世田谷一家殺害事件に進展? | あぐのブログ 「事程左様に」

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新聞や雑誌の記事や書籍などを読んだ読後感です。

((゚m゚;)残忍な一家殺害事件、どうなっているのか気になっていましたが、進展があったようです。2つの記事を総合すると、犯人は被害者家族と知り合いで、クオーターとかってことなのかな。犯人に近づいたってことかな? 2本目の記事末尾に「あらゆる可能性を視野に入れて」捜査するって、いまワザワザ言うんだから、何らかの突破口が開けつつあるのかも!

世田谷一家殺害11年 スリッパに犯人DNA型 事件前、被害者と接触か
2011年12月29日(木)08:00 産經新聞

 平成12年12月、東京都世田谷区の会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が自宅で殺害された事件で、宮沢さん宅のスリッパから、犯人のものとみられるDNA型が検出されていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。事件当日、犯人は土足で室内を歩き回ったことが足跡などから確認されており、警視庁成城署捜査本部は、犯人が事件前から宮沢さんと面識があり、宮沢さん宅を訪れた際にスリッパを使った可能性があるとみて調べている。

 捜査関係者によると、捜査本部が、スリッパに付着していた皮膚や汗などの微物を鑑定したところ、現場の床に付着していた犯人の血液のDNA型と一致することが確認された。

 現場には宮沢さんらの血液が付着した犯人の土足の足跡が多数発見されたが、事件当日、スリッパで歩き回った跡は確認されておらず、犯人は事件前に宮沢さん宅を訪れ、スリッパを履いた可能性があるという。

 また、犯人が現場に残したヒップバッグやトレーナーに付着していたインクやペンキの材料となる蛍光染料は、宮沢さん宅の車庫にある木製収納家具にも付着。事件当時、犯人が車庫に立ち入った形跡はなく、宮沢さんが染料を扱っていた事実も確認されていないことから、捜査本部は染料についても、事件前に犯人が宮沢さん宅に出入りした可能性を裏付ける重要な証拠とみている。

 ただ、犯人は宮沢さん宅に侵入して一家を殺害した後、室内に長時間とどまり、冷蔵庫の食品を食べるなど、異常な行動をしたことが確認されており、捜査本部は、犯人が事件当時、ほかにも説明のつきにくい行動をとった可能性もあるとみて、慎重に捜査を続けている。

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世田谷一家殺害11年 「捜査 決してあきらめない」
2011年12月29日(木)08:00 産經新聞
 
■トレーナーに蛍光染料/靴は韓国製

 世田谷一家4人殺害事件は今月30日で発生から11年を迎える。現場には犯人の指紋や血液だけでなく、凶器の包丁や犯人のトレーナーなど数多くの遺留品があり、警視庁成城署捜査本部が捜査を続けてきたが、具体的な犯人像はいまだ絞り切れていない。

 平成12年12月30日、宮沢みきおさんと、妻の泰子さん(41)、長女のにいなちゃん(8)、長男の礼君(6)=いずれも当時=は、自宅で包丁で刺されるなどして殺害された。

 現場に残っていたトレーナーとヒップバッグには、ペンキやインクの材料になる蛍光染料が付着しており、トレーナーは「ラグランシャツ」と呼ばれる種類と判明した。

 トレーナーは全国14都道府県で130着が販売され、約4割は静岡県内の販売と分かったが結局、購入者が判明したのは12着だった。販売元は21年10月に解散。全店舗がすでに閉鎖され、購入者からの犯人絞り込みは困難となった。

 一方で、現場の足跡から、犯人の履いていた靴が日本国内で販売されていない韓国製だったことも判明。さらに現場では、米国の砂漠のものと酷似した砂も見つかった。

 血液などのDNA型解析から、犯人が日本人や韓国人、中国人を含めたアジア系を父系に持ち、地中海周辺の南欧系を母系に持つ人物であるという分析も出ている。「決してあきらめない。あらゆる可能性を視野に徹底的に捜査を進める」。捜査幹部はこう話す。