八王子大塚。
八王子は誰でも知っている。
しかし八王子大塚って???
自分は知らなかったです。
昨日は八王子大塚へはじめて行ってみました。
どうしても行ってみたいラーメン店があるので。
八王子では昔から人気の「ニューホープ軒」(八王子大塚・多摩センター駅ちかく)

八王子大塚の大塚帝京大学駅へと移転し、

ニューホープ軒からホープ軒へと店名を改めたとのこと。
いったいいかなる「ホープ軒」なのか??
一部ネット民からは気難しいご主人と揶揄されており
写真を撮ったりすると叱られるだろうかと
不安もあったけれど、昨日、はじめて八王子
大塚へと向かった。
立川駅からモノレールが出ており大塚・帝京大駅へ

 

 


車窓からのながめ。
林や森が広がり、平地や小高い丘の斜面に家々が建ち並んでいる。
森を切り開いて宅地を作ったのではないだろうかと感じた。
大学もマンモス化し新興住宅地へと分校したのであろう。
さあ、初めての大塚・帝京大学駅。

 

 

 

 

 


駅を降りるには階段とエスカレーターとふたつありますが、
階段から降りてください。
信号がある交差点に出ます。
そこからぐるっと360度見回すとセブンイレブンが見えます。
そちらのほうにただまっすぐ5分ほど歩くと左側に
CoCo壱があります。その隣がホープ軒。
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外観はこんな感じ。
ホープ軒というのは「黄色地に赤い文字」のはず。
ところがここは黄色地に青い文字。

 

 

 

 

 


食券販売機。
何枚か撮影しましたが学生限定メニューがあり
セットがすべて750円になります。

 

 

 

 


こちらのお店は僕が所有しているラーメン本
を見るに八王子大塚で「ニューホープ軒」
という名前で営業しており、一時期は
味噌ラーメンを出していたようです。
しかし現在は出していないようですネ。
ちゃんぽん980円というのが珍しいですネ。
ホープ軒系でちゃんぽんを出している店は
みかけたことがないです。
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セルフで水をくみカウンター席に座る。
テーブル席も多く比較的広い店。
専用駐車場も店に隣接し7台停められる。

 

 

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見た感じ10年以上はたっている・・・
いったいいつくらいに移転したのかしら。
お店が10年、20年たっているという
印象もあったけれど厨房も古い。
それとスタイルがもう昭和そのものって
感じでピカピカに清掃がゆきとどいている
っていう印象はまるでない。

 

 


ラーメン店は女性客にも入ってもらえるように
居抜きで入ったとしても什器など新品を
そろえるそうだ。
女性客は什器も新しくピカピカであることを好むから。

 

 

 

 

そういった意味でもなんだか懐かしい感じの
お店だ。
時間の流れもゆっくりと
いうか・・・だら~~んとしている。

 

 

 



左隅に作業服の男性。僕よりも若い。
わきめもふらず一心不乱にラーメンを食べている。
僕の後に入ってきたお年寄はご近所なのだろう、
とってもラフな格好である。なにをするともなく
出来上がるのを待っている。

 


ご主人はなんと千駄ヶ谷ホープ軒のTシャツ姿!!
黒いTシャツに豚のロゴマークだ!!


僕は普通のラーメン(750円)とライス小(100円)
の食券を渡したのだが、ご主人は独り言のように・・・

 

 

 


「ご飯なくなっちゃんだよな。どうしよう・・・
う~ん、炊こうかなあ」

 

 

 

 

僕に100円をバックし首をかしげて立っている。

炊くか炊くまいか迷っておられる。

 

 

 

 

 

おもむろに20キロくらいある???国産米を
かかえてもどってくると炊飯器に目分量で
お米を入れた。
大きな袋をかかえて指先で調整しながら
炊飯器に入れるのはたいへんそうであった。

 

 

 

 

なにか客人を意識していないというか・・・
一人の世界に入っているような印象を受けた。

 

