つい先日の7月10日にも日経新聞が拉致問題について捏造報道をするなど、現在でも拉致問題解決を阻害する動きはなくなっていません。しかも、本来は国民の生命を守る立場にある国会議員の中にも、拉致問題の解決を阻止してきた人物が多数います。今回は、政党の中でも最も北朝鮮を擁護してきた社民党(旧社会党)の2人の国会議員について紹介します。
【土井たか子】
困り果てた挙句、有本さんの両親の選挙区の地元国会議員であり、当時北朝鮮と親密な友好関係にあった社会党の委員長(当時)土井たか子氏に陳情することにしました。国会を訪れ国会内のエレベーター前で土井たか子氏に石岡亨さんの手紙を根拠に直接陳情しました。
しかし、土井氏には全く相手にされませんでした。それだけではなく、土井氏は石岡亨さんの手紙の存在の事実を、朝鮮総連に密告したそうです。朝鮮総連は北朝鮮の日本における出先機関ですから、石岡さんが手紙を送ったことは北朝鮮に知られてしまいます。
そして手紙が届いてから、わずか2ヶ月後、突然有本さんら3人の「同時処刑」が報じられました。日朝関係筋によると、「石岡さんが内密に日本の家族へ手紙を送ったこと」が、土井事務所から朝鮮総連を通じて北朝鮮本国に報告され、処刑に至ったということです。
ちなみに石岡さんの家族が地元の社会党に相談しましたが、その際に「口外しないように」とだけ念を押されたということです。
北朝鮮の内情をよく知る土井氏は、石岡さんらが勝手に手紙を出したことが北朝鮮にバレれば処刑されることは当然知っていたはずです。つまり、有本さんら3人が処刑されると分かっていて密告したのです。もし石岡亨さんや有本恵子さんが生還されない場合は、土井たか子氏の責任は重大です。土井氏が殺したといっても過言ではないでしょう。
土井たか子氏は「拉致ということはありえない」と北朝鮮が主張していたことと同じことを拉致被害者の家族に言っていました。しかし、テレビの取材などで土井氏は「拉致はでっち上げなんてことは言っていない」と発言しており、金正日が拉致を認めた後も拉致家族会に謝罪どころか会おうともしていません。
【福島瑞穂】
福島瑞穂氏は、拉致問題を否定するどころか上記のように拉致された人を危険な目に遭わせるようなことをしていた土井たか子氏を庇い続けています。社民党の本流を継承している人物の1人であると言えるでしょう。