#87 Fender Jaguar 1964
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1964年製のジャガーです。
ex Luna seaのSugizo氏が、当時サブとして使用していたギターです。



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いい感じで塗装面にクラックが入っています。



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大きくストロークすると、このスイッチに指が当たるので結構痛いです。
また、接触不良などのトラブルも多いと聞きます。
そのためレスポールのトグルスイッチに変更している人も多い様です。



ストラト日記 ただいま鋭意努力中ストラト日記 ただいま鋭意努力中
アームは、ストラトともムスタングとも違う独特の感触です。



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ミュートのスポンジは多くの個体がそうである様に、経年変化で溶けてしまっています。



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ジャガーは、サンバースト以外は全てマッチングヘッドだったと記憶しています。
フェンダーのロゴはゴールドです。



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ノブはテレキャスターのもの?に変更されていました。
mainのジャガーも同様の変更がなされており、Sugizo氏の好みの様です。



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ご本人は63年かな?と言われていましたが、シリアル等から多分64年だと思います。



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アンダーコートはシルバーです。1965-6年頃からゴールドに変更されたようです。
個人的には、アンダーコートがゴールドのほうがキャンディーアップルレッドと言うカラー名から来るイメージに近いと感じます。
しかしシルバーもなかなか渋めで、それはそれでカッコ良いとおもいます。



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キャンディーアップルレッドの3本です。
写真が良くないので解りにくいのですが、`66製ジャズマスターはアンダーコートがシルバーで、70年代製のムスタングはアンダーコートがゴールドです。


訂正 → ムスタングは正式にはコンペティションレッドでした。













ジャズマスター、ジャガーに興味が出てきて、いろいろ資料をあさっていた時に、タイムリーにこのギターを譲って頂く機会がありました。
Sugizo氏のプライベートスタジオに招いて頂き、直接譲ってもらったのですが、その際、彼はギターコレクションを何本か見せてくれました。
印象に残ったのはリフの黒いストラトキャスターでしたが、これはその年のLuna seaの再結成ライブで使用されていました。






プロ所有のギターは、これまでにも何本か手にした事がありましたが、今回の様にはっきりと個人が特定できて、かつ楽器店などを通していない(調整等がなされてい無い)ギターは初めてでしたので、大変興味深く観察させてもらいました。

まず弦高がとても低いのに驚きました。ゲージはおそらく0.11~で、半音下げチューニング。
低音弦はもうビビリまくり。

Luna sea時代はジャガーをmainに使用していましたが、音楽性の変化から現在はジャガーをほとんど使っていないそうです
現在はストラトやエンドース契約をしているナビゲーターのモデルがメインだと話してくれました。
だからこのギターを譲ってくれたのでしょうね。
したがって、この個体もある程度の期間、弾かれていないようでした。
(弦が死んでたり、、とかです)


ひとおりチェックが終わったので、使用を前提にリフレットを行いました。
もう、Sugizo氏の存在感はなくなりましたが、結構お気に入りのギターになってくれました。