先日、粕汁の写真をアップしたところ、作ってみたいという嬉しいコメントを頂いたので、さっそくレシピをご紹介しちゃいます。
実は、コメントを受けて、紙で発行しているうちの広報誌「さくらの里山科新聞」の料理紹介のコーナーも、粕汁にしちゃったんですよね~
という訳で、毎月の、広報誌との連動企画、今月のレシピ紹介、粕汁編です。
粕汁レシピ
材 料(2~3人分)
・酒粕 100 g
・みそ 30~50 g
・だいこん 150 g
・にんじん 50 g
・しいたけ 2 個
・こんにゃく 1/2 枚
・ごぼう 1/4 本
・油揚げ 1 枚
・昆布 5×5 cm
・ねぎ 1/4 本
作り方
1 鍋に水800ccと昆布を入れておく。
ねぎは小口切りにする。
だいこんは拍子木切りにする。
2 にんじんは皮をむいて細めの拍子木切りにする。
3 しいたけはスライスにする。
4 ごぼうはたわしなどで皮をこすりとり、3mm幅
の小口切りにして水にさらす。
5 油揚げは横に半分に切りさらに、1cm幅の短冊
に切る。
6 こんにゃくはスプーンでひと口大にちぎる。
7 ごぼう、だいこん、にんじんを熱湯でさっと茹で
ざるに取り出し、次に、こんにゃくを約3分ぐら
い下茹でする。
8 水と昆布が入った鍋を火にかけ、沸騰したら火を
弱め昆布を取り出す。
9 ねぎ以外の野菜類、こんにゃくを加え、10分ほ
ど煮る。
10 酒粕、みそをボウルに入れ汁を少し加え泡だて
器で溶かし、鍋に入れて軽く煮る。
11 油揚げを加えてさっと煮る。
12 器に盛り、ねぎをのせる。
~栄養~
酒粕は日本酒を造る際の副産物として生まれますが、三大栄養素をはじめとするさまざまな栄養を含んでいることから、近年健康食品にも多用されています。
酒粕に含まれる栄養素はたんぱく質や炭水化物、脂質のほか、ビタミンB1やB2、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などのビタミンB群が豊富で、特にナイアシンは牛乳や卵の約20倍も含まれています。
また、食物繊維も100gあたり5.2gと多く、りんごの約4倍にも及んでいます。
その他にも、エネルギー生産に欠かせないアミノ酸や酵母など、多種多様な栄養素が含まれており、糖尿病・癌・高血圧・肥満・血栓の予防に役立つことが分かっています。
また、酒粕に含まれる酒粕分解ペプチドには、肝障害予防の効果があることも確認されています。
酒から産まれた酒粕が肝臓に優しいとは不思議ですね。