アメトーーク「激動の同期芸人」

キングコング西野が『アメトーーク』で話しきれなかった「新しい地図」とは?


アメトーーク『激動の同期芸人』は、御覧いただけましたでしょうか?
(中身は鬼ですが)気心のしれたメンバーだったので、「この人達は、どう転んでも面白くしてくれるんだろうなぁ」と思いながら、楽しく収録に参加させていただきました。

アメトーークの加地さんには、もう何年も前からお世話になっていて、今でも年に1~2回ほど、二人でお食事をさせてもらっています。
(※ときどき久保田君も参加します)

何年か前に加地さんから「キングコング西野とテレビの距離感(テレビとの向き合い方)」についてアドバイスいただいて、それをそのまま守って、今日に至ります。
一昨日の『アメトーーク』で、その形を体現させてもらえたかも…と思っています。
とにもかくにも楽しい収録でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とろサーモン久保田君が止めた『地図』の話
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

話の流れで、東野さんから「2年後、どうなるんですか?」と訊かれたので、「どうなるかは分からないですが、今、地図には興味があります」と答えさせていただきました。

僕のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』でテスト運転(年末か年明けには本チャンの運転を開始します)を始めている『エンタメ研究所MAP』の話です。

詳しく知りたい方は、最新刊『新世界』を読んでください(by 新世界の創造主)。

新世界新世界
1,300円
Amazon

結果的に、この「地図」の話は、生き物史上一番面白い(西野調べ)とろサーモン久保田君に遮られて、途中までしかお話しできなかったのですが、『面白い』には、
「Funny(笑える)」

「Interesting(興味深い)」
があって、『アメトーーク』のゴールは「Funny」なので、個人的にはあれで良かったと思っています。
久保田くんは、いつも最高です。

ただ、一方で、あの瞬間、「ごめん、もうちょっとだけ話を聞かせて」と「Interesting」を求めた視聴者もいたハズで、今日のブログは、そのご要望にお応えしようと思います。


最新刊『新世界』を読んでくださった方や、そもそも、すでにその地図を利用している『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーからすると、「もう、知ってるよ!」という話かもしれませんが、僕は誰一人として置いてきぼりにしたくないので、お付き合いください(*^^*)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『新しい地図』とは…?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ある日のことです。
旅先で髪を切りたくなった僕は、近くにある美容室を検索したんです。
しかし、まもなく検索の手が止まり、「ん? そもそもボクのオンラインサロンメンバーは1万人以上(現在1万4000人)もいるんだから、この近所で美容室を経営しているメンバーがいるんじゃね?」と。

すぐに、そのことをオンラインサロンに投げてみると、ものの20秒ほどで「俺、やってます!」と手が挙がり、どうせ自分のお金を落とすなら、「知らない人」ではなくて、「自分のことを応援してくれている人」や「自分と同じ価値観の人」にお金を落としたいので、そのオンラインメンバーのお店へ。

その時に過ごした時間が本当に気持ちよくて、「共通の話題」があるものですから、美容室特有の“探りあったまま最後まで発展しない会話”が無かったんです。

その時の体験談を、あらためてオンラインサロンに投げてみたところ、「僕も、どうせお金を落とすのなら、自分と同じ価値観の人の店に落としたい!」「私も、どうせお金を落とすのなら、あの人の店に落としたい!」と、オンラインサロンの皆様。

ここで、サロンメンバーは、サロンメンバーの店にお金を落としたがっていることが分かったんですね。

そんなこんなで、すぐに『西野亮廣エンタメ研究所』に所属しているエンジニアさんに発注。
「サロンメンバーが働いている店が、一目でわかる地図を作ってください」

『西野亮廣エンタメ研究所』で不定期開催しているWebサービスの開発会議の様子

サロンメンバーが働いている店が一目でわかる地図を作ることで、「サロンメンバーが働いている店」と「サロンメンバーが働いている店に行きたいサロンメンバー」をマッチングすることが可能です。

