沖縄の裏探検
方言や訛りが文字に出ますが気にしないで勢いで読んで下さいねぇ~。
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明るい時間は楽しいね



昼の最干潮に合わせてとあるポイントへ。過去にぶっ込み釣りでチン(ミナミクロダイ)狙いで何回か来た事がありますが、ウェーディングは初めてです。
ガッつり浅いと思いきやまだ潮がある感じですが奥は腰ぐらいの潮位があります。
今回は
黒ぷーさん


の3人もご一緒です♪。こんだけ人数がいると何かしら楽しい事になるでしょう(笑)。
やたらと滑る急斜面の敷石を降りていざ入水。

初っ端は沈み根付近をスプーンやクランクで狙うも微妙なショートバイトがあるのみで苦戦します。



きくちゃんに合流しようと歩いていると、きくちゃんのロッドが曲がっていました♪。急いで向かいます。


仕事が速いね〜(≧∀≦)。元気なガーラ(オニヒラアジ)でした。これで俄然やる気が沸々と出てきます。


それから暫く釣れませんでしたが再びきくちゃんにヒット♪。これもオニヒラアジ。
使用しているルアーはAWスパーク40。春シラスのパターンになっているのかしらね。


ではこちらもちび姫Ver.2を投入しましょう(`・ω・´)。
ボトムから上げてくる時にヒットがくるとの事。こういうポイントのボトム狙いは二枚潮が効いてくると思うので、自分もボトムから中層を寄せてくるイメージで狙います。
そんな自分の近くで黒ぷーさんにヒット♪


ナイスファイトなクチミチャーガーラ(ギンガメアジ)がヒット♪。
やはりボトムからのヒットとの情報。根掛かり怖いので慎重に狙います。
気が付くと潮止まりから上げ潮に変わってきました。


またもきくちゃんにオニヒラ。潮が動いて魚の活性が上がってきたみたいです。
しかしながらきくちゃんは『こんなものでは無い』と言います。過去での釣行はもっとお祭りなんだそうです。ここのポテンシャルにビックリです(^^;)。


黒ぷーさんにもオニヒラがヒット♪。今まで『モゾモゾ』していたバイトが『ガンッ』に変わってきたそうで、間違いなく活性が上がってきています。
使っていたのはスパーク40でした。ヒットルアーはワームなのかい?。
ルアーを替えるか思案しますが、ここはちび姫で続行します。ガーラにもちび姫を味わって欲しい(笑)。

しかしながら満ちるスピードも速いので後退しながらキャストをします。
最後の最後でヤマトビー(ニセクロホシフエダイ)っぽいのがチェイスしてくるのが見えましたがヒットせず(泣)。このまま撤収となりました。

今回はきくちゃんさんと黒ぷーさんにヒットがあってreinさんと自分は残念な結果となりました。
でもこれからがアツいとの事なのでまたここで釣行しましょう。
今回もご一緒した皆様ありがとうございました(*^^*)。




ティーダガー



那覇市の国際通りから1本裏に入った場所に通称『パラダイス通り』と呼ばれる道があります。
古くはこの一帯に真和志間切牧志村(まわしまぎりまきしむら)という村があり『ナイクブ』と呼ばれた地域に墓地が多く鬱蒼とした場所でした。今では面影もありませんが約500年前は小さな湾のある内海がすぐ目の前にありました。
古地図には牧志村に丘陵地が記載されており、国際通りとパラダイス通りに挟まれた辺りに現在も丘陵の一部が残っています。

そのパラダイス通りから更に1本裏に入った場所にティーダガーという彫り込み井戸があります。画像からは左側になります。


民家と駐車場の細い道を通ってフェンス沿いから右に曲がります。


奥にも駐車場があり、その駐車場の端に井戸があります。


これがティーダガーです。井戸の上部は鉄板で蓋をされていました。


井戸の上には拝所があります。コップに新しい水が入っていました。今も手入れがされている様子が窺えます。


拝所の内部に長方形の形状をした石があります。何らかの文字らしいものが書いてある感じですが、摩耗して判読できません。


見にくいですが井戸の内部は石を積み回した円形状になっていました。水もまだ蓄えられています。


ティーダガーの拝所の左側に小さな拝所があります。これが何の拝所かは不明です。

中国から来た冊封使(さっぽうし)の記録にはティーダガーについての昔話が残されています。
それによると天からこの地に太陽が落ちてきて、太陽が落ちた穴から水が湧いてきたので井戸にしたという話です。
沖縄の方言で太陽を『ティーダ』と呼びます。井戸は『カー』もしくは『ガー』と呼ぶのでこの井戸は『ティーダガー』と呼ばれる様になりました。
牧志村の小字名である『照川原』はこの井戸に由来されています。

