今、小学生の将来なりたい職業の上位にくると言われているのが、ユーチューバーなんだそうです。

正直わたしはちょっとその統計、怪しいと思っているのですが……。

と、ユーチューバーって本当に職業なのでしょうか?

実際の現実的にはHIKAKINさん等に憧れて、真似をしてユーチューバーを名乗っている人のほとんどが月に数万円も稼げていないのが現状なんですよね。


その原因はまた別の機会にお話するとしまして、

今回は、某サービスで詐欺ではないか? 等と大炎上した、ヒカルさんのお話です。


また、あくまでも私の想像と調べた範囲内でのお話ですので、予めご理解くださいませ。


まず、ユーチューバーには大きく分けて二種類の方がいると思うんです。


一つは、ヒカキンさんのように、毎回毎回おもしろいアイディアの投稿を考えに考え抜いて制作して、その結果利益を出している方。


もう一つは、そもそもの目的が「お金」のユーチューバー。


まあ、これは前者の方も、突き詰めればお金は大事な部分だとは思うのですが、

そのやり方に大きな違いがあります。プライドの面で。


例えば、後者の方は、よくあるネズミ講商材販売詐欺の手法を用いて行なっているんです。

おそらくですが、ヒカルさんという方は、これに当てはまります。

私の知っている範囲ですが、本人にはバックの大きな黒幕が付いている。

多分、羽の生えた演出をしているおじいさんが。


で、その一味だったけれど、なかなか結果が出ず、こういう話になったと思うんです。


※ここからは、羽じいさんを、漫画カイジの兵藤。ヒカルさんを若い雑魚社員としてイメージくださいませ。

羽じいさん「おい、君、最近結果が出てないじゃないか、このままだと辞めてもらうことになるし、負債も抱えることになるよ。あの橋を渡るか? ククククッ」


ヒカル「申し訳ございません…。あの、一つアイディアがあるのですが投資をお願いできないでしょうか…」


羽じいさん「なんだ言ってみるがいい、商材販売以外になにかあるのか?」


ヒカル「はい、今、世間ではユーチューバーというのが流行っていまして、それになってみたいんです。今までの商材販売のノウハウがあれば、YouTubeをみているような若い層は騙せる、取り込める部分があると考えています。」


羽じいさん「ユーチューバー? なんだそれは」


ヒカル「まあ、ネット上のタレントみたいなもので、今はそういう人間が動画を配信して利益を得ているんです。でもそれにはまず釣りの部分が必要でして…」


羽じいさん「釣り? 私たちの商材販売の時に、現金のプレゼントとかをちらつかせるのと同じ様なものか?」


ヒカル「そうなんです。うちのは現金、札束のダミーでいいんですが、ユーチューバーをみている世代にはプレステとかそういう子供向けのもののプレゼントをチラつかせるといいと思っています。あとは、僕たちような若いのに、金持ちというダミーも効果的です。ですので、高級マンションに住んでいることにして、高級車に乗っているキャラを作りたいんです。その援助をしていただけないでしょうか、ダミーで構わないんです!」土下座


羽じいさん「まあ、いいだろう、が、これで結果がでなかったら次はないぞ。俺だって、最近はネットで情報が観れてしまい、評判が良くない部分もあって苦労しているんだからな」


ヒカル「はい! ありがとうございます!」


というような会話があったと思うんです。
で、まずはバズらせるために、屋台の当たりくじのおっさんに突入し~のような行動を始めます。


※ちなみに、この動画について、私はなんてつまらない感性の人間だろうっておもいました。

北野武(ビートたけし)さんの映画、菊次郎の夏、というものがあるのですが、

その中で、射的の店主にたけしさんが、同じような文句をいう部分があるんです。

でもね、それってお祭りの粋の部分もじゃないですか。

それは知っていても雰囲気を客はわかっているわけです。

そういう粋を数字で破壊するつまらなさ。

なるほど、お金でしかものを考えられなくなった、そんなにも洗脳を羽じいさんにされているんだな、焦っているんだなとかわいそうにもなりました。

で、その後は、援助を得て、プレステ何台プレゼントを「釣り」にしたりとビュー数を稼ぎます。

で、中高生のまだ教育途中の世間知らずの方々はそれを鵜呑みにして観てしまい、応援するわけです。

釣られているのにも気がつかずに。


それって、羽じいの現金200万プレゼント! とかいって釣っているのと結局は同じなんですよね。


あのですね、これはもう遥か昔から言われていることですが、

「うまい話には裏がある」


これは絶対です。


ちょっと冷静になって考えてみましょうよ。

例えば、これを買って実践すれば必ずもうかる! というビジネス商材ってよくありますよね。セミナーとか。

あのね、必ず儲かるノウハウがあったら人に教えると思います?

そんなものがあるならば、自分だけで実行すればいいんじゃない?

 

この完全な矛盾を、子供だましのお祭りのなんとかや、プレステプレゼントとかでオブラートに包み、実態をぼやかす。


でもね、私は最悪それをやってもいいとも思っています。

が、人を騙しているじぶんに苦しくならないのかな?

そんなユーチューバーに憧れる子供達の将来ってどうなるんだろう? って心配になるんです。

正直、YouTubeのおもしろい映像が見たかったら英語で検索すれば、日本のユーチューバーなんて霞むようなアイディアと勇気の作品がいくらでもあります。
こんな金儲け主義のユーチューバーがはびこる日本ってなんだかカッコ悪いですよね。

まあ、そういう人は放っておいても自滅するんですけれどね。

そして、カイジでいう、兵藤側でなくカイジの側になるんです。
因果応報ってありますよ、ヒカルさん、羽じじよりお母さんは大事だよ。お腹を痛めて産んでくれたんだよ。