少し込み入った話をすると、サロンメンバーの店の売り上げ(集客)を具体的に伸ばすことが可能です。



インターネットによって、あらゆるサービス業の情報(手口)が公開され、あらゆるサービス業のクオリティーが上がり、店の均一化が始まり、少なくとも日本では、「どの店に入って入っても、あまりハズレない」という状況になりました。

「高くてマズイ店」は無くなり、どの電気屋さんに行っても、だいたい同じ値段になりました。

こうなってくると、僕らが店を選ぶ理由は、「その店で誰が働いているか?」になってきて、『店検索』から『人検索』になるだろうなぁというのが僕の予想で、その未来が来るのを待っているは退屈なので、その未来を迎えに行こうと思って作ったのが『エンタメ研究所MAP』、人検索の地図です。



『エンタメ研究所MAP』にはジャンル別の検索カテゴリーがあって、たとえば『美容室』で検索すると…


近所で美容室を経営している(もしくは従業員として働いている)サロンメンバーの店が、この感じでズババン!と出ます。

こうなってくると、距離感は信用度に左右されて、徒歩1分のところにある知らないオジサン(信用度の低い人)の店ではなくて、徒歩3分のところにある信用度の高い人の店を僕らは選ぶでしょう。
信用度の高い人の店が近くなり、信用度の低い人の店が遠くなり、「地図(地球)の形が変わる」というヤバイ話を今してます(*^^*)

丸だと思われていた地球は物理的距離で作られた地球で、信用度(人軸)で再構築した地球は丸でもなんでもなくて、くわえて人の数だけ(70億パターン)あるので、それが可視化できたら面白いと思って、今、作ってます。(あ、すでにテスト運転はやってまーす)

本当は、スマホの中にある“その人の地図(地球)”と、その人の顔面を連動させて、その人の顔面にタブレットをかざすと、その人の頭の上に(天使の輪っかみたいに)、ARで、その人の地球がポンッと浮かぶと、「お前の地球、ウニみたいな形しえるね」「キミのニューヨークって近いね?」というギャグみたいな会話が生まれて、面白いと思っています。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
感謝された数を可視化して、人検索の地図を強化しちゃう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新世界新世界
1,300円
Amazon

もうマジで(もう一度言いますが)、詳しく知りたい方は最新刊『新世界』を読んでいただきたいのですが、今お話しした『新しい地図』に、贈られた感謝の文字数を可視化する『レターポット』を絡めて、「おお、この人、超感謝されてんじゃん!ちょっと、気になるな。この店に行ってみよう」の流れを作ろうと思っています。
「思っています」というか、年末か年明けにスタートします。

食べログの人間版ですね(*^^*)

今、僕は、かなり間をハショリながら説明させてもらっているのですが、こんな話(別次元の地球を作る話)がトーク番組の一つのクダリの中に収まりきるハズがなく、久保田君に面白く止めていただいて本当に助かりました。

この話はレターポットを理解するところから始めなきゃいけない(多くの人は換金できない文字を買う理由を理解できない)ので、お金や紙幣の成り立ちから勉強しなきゃいけないので、もしテレビで流すとすると、2時間ぐらいの特番を組まなきゃ説明がつきません。

無理矢理10分に収めようとしたり、理解が追いついていないライターさんが記事にしたりすると、だいたい僕がキチ○イ扱いされて終わります。

それだとあまりにも勿体ないので、『新世界』という本を書いて、頑張ってベストセラーにしてみました。
まぁ、4~5年かけて浸透すればいいかなぁと呑気に祈りながら、僕は次に進みます。

新世界新世界
1,300円
Amazon

最近、「表情が穏やかになった」とよく言われるのですが、その理由は明白で、以前は、話の腰が折られたり(皆が知らないモノを説明するのには、どうしても時間がかかってしまう)、「なんで分からないのっ?」の連続だったのですが、最近は著書やオンラインサロンで、少なくとも数万人の人には話が伝わるので、精神的に落ち着いてきたのだと思います。

読者やサロンメンバーには心から感謝すると同時に、耳を傾けてもらっているぶん、引き続き面白いモノを探求していきたいと思います。
宜しくお願い致します。

【オンラインサロンはコチラから↓】