますが基本地蔵を貫きます


それが、暴動とかの違反行為以外の最大の抗議行動だと思うので

今年のレフスタにはそんな地蔵が沢山増える事を切に願います


最後に去年までの愛と期待溢れる応援歌を見て、新しい薄っぺらい応援歌と比べて見てください