「世界でもっとも勇敢な動物」
「世界でもっとも怖いもの知らずの動物」
「世界でもっとも大胆不敵な動物」・・・
そのようにギネスブックにも認定された
凄まじき動物とは・・・
意外にもその動物は
体長60~80cmほどの小さな獣なのだという!
ラーテル 学名(Mellivora capensis )
イタチの仲間。
体は小さいけど、性格はいたって凶暴だ!
自分よりもはるかに体の大きい
ライオン やハイエナ になんの躊躇もなく、果敢に立ち向かい、
追い払うこともあり、獲物すら奪うこともあるという!
ラーテルがそんな強気でいられるのは
なんといっても、その「防御力」だろう。
このラーテルの皮は分厚く、しかもタブタブしており、
まるでゴムのヨロイを着込んだようであるという。
特に急所である首筋や背中は分厚く
ライオンが噛み付いても、肉を裂き、骨まで達する
致命傷を負わせるのは至難の業だ!
そうこうしているうちにラーテルは
ハンターである肉食動物の商売道具ともいえる足を
攻撃してくるので
百獣の王ライオンですらラーテルには一目おくようだ。
売られたケンカを買わないことが得策であることが
わかっているというわけだ!
世界一の怖いもの知らずといわれるラーテル。
猛毒をもつコブラですら
果敢に立ち向かうという!
そしてコブラを常食としているのだ!
そんなラーテルの体には
猛毒の耐性まで備わっているという。
いったんは猛毒を持つヘビを喰らい、
その毒で体が動けなくなるのだが
しばらくすると何事もなく復活するのだという!
http://jp.youtube.com/watch?v=Ua3M1O-WQrM&eurl=http://www.kotaro269.com/archives/50696201.html
↑You tube コブラを喰らうラーテルの動画
なんでも食べてしまうラーテルだが、
ラーテルは別名「ミツアナグマ」と呼ばれ、
ハチミツが大好物だ!
ラーテルは蜂の巣を見つけることができないらしいが、
「ミツオシエ」という鳥が
蜂の巣を発見し、その場所をラーテルに知らせるという
そして
ラーテルに蜂の巣を壊してもらい、
ハチミツをいただくラーテルの
そのおこぼれをミツオシエがいただくという
共生関係が成立しているという!
ラーテルは蜂の巣を壊し、ハチミツを頂くわけだが
もちろん
蜂の反撃を喰らうわけで、
刺されまくるラーテル。
あいにく
顔まではゴムのようなヨロイの防御力はなく、
何度も何度も刺されては、かなり痛がりながら、
それでも
めげずにひたすら蜂の巣を壊すのだという。
なんという我慢強さである!
ゴムのような分厚い皮膚の防御力。
毒に対する耐性。
そして
不屈の精神力と
こんな3拍子そろった動物は
他にはいないだろう。