 

 

 

どでかい寸胴・・・人が入れそうな寸胴に
お湯が沸いている。
麺茹でのお湯である。
その隣にも大きな寸胴があり・・・・

 

 


ご主人は今度は麺茹での寸胴のとなりの寸胴に
行きまたこちらによく聞こえる声で独り言。

 

 

 

 

それからどでかいチャーシュー(煮豚)
を僕の目の前にもってきて置いた。
タコ糸でしばってある。

そうこうしているうちに麺がゆであがる時間
のようだ。


ゆであがったかをみはからい、大きめの平笊
にあげた。
おもいっきり2~3回パチン、パチンと音を
たてて湯切しきれいなお湯であたためておいた
丼の湯を捨ててすばやく入れた。

 

このあたりからご主人の顔つきがきりっとしまって
別人のようになった。

 

スープを注ぎ、数秒でもやしにも湯をかけ
丼に盛った。

丼を僕のほうへともってきて、僕の目の前に
あるスライサーのボタンを押しチャーシューを
切った。(できあがったチャーシューではなくはじめから

スライサーに置いてあったもの)

短時間で盛り付けを終わりほらというように
ラーメンを僕に差し出した。

 

 

 


ミディアムっぽくしあがっているチャーシューは
熱く出されたスープで色もかわり白くなる。

けっこう粗目の背脂とラードがそれなりに
あって、てかっている。
あとはホープ軒系によくみられるしゃきしゃきの
もやしと小口のネギ。

メンマは醤油の色がきわめて弱い。

 

 

 

 


さあ、まずはスープ!!!
おお!! うまみ、こく、出汁がきき
絶妙な味わいだ。ほんのり生姜もきいている。
ホープ軒系の特徴であるが、とんこつを長時間
強火で煮出さず短い時間中火で出汁をとるから臭みが
少ないスープとなるのである。こちらもそうして
臭みがなくあっさりとしたスープにしているのかもしれない。
背脂が多いと背脂の甘味に塩分が消されて
いくため千駄ヶ谷系のスープはしょっぱめに
なるのだが、そちらも同じでしょっぱめの
スープであった。
ただこちら八王子大塚のホープ軒は
自分的には強すぎと感じた。
だからご飯と一緒に食べるのがいいんだろうなあ。

 

 

 

 


ここで麺についてのデータも。
八王子大塚にある「さぬき製麺」の麺を使っていました。
以前は200食限定で
数種類の小麦粉をブレンドし3時間かけて
自家製麺を打っていたそうである。

 

 

 


自動販売機に「ちゃんぽん」があったけれど
ちゃんぽんにあいそうな太麺で
ごつごつとしておらず食べやすい。
よい小麦を使っているように感じた。
そしてもちもちとしているのではないのに
ほどよい腰があって個性がひかっている。
もしかすると特注麺なのかもしれない。
いずれにせよ、ご主人の麺へのこだわりが伺える。

 

 

 

 

 

食べ終わってご主人に質問をしてみた。
とっても優しい目をされており、
なにか童心というかほんとうにこの人は
ラーメンが好きなのだなあという好印象であった。
またホープ軒系であるかどうかということが
ネットでははっきりしなかったのですが、
昨日、ホープ軒系で
あることをしっかりと確認しました。
ラーメンも美味しかったし
ご主人もとって親しみやすい
お人柄であったのでまた行きたいと思いました。

 

 

 


おっと・・・ここまで書いて思いだしたことがあります。
カウンターの上には胡椒、にんにくすりおろし、
豆板醤などがあり、にんにくのみ最後に
使ってみたのですが、こちらもこだわりが
あるようでおそらく自家製のようでした。
青く変色していたので添加物なしの安心安全のニンニクすりおろしの

ものでしょう。
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ホープ軒 食べログ↓
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132903/13190218/
「日曜日も通常通り営業致します」という張り紙が
あった。つまり年中無休。頑張ってますネ。
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