電話は相手と2人きりで別の空間を共有しているという独特のものです。でも電話中のポーズから、人の心を読み取ることが可能です。なぜなら電話している人は電話に集中しているので周囲に対して無防備になりがちだからです。


1.前屈みで受話器に接近している

前屈みで電話をしている人は会話に集中しています。それだけでなく電話相手に対して個人的に親密な感情を持っているといえるでしょう。あたかも相手との距離がないかのように受話器に顔を接近させるというしぐさは、相手にもっと近づきたいという心理が働いているのです。ですからもし自分が無意識のうちに前屈みで受話器に近づいて会話をしているとしたら、相手との会話に集中しているということになります。

 
2.メモ帳に落書きをしている

会話中にメモ帳に丸を書いたり、花柄を書いたり、いたずら書きをしているときは、まったく電話に集中していない状態です。興味を持てない相手のダラダラした話を、聞き流しながら頭の中で別のことを考えている状態です。電話相手から「人の話聞いてる?」などと言われても「うん…」などと気のない返事をしてしまうのがこういうときです。ですから自分が主体性を持って話しているときにこのようなポーズ(落書き)は取らないでしょう

 
3.肩に挟んでいる

このポーズは相手との会話に真面目に取り組んでいるときといえます。熱心に相手の話を聞いていて、それに対して自分の意見を頭で考えながら集中して話を進めているときのポーズです。受話器を肩に挟んでしまうのも、片手でメモを取りながらもう片方の手で資料などを探したりしているからなのです。大切な仕事の話や、打ち合わせの時間を検討しているときなどにこういうポーズをとることが多そうです。
 
4.受話器を少し耳から離している

耳から少し受話器を離して話をしているときは、あまり相手の話に集中していなく、どちらかといえば周囲の方に注意が向いている状態のときのポーズです。もし普段からこのポーズで電話することが多いとしたら、自分に相当自信があり、自分が電話しているときに周囲からどのような目で見られているかをいつも気にしているといえます。何ごとも自分が主導権を握って進めていきたいというタイプですが他人に対してはやや警戒心が強いようです。