これまで西武池袋線練馬駅にはホームドアが整備されていませんでした。
ホームの数は2つ。
1~4番線まであります。
階段やエスカレーターなどがある場所は通路が狭く通行の安全上の課題がありました。
また、近年報道もされていますが、視覚障がい者の方の転落、
ベビーカー利用時もロックし忘れによって転落の危険性があると感じていました。
私自身も、ホームで電車を待っているときに
何かの用でベビーカーから手を離さざるを得ない時
必ずロックしますし、
ハンドルをぎゅっと握ったりしています。
線路側に若干傾斜していて怖いんですよね。
ベビーカー落下のニュースなんかも聞いたことがあり
想像しただけで怖いです。
安全性にとにかく有効であるのがホームドアであると考えてます。
今回、都市整備委員会において
西武池袋線練馬駅にホームドアが整備されることが報告され、大変うれしく思っています。
設置されるに至った経緯は
国と鉄道事業者で構成される
「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」が平成28年12月に発表した「中間とりまとめ」で
一日当たり10万人以上の駅について
国、地方公共団体、鉄道事業者との取り組みで
原則として、令和2年度までにホームドアを整備することを定めました。
このことから、利用者が10万人以上で、未整備の練馬駅への協議が進められ令和元年度までに設置することとなった訳です。
昨年度にケーブルラック敷設工事に続き
駅ホーム上での工事を
令和元年9月上旬~令和2年2月末までの終電から始発までの期間に実施し、
1.2番線(下り)ホームは令和元年12月から
3.4番線(上り)ホームは令和2年2月から供用開始となる予定です。
また、西武池袋線の練馬区内の駅のホームドア設置については、
今年5月に西武鉄道が2021年度以降の検討として
石神井公園駅から新桜台駅間の5駅について行われる予定とのことです。
ここに、大泉学園駅が含まれていないわけですが、
既存のホーム幅が狭く、ホームドア設置をすると更に狭くなることや補強が必要など課題が山積していることから
検討から外れてしまっているようです。
ただ、大泉学園駅は一日あたり9万人が利用する駅です。
ホーム幅が狭いことでやはり安全性のため、
また利用者が多いことから必要であると感じています。
今回の整備においても
練馬区、東京都、国からも予算として出ています。
このことからも、しっかりと練馬区として安全性向上のために声を上げていかなくてはならないと思っています。