シワ治療について、ご質問いただいた件をまとめますね。
「ボトックスビスタ(日本製:厚生労働省承認)とコアトックス(韓国製)どちらがいいですか?」
「どちらでもいいです。当院では価格と治療法に違いがありますので、お好みでお選びください。」
コアトックスについては過去に記事にしていますので詳細はこちらをご覧いただきますが、
結論として、「効き方に大差ないかな」と現時点では感じています。
コアトックス導入前のリサーチではボトックスビスタよりマイルドな仕上がりになる印象を持っていたのですが、結局は打ち方や打つ薬剤量によるのかなと思います。
「先生はどちらの製剤を使っているんですか?」
「その時に余っている方です。笑」
身も蓋もない答えで恐縮ですが…笑、ちょうど自分が打とうかなと思っているあたりで余っている廃棄寸前の製剤を使っているのでこのような回答になります。(高額な薬剤なので、自分のためだけに新たに開けるのがもったいないんですよね。)
ボトックスビスタで打った時もあれば、コアトックスで打った時もあります。
私自身の実感としても、「どちらで打っても変わらないな」という印象です。
ただ、治療後2週間後に「ちょっと足そうかな」という時は同じ製剤で揃えています。
例:4月1日にボトックスビスタ→少し物足りないので4月15日に追加(ボトックスビスタ)→ボトックスビスタの効果が切れてきたので8月1日にコアトックスで治療して足りなければ8月15日にコアトックス…
という感じです。
製剤を変えることについて今のところネガティブな報告は出ていませんが、学会などで何か分かったことがあればシェアしますね。
ちなみにコアトックスは耐性がつきづらい製剤ですので、繰り返し投与する場合や大量に打つ場合にお勧めされることが多いです。
大量とは、エラに頻繁に打つ場合とか、肩こりボトックス・ふくらはぎボトックスなどですね。
※当院では肩こりとふくらはぎには対応しておりません。
製剤を変えることの是非より、ドクターやクリニックを変えることのほうが影響が大きいのではないかと個人的には考えています。
表情のクセや筋肉の付き方は個人差があります。
当院ではその日のシワの状態や前回の治療結果をふまえて、
「前回額にこのデザインでこの量で打ちましたが瞼が少し重くなったので、今回は控えめに行きましょうか」
とか、
「眉間はまだ薬の効果が残っていますので、今日は前から気にされていた目尻に打ちましょうか」
とか、
臨機応変に対応しつつ、その時のシワの入り方に合わせてデザインして打っています。
長期的に見ていくとお一人ずつのシワの入り方にバリエーションが出てくるので、そこに随時対応できるのが同じドクターで継続するメリットなのかなと思います。
ちなみに、このようにその時々で打つ場所を変えながら特定の薬剤量(価格)で治療するオーダーメイド治療も行っています。
韓国製のコアトックスのみになりますが、気になる方はこちらの記事をご覧くださいね。
厚生労働省承認のボトックスビスタよりも価格を抑えて治療できますので、シワ治療を末長く続けたい方、複数箇所治療したい方にお選びいただいています。
シワ治療の診察をご希望の方は、ホームページのWEB予約より美容皮膚科のカウンセリング予約をお取りください。適応を判断しご提案いたします。
(診察の結果、ボトックスが適応でないこともありますのでご了承ください。)