水源は人間が生活したり集落の形成に大きく左右します。ティーダガーが集落の小字名になったり、井戸の存在を昔話として残されているのは集落にとって重要視されていた事になります。


ティーダガーから更に奥の丘陵地へ向かいます。
観光客や車の往来が多い国際通りの裏にこうした地形が現存しています。


木々や草をかき分けて頂上に行くとこうした石碑があります。戦後にできた物だとは思いますがここが真和志間切だった名残です。


更に進むと瓦屋節という琉歌が記された石碑があります。
照川原に朝鮮半島から来た瓦職人がおり、婚姻している現地の女性を気に入り自分の嫁にしたいと申し出た為に王府が女性を夫から引き離して職人の妻にしてしまいました。
女性は職人の目を盗んでは丘に登って故郷の夫を慕いました。その物語がこの琉歌になっています。

丘陵は国際通り、パラダイス通り、沖映通りと人の賑わう3つの通りと観光ホテルの裏に囲まれています。ティーダガーを含むこの一帯は今も昔の姿を保っています。




ここの魚は何を食べてるの?



もはやブロ友さんの漆ルアー関乃漆のreinさんのホームになりつつあるポイントへ。
チン(ミナミクロダイ)をターゲットにする目的からタマン(ハマフエフキ)を狙うポイントになりました(笑)。
作戦立案は全てreinさん主導です♪。
今回も
も同行しました。ってか、夜にこんな場所に来る人達は変態(褒め言葉)しかいないよね(笑)。



相変わらず激浅なポイント。既に潮は遥か遠くまで引いて陸地ばかりです。
そんな道中にミジュン(ミズン)が大量に打ち上がっている場所がありました。ここのベイトなのかな?。
実はここで釣行する度に『ここのタマンは何を食べているか?』というのが話になりました。
陸地に近い場所はエビやカニが多くて、沖側の岩礁はウニやタコも多いのでベントスをメインにしているのかと考察していました。

この日はかなり渋いので大まかな地形とポイントを確認して早目に陸へ戻る事にしました。
ちょいと離れていたreinさんが『これ、要る?』と聞くのでそこへ行くと…。


なんと!。シレッと大きなチン(ミナミクロダイ)をヒットしていました(笑)。
因みにこの水深をご覧下さい。深くても膝ぐらいの浅いポイントです。移動する距離は大変ですがこんな場所にチンやタマンが潜んでいるのですよ。
このチンは食糧難の自分が持ち帰る事にしました(^^;)。


家に帰って胃袋を確認します。
辛うじて形が分かる魚が4匹、貝っぽいのが1個、そして今が旬の大量のアーサ(ヒトエグサ)を確認しました。人間も魚もアーサが好きなんですね(笑)。
アーサの中に魚の溶けた残骸があるので実際には複数の魚を食べていたかも。ベントスが主になるかと思っていましたがネクトンがメインベイトの可能性が出てきました。
胃袋と真子は煮付けて食べました。命に感謝です。


翌週。
リーダーreinさんの召集にてまた来ました(笑)。
前回ルートと実釣ポイントの確認、アウトリーフへのルートを練り歩きます。
夜のアウトリーフはかなり危険。足元が見辛い上に造礁リーフなので下手に歩けばサンゴを崩します(汗)。

アウトリーフはクランクを危うくロストしかけたりジグヘッドをロストしたりで何もできません。
ポッパーをキャストしてイシミーバイ(カンモンハタ)がヒットしましたが波に揺られてサヨウナラ(泣)。抜き上げまで慎重にやらなきゃですね。

reinさんがかなり遠くまで移動してたのでメールしながらひたすら歩いて合流します。夜のウェーディングにはトランシーバーも必要かもね。
近づいてみると、うん?何か手に持ってる?。


これまたシレッとタマンを釣っていました(≧∀≦;)。
サイズは40UPほど。これもサンプルとして飢えた自分の食料にします。


今回は消化が進んで魚の骨ばかりでした。かなり大きな背骨が3個あって、この魚をどうやって飲み込んだのか驚きます。右下はカニの甲羅です。

reinさんが以前にペンシル系かクランク系でのルアーが良いのではと話していましたが、ベントスの検出が少ないのと、前回の釣行でミジュンが打ち上がっていたのを考えるとここの魚はネクトンが主食なのかも知れません。実際に水面には小さなベイトが泳いでいます。マッチ・ザ・ベイトを改めて考えなきゃですね。

クランクやワームだと根掛かり必至なので今後のルアー選びも色々と考察する釣行となりました。






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