発想なき中央官僚の独善 会計制度を世界並みに
2012.10.25 15:52 [【石原都知事辞任表明】]
平成11年4月、初登庁で花束を受け取り手を振る石原慎太郎知事=東京都庁
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引き続き石原知事の会見が続く。
「具体的な行政となると日本の財政はピンチというが、まだまだ余力がある。それを引き出せないし使えない。中央官僚が把握していながら、それを隠している。東京として国家との摩擦の中で感じてきたことは中央官僚の独善。発想力がないことが欠点だ。ないからこそ自分で責任を持って判断し、解決しようとしない。尖閣の問題でも全て官僚は自分の手で解決しようとしない。こうした通弊を変えなくてはならない。メディアは何で批判しないのか」
「また、国の会計方式は単式簿記だが、こんな会計方式でやってるのは北朝鮮とパプアニューギニア、フィリピン、マレーシアとかくらいだ。なぜ複式簿記にしない。なぜかほとんどの自治体も入れていない。外部監査を入れればいい。そういうことをどうして役人がやらない。経済界もうとくて歴代の経済団体の会長にいってきたが、『はあ』というだけでよく知らない。だからバランスシートがない。財務諸表がない。健全な財政ができるわけない」
「東京は複式簿記で合理化し、財政再建をした。何で同じことを国がやらない。会計方法を世界並みに変えたらいい」
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(転載以上)
(拙ブログの意見)
複式簿記にするのは良いだろう。
しかし、
「東京は複式簿記で合理化し、財政再建をした。何で同じことを国がやらない。会計方法を世界並みに変えたらいい」とは、
はたして、はたしてだ。
大都会東京の地方財政を再建したことを誇り、国家財政でも同じ手法で財政再建をやろうとする。
石原慎太郎氏は、橋下徹氏とまったく同じことを言っている。
財政再建路線は、小泉構造改革がさんざんやって失敗し、日本はさらにデフレ不況になったのではないか。
その総括はどうなったのか。
今の日本では、経済の解らない奴は政治家になってはならない。日本が滅びる。
石原慎太郎氏は、非常に良い愛国者だ。私たちも、石原氏の数々の発言や行動に拍手を送ったものだ。
しかし、橋下徹氏と同様のスタンスでは、国政に行ってはならなかった政治家だったということになりはしないか。
お金がお金を生む事で成立する東京経済と 人と人が協力することでお金を生む地方経済はまったくの対極
もちろん 安全保障あってこそ、経済政策に関して議論ができる
当面の課題は 民主党売国政権の抹消、売国政治家の一掃のため 保守政治家が結集すること
その間に 石原氏が 新自由主義者の陰謀の中心に祭り上げられることのないように 祈念する