社民党(旧社会党)は、日本人拉致問題の解決に関して最も妨害をしてきた政党だけあって、土井たか子氏以外にもとんでもない国会議員はまだまだいます。このような政党がいまだに存在していることが不思議です。

 

 

【辻元清美】

元社民党で現在民主党所属の衆議院議員である辻元清美氏は、北朝鮮による日本人拉致事件について「北朝鮮には戦後補償を何もしていないのに、『9人、10人返せ!』ばかり言ってもフェアじゃない」という発言をしています。

 

そもそも日本は朝鮮とは戦争をしていませんので、補償をする根拠は全くありません。無理やり拉致したのですから、無条件に返すのが当たり前であり、むしろ北朝鮮が賠償金を払わなければいけません。辻元氏は自分の知り合いが誘拐されても「身代金を1円も払っていないのに、誘拐された人を返さなくてもいいです。」と、誘拐犯に言うのでしょうか?

 

この辻元氏も、拉致被害者家族からの嘆願メールを無視した国会議員の1人です。このような人物を国会議員に選出してしまった大阪10区の高槻市と島本町の有権者は、いったいどのような神経をしているのか疑ってしまいます。

 

 

【村山富市】

元社民党党首の村山富市氏は、99年に訪朝議員団団長となり、「拉致問題が片づかないから話が出来ないということでは、永遠に話はできない。日本はミサイルが飛んできて全てを断絶したが、隣の国が災害になって非常に困っているという時に食糧が足りないと言われれば、コメを送るというようなことは当然あってもいいのではないか」と発言しています。

 

20006月には、「拉致という言葉は不穏当で、昨年12月の訪朝の際、行方不明者の捜索を続けてもらうことで合意した。しかし、これを交渉の前提にしていては事態は解決しない。交渉が進み、環境が整ってから解決を図るべきだ。」とも発言しています。

 

こういった発言からは、村山氏には拉致は大したことではないという意識があることが予想されます。このような人間が日本の首相を務めていたというのは、驚き以外の何ものでもありません。

 

日本人を拉致している国と、国交正常化するという神経が全く理解できません。拉致被害者を全て返し、北朝鮮が謝罪をして、初めて正常化について「検討」を始めるのが普通の考え方です。

 

村山政権時に、村山氏は拉致事件に関心を持たないどころか、拉致被害者の家族会が座り込みを決行して反対したにもかかわらず、北朝鮮へのコメ支援を断行しました。恐らく彼は、自分の身に同じようなことが降りかからない限り、拉致被害者やその家族の痛みは分からないのでしょう。

 

村山富市氏のような人物を長年国会に送り出してきた大分市の人は、拉致事件についてどう考えているのでしょうか。大分市というは、反日の人間が多く在住している地域なのですかね?

 

 

【田英夫】

社民党に所属していた田英夫元参議院議員は「拉致被害者家族の皆さんにはお気の毒だが、拉致問題を理由に国交正常化せず、平和の方向に行くことをとどめるべきではない。ご家族の感情はよくわかるが、一緒にするのは問題が違う」と発言していました。

 

他にも「日朝問題から入ると、北朝鮮の立場から言えば、日朝会談で拉致問題について自分たちがやったと認めて謝ったのは、大変なことだったのだと思う。“メンツを捨てて大変なことをしたのに、日本はそれでもまだ意地悪するのか”という感じだろうね。」などと発言しています。


拉致された日本人がいる状態で、“平和”などという言葉を口にできるのか不思議で仕方ありません。拉致問題が全面解決しない限り、平和の方向へ行くことなどありえないことです。

 

北朝鮮の工作員で昭和55年に原敕晁さんを拉致した実行犯である辛光洙が、スパイ容疑により韓国で死刑判決を受けました。平成元年、韓国の盧泰愚大統領に、日本の国会議員から辛光洙釈放要求が出されましたが、これを主導したのが田英夫氏でした。

 

彼のような人間をニュースのメインキャスターに起用していたTBSというところが、どういう組織なのかというのもよく分かります。

日本人拉致問題解決の妨害者の他の記事)
○土井たか子氏、福島瑞穂氏