ニットデザインは糸が先かスタイル画が先か | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

 

私が編物の勉強をし始めたとき、早い段階から自分でデザインをして編む訓練をしてきました。

そのとき、編物学校の先生だったか教室の仲間だったかから、こんなことを言われました。

 

「編み物のデザインは、まずデザイン画(製図)をしてから、それに合う糸を選んで進めるのよ」

「逆はよくないの。糸を見てからデザインを考えるのは。」

 

私はそういったことをあまり意識していなかったので、へーそうなんだー、というぐらいにしか思っていませんでした。

それが、今こうして自分でデザインをだいぶするようになって、そうなのかも?そうでなくてもいいのかも?といろいろと考えるようになりました。

 

では、そのよくないと言っていた「逆」というのは、おそらく糸好きの人たちが多くこの順序をとると思われます。

「この糸いい!」「この糸の質感がいい!」「この糸の色がいい!」「この糸で(なんか)編みたい!」

そう思ったところで、具体的に何を編むかを考えるプロセスに入る。

このやり方のよいところは、糸の特長を最大限に活かすデザインができやすいというところ、かなぁ?

よくないところは、思いつきに終わった場合、糸の在庫がどんどん増えていってしまうこと。

そして、デザインを練る具合が少し足りなくなりがちなところ、かなぁ?

 

最初にこの話を聞いてから、いろいろな人にどうデザインしているかを聞いてみたら、多くの人がやはりまずデザイン画なり製図なりで組み立てて、それに合う糸・素材をあとから探す、という順序をとっているようでした。

このやり方のいいところは、まず作りたいものを最初にはっきりさせるので、思ったような制作ができやすいところ。

よくないところは、そのデザインに合った素材・糸を探すのがなかなか骨が折れること。

 

どっちもいいところとそうでないところがあるように思いますが、ちゃんと作るとしたら、やっぱりデザイン画(製図)→糸・素材の決定の順なのかなぁ?

思考のタイプによっても違うのかもしれませんね。

 

まぁ、とにかく丁寧に取り組み、かつ数をこなすこと、ですかね。

 

頑張ります。

 

 

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※)毛糸店「モントリコ」でのワークショップのため、原則として講習で使用する毛糸はモントリコでお買い上げください。

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