平成27年9月6日
日本政策研究センター
岡田 幹彦 殿
湯澤 甲雄 横浜市南区大岡3-41-10電話045-713-7222
「明日への選択」7月号の貴殿の論考に刺激を受けまして、下記提議を安倍総理にいたしましたので、お送り申し上げます。
記
平成27年9月6日
内閣総理大臣 安倍晋三 殿
湯澤 甲雄 横浜市南区大岡3-41-10電話045-713-7222
「国連70周年における安倍首相演説」の提議
「明日への選択」（発行所・日本政策研究センター）7月号「大東亜戦争とは何だったのか」（岡田幹彦記）について、先ず思うことを述べさせていただきます。末尾に安倍首相の国連総会における国連70周年演説を提議させていただいています。
7月号に「これら米英の研究者は挙って非は自らにあることを認めているのだ。（但し米英政府・マスコミ・大半の知識人・一般国民は日本の「侵略戦争」としているのは変わりない）」とあり、これについて思うことを述べます。
米国は、東洋における侵略戦争において、ハワイ、フィリッピンに次いで日本を植民地にすべく侵略する狙いを定め、我が国の対米屈従を強要し戦いを欲していました。このため
に米国は、支那に浙江財閥等を買弁資本家として養成して提携し、傭兵（蒋介石軍）を養成して、それを橋頭堡として日本侵略を策していました。それは、支那大陸は英仏両国が国内交通権、河川利用権、関税権等収奪の根源を抑えているので、米国は支那の外にある日本や満州からの利益を追い求めました。英仏蘭の東洋の植民地支配は同時に排他的
市場独占であったために日本も米国と同じ立場にありました。
一方、ロシアもコミンテルン綱領に従って、支那に日本侵略のための傭兵（八路軍）を養成し、日本侵略を策していました。
支那大陸において、日本侵略の橋頭堡を米ロに確保させないために、支那人傭兵と日本軍の戦いは、欧米侵略者に対する自衛戦争でした。米ロの侵略に対する戦争です。
米国の南北戦争と支那のアヘン戦争後、黒人奴隷狩りに代わって支那人奴隷狩りが福建省、広東省で大々的に行われました。先ず一艘の船に500人位に乗せられて、船上で牛
馬の売買の如く焼きごてでマークを付けられ、不健康者は海に投棄され、ピッグテイルと獣以下の動物に蔑称されて、千数百万人の支那人が奴隷として東南アジア一帯及び米国（サンフランシスコ等）に向けて売買されていきました。米国に上陸した奴隷の多くは、劣悪な条件下において金鉱山労働あるいはロッキー山脈において大陸横断鉄道労働に従事しました。当時のカリフォルニアは、奴隷が居ることにより社会の安定が保たれる一昔前の米国南部と似た社会でした。そのような中において、支那人そっくりだが奴隷でない日本人の存在が白人は許せなかった。日本人に対する人種差別は、白人が支配する西部から東部の連邦議会に飛び火して、東部における地球上に残された最後の新天地黄金の国・
日本侵略策と合体して、日米戦争が米国の確かな国策として周到な準備が始まりました。現在の中国は、白人の奴隷となった中国人の歴史を抹消するために、日本を侵略者と決め
つけ、白人と共に戦勝者となった歴史の捏造が必要なのです。
米国も、自らの新大陸等の侵略の歴史並びに、沖縄、小笠原、大東島等の島嶼を侵略占領した国連を主権国とし、国連の信託統治者となった米国の施政権を日本に返還する変則
協定を締結している現実の正当化のためには、日本を最後の侵略者とする歴史の捏造が必要です。島嶼の主権は国連にあります。ロシア、韓国も同様です。日本が侵略者であることがどうしようもない悔しい世界秩序の公共財となっています。
この捏造された歴史の修正には、今後数十年、数百年必要です。新しい世界秩序を日本が主導して作りつつ凌いでいき、国連に影響力を強める日本外交が求められています。
今の世界を顧みるに、前世紀からの西欧植民地主義の禍根を負った難民があふれています。人類は、三度目の世界大戦を起こさない且つ、難民を作らない決意とともに、他国の基本的人権を侵さないことを締約した国連憲章の精神の遵守が改めて求められています。
また、国連憲章が全世界の自由、正義、平和の基本とする規定の中には、植民地主義の歴史や政権の正統性を認めるHistoryの尊重はありません。夫々の国のCommunityやFamilyのあるがままのBorder、Custom、Humanityを全締約国が尊重し、他国のそれを侵さない、国連憲章発足の精神に文字通り立ち返る決意を新たにすべきであります。このためには、安全保障常任理事国を増やし新しい世界秩序を構築する必要があります。
これによって、我が国の名誉の回復と失われた領土を回復すべきと思料します。国連創設70周年に当たり、今後100年を展望した軍事力に拠らない世界秩序構築に向けて、国連総会議場における安倍首相の演説について、提議させていただきます。以上
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