クラウドファンディング、残り9日 | しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

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教師生活35年、子供3人。
パワフルに生き抜くしずえばあちゃんの
子育て論、教育論、人生論を綴っていきます。

人生の後半で取り組んだ漢字学習についても
情報を発信していきます。かんじクラウド株式会社 http://kanji.cloud

5月26日に初めてクラウドファンディングに挑戦しました。

45日間の期間を決めて実施。

150万円の目標を立てて、6月10日まで残り9日となりました。

現在30%の達成率です。

 

 

クラウドファンディングなるものがどういうものかは、私はよくわかっていなかったのですが、

会社の経営状態も今後の見通しも社長任せで、社長はあれこれ資金繰りに苦心している様子。

私は資金が底をつくと、我が家の貯金から提供しています。

(こんなことを書くと、とても怒られるのですが…)

 

私が20年前に「点字学習を支援する会」を設立して、

「視覚障害者の漢字学習」や「点訳便利帳」などを提供していたのは、あくまでもボランティア精神。

学校勤務の本業があるので儲けてはいけないとの考えから、原価ギリギリの提供でした。

 

退職後、一人で「道村式漢字カード」を提供していた時も、

運営資金が回ればいいと思い、利益の追求はほとんど考えていませんでした。

そして、文字だらけのアナログカード提供が私の能力では精一杯で、

使いにくいだろうなあ、光村図書1社だしなあと思いつつ、

これ以上の改良策も見つからず、ひたすら家庭内手工業で乗り切っていました。

 

息子が手伝うと言ってくれて、2018年に会社を設立してからは、

その日暮らし的(?)な対応ではなく、もっと将来性を考えてシステムや内容を改良しなくてはと

様々な案を考えて実行してくれました。

HPの改良、注文・発送業務の改善、漢字カードそのものの刷新、教科書会社3社への対応など。

それに必死になった2年間で、先行投資のつもりでしたから利益はもちろんありません。

教科書三社分のカード印刷費や一括在庫分、袋詰めされたパッケージ、様々な案内パンフ製作費、

などなどが重なって、いつも自転車操業状態。

赤字状態が続き、私の資金提供は度重なりました。でも、仕方ありません。

 

2020年度のコロナ禍からさらに事情は一変し、アナログカードだけの提供から、

デジタル版教材の製作に向けて一気に進み出しました。

そして、「オンライン漢字学習システム」を手掛けたわけです。

これはこれで、時代に対応したこれから求められる方向性が一気に加速し、

私たちの意識も技術も大きく方向転換できました。

しかし、「オンライン漢字学習」の完成度が低いにもかかわらず、大出費となってしまいました。

 

大会社が一気にこの方向に転換したのですから、対抗できるわけがありません。

でも、ミチムラ式漢字学習法が持っているコンテンツや目指す方向は間違っていないと、

『漢字eブック』製作に舵を切りました。

 

たぶん日本で伝統的に続けられてきた「ひたすら書いて覚える学習法」が当り前で、

この斬新なミチムラ式はまだまだ受け入れられないのだろうと思っています。

 

しかし、漢字学習の一番の弱者である視覚障害者から始まり、

近年、特性があって従来の漢字学習法に苦しんでいる子たちにと目を向けられ始めました。

発達障害、読み書き障害、インクルーシブ教育などなど、教育現場だけでなく、

実生活の社会の中で話題に上るようになり、そのための配慮やできることが模索され始めています。

その動きは始まったばかりで過渡期だと捉えていますが、

必ずその考えが当たり前になる日が来ると信じています。

 

クラウドファンディングを実施した理由は二つあり、

資金調達と『漢字eブック』の存在を知っていただくためです。

クラウドファンディングには支援に対してリターンというしくみがありますが、

私たちが選択したのは、支援金と同額の『漢字eブック』の無料コード提供で、

つまり、事前予約と同じことで、特別のお得感はありません。

だから、「資金調達」のことは特段言わなくてもいいと社長から強く言われていて、

それよりも願うことは、『漢字eブック』の存在に関心を寄せていただいて、

使ってみようと思っていただけることです。

 

現在、海外在住の方に人気(期待感)があってとてもありがたいと思っています。

残念ながらApple製品対応という限定商品ではありますが、

Windowsを使っている人がいろいろ工夫をして閲覧可能!という報告もいただいていて、

そのようにしてまでも使いたいという漢字学習に困っている海外の人の熱意を感じています。

 

日本ではまだまだの感があって、それは致し方ないことだと思っています。

クラウドファンディングが目標額に達しなくても製作は続けます。

いずれ世に出て、実際に使っていただく人からきっと広まると信じています。

 

まだまだ赤字経営であっても、今は我慢の時期だと思っています。

私が10年前にカード提供を始めた頃から思うと、

やっと認知され活用され始めるのに相当な年月がかかりましたからね。

何か新しいことを始めるということはそういうものだと思っています。

 

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