今年度から、中学校で武道とダンスが必修になった。
ダンスは、創作ダンス、フォークダンス、現代ダンスから選択。
生徒に阿いたのかは知らないが、6割以上の学校で現代ダンスが選択された。
現代ダンス=ヒップホップ なのだ。

文科省のHPには、ダンスは仲間とのコミュニケーションを豊かにし、自己表現することに楽しさや喜びを味わえると書いてある。
それならば、創作ダンスが適当じゃないのか。
私の中学時代は、女子は創作ダンスがあった。
グループ分けされ、そのグループで選曲、衣装はデザインから縫製まで、振り付けも全てこなした。
そして、自分にはこういう才能はないと知ったwww
男子はその時間は、サッカーとか別の運動をやっていたなぁ。
今は、男女の区別なく同じことをやるようだけど、その風潮もなんだかなぁ。

フォークダンスは、古臭かったり男女手をつないだりするシーンがイメージとしてあって倦厭されるかもしれないが、日本の民踊(花笠音頭やよさこい節など)も含まれているんだけどね。

そもそもヒップホップってストリート(ギャング)ダンスでしょ。
それを中学で授業として習わなくてはいけないなんて変だと思う。
習いたい人が個人的にやればいい。

そして、ここは日本なのに、日本舞踊、あるいは能や狂言の選択肢がないのはなぜなんだろう。
それらだと先生が教えられないから?
では、ヒップホップだったら教えられる?
答えはNOでしょう。
ヒップホップ踊ったこともなければ、そういう曲を聴いたこともない先生がほとんどでしょう。

4月18日付けの産経に以下のような記事があった。
『今月から中学校の体育の授業でダンスが必修化されたのを受け、一般社団法人「ワールドリズムダンス技能協会」(東京)は18日、ヒップホップダンスの指導者を認定する資格を創設すると発表した。
 名称は「ヒップホップダンス基本技能指導士」。技能や知識を問う有料の検定試験を5、8、12月に実施。来年以降も年2回のペースで行う。中学教諭のほか、ダンス教室のインストラクター、ダンスをリハビリに取り入れた介護現場の職員らを受験対象者として想定している。』

このワールドリズムダンス技能協会は、今年の1月に設立されたばかり。
ネットでは、新たな天下り法人との声・・・
HPによると
<受験料>
 ・試験のみ  25,000円
 ・試験+研修 50,000円(下記のテキストDVD含む)
<テキストDVD>
 5,000円
合格者は認定登録料として、別途5,000円
資格登録は更新制(初回更新3年、以降2年毎に更新。)更新料がいくらなのかは不明

試験は、筆記と実技。配点は5:5。
研修は受けなくてもテキストは買わざるおえないような。
つまり、最低でも35,000円以上。
高すぎやしませんか?

そして、5月17日のアカヒには
『中学の体育教諭約50人がダンススクール「エイベックス・アーティストアカデミー」のスタジオでヒップホップ講習を受けた』記事が。

はいっ!
でましたね。エイベックスが。
ヒップホップを踊るためには音楽が要るものねー。

結局、天下りとあっち系の企業の儲けのためなんだろう。

我が子は、来年中学生。
ヒップホップが選択されたら嫌だ!
何年後かに「ゆとり世代」ならぬ「ヒップホップ世代」と我が子は呼ばれるのだろうか。