「土久田凛」という人の人生を
しっかり責任持って生きれたかなと思います。
凛ちゃんの悩みや苦しみ、そして
優しさや暖かさ、うれしいこと悲しいこと幸せなこと。
凛ちゃんだったら何にどう心が反応するかな？
誰に対してどう思うのかな？
そんなことをひたすら考える1ヶ月でした。
稽古の時間じゃない時も
ゆっくり凛ちゃんと向き合って。
幼児退行やストレスに関してもたくさん調べた。
幼児退行ってね、普段みんな気づかぬうちに
やってるんですって。
学生時代の友達と会ったり
お酒飲んでどんちゃんしたり
ゲームに没頭したり、カラオケで大声で歌ったり。
人目を気にせず楽しむ瞬間。
少し童心に戻る瞬間。
このままこの時間終わってほしくないなって思う瞬間。
必ずしもみんなあるんじゃないかなと思います。
幼児退行は、そこから「戻って来れなくなる」
普通の人なら「明日から仕事だ、切り替えてがんばろ」
ってなる所を
「もう戻りたくない、一生このままがいい」
って止まり続けちゃうこと。
自分の意思で大人に戻れなくなる。
それはいろんなストレスや心の癖から。
だから本当に私たちの生活の中でも
いつ凛ちゃんになるかわからない。
いつ大切な人が凛ちゃんになるかもわからない。
だからこそ、毎日、そばにいる
大切な人のことをしっかり見てあげたいと
改めて思う時間でした。
自分のことも大切にしよう、
完璧じゃなくていい、
甘えてもいい、
愛を受け取ってもいい。
見てくれてる人は必ずいる。
そしてみんな何かに悩んでる。
何かと戦ってる。
それをしっかり理解しないとな、と。
「凛ちゃん、私に人生を預けてくれてありがとう。」
って舞台で何度も心で唱えた。
何度も感謝した。
3年前もお世話になった演出のにしけんさん、
そして脚本の西尾さんに千秋楽が終わった時
「凛の集大成だったね！」
「3年前と全て構築し直してくれたのを感じました」
「すごくよかった」
って言ってもらえて、
その時初めて凛ちゃんに「さよなら」が言えました。
感謝と、たくさんの愛といっしょに
「凛ちゃんありがとう、さよなら」って。
3年ぶりに会えた凛ちゃん、
もう私が凛ちゃんを生きることはないと思うから。
ちゃんと凛を生きて、ありがとうとさよならが
心から言える凛を
皆さんに届けられて良かったです。
受け取ってくださったみなさん
ほんとうにありがとうございました。
みなさんがいてこその、このお仕事です。
受け取ってくださる皆さんがいることの
有り難さもまた感じて、
次に進もうと思います。
同じ役を2度演じるのは初めてだったから
ものすごく重たいブログになってしまった..
ここまで読んでくれた人いるのかな..笑
いるとしたら..
本当にありがとうございます！！！
最後にこの3ショットを。
にしけんさん
感謝しかないです。初演の寓話のゴーグルで
出会って、その後もいろんなお芝居の現場で
お話しする機会もあって
会うと必ずお芝居の話。笑
朗読劇で2人芝居もしたことあって
信頼しかない方です。
今回もたくさん悩んでたくさん相談に乗ってくださって
にしけんさんがいたからこそ、な部分が大半です。
実は気持ちの面で、弱った瞬間があったんですけど
メンタルケアもしてくれて。
またご一緒できて嬉しかったです。
ほんとうにありがとうございました。
西尾さん
天才。ただただ天才。
西尾さんの紡ぐ物語が好きすぎて
あったかくて、苦しいんだけど、笑顔になれて。
そして少しの変化もすぐに気付いてくれます。
今日の凛こうでした？
何か気持ち変えたんですか？とか
変えた部分にすぐ気付いてくださって
西尾さんには私の思う凛の気持ちを
心のままに伝えて、伝えて。
それを分かち合える時間がすごく好きでした。
また西尾さんの頭の中の「誰か」の命を
私に授けていただけますように。
言葉がまとまらないなあ。
とにかく、みんなが大好きで
この物語が好きで、凛をまた生きれて幸せで
そんな命を削って生きたものを
みなさんにお届けして、
受け取ってくださる皆さんがいることに
ひたすらに感謝です。
本当に本当にありがとうございました。
永遠に書けそうなのでこの辺で終わります。
思い入れありすぎて引かれてませんように。笑
ではまた。
どこかで誰かを生きる私を
見ていただけたら幸いです。
招木もプレゼントもお花もお手紙も
本当にうれしかったです。
大切な宝物、また増えました。
大事に、これからのパワーにしていきます。
来れなかった方も応援ありがとうございました。
DVDで観るよって方はこれからお楽しみにです☺︎
終