なんだ「帝国の慰安婦」が無罪か。ソウル東部地裁前に慰安婦像と蝋燭デモおかわり。 | 日本世論の会 本部

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 【ソウル=名村隆寛】慰安婦問題に関する韓国の学術書「帝国の慰安婦」で、元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損の罪に問われた朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授の判決公判が25日、ソウル東部地裁で開かれ、同地裁は朴氏に無罪の判決(求刑・懲役3年)を言い渡した。

 朴氏の著書は韓国で2013年に出版されたが、元慰安婦の女性らが14年6月、「日本軍と同志的関係にもあった」などとの表現が名誉毀損に当たるとして朴氏を刑事告訴。ソウル東部地検が15年11月、在宅起訴した。

 裁判では、著書の内容が名誉毀損罪に相当するかどうかが争点となった。検察は著書での「日本軍と同志的関係」との表現が、河野洋平官房長官談話(1993年)などが認めた旧日本軍の強制性という「明白な事実」に反し、虚偽を記述したと指摘。「史実を意図的に歪曲(わいきょく)し被害者(元慰安婦の女性)を傷つけた」と主張していた。

 これに対し朴氏と弁護側は「著書は強制性は否定しておらず、日本の責任についても批判している。元慰安婦の女性らの名誉を傷つける意図は全くなく、罪に当たらない」とし、無罪を主張していた。