さて、何から書いたらいいのだろう...


ひとまず、舞台「寓話のゴーグル」

全公演無事終演しました。





3年ぶりの寓話の世界。


再演すると決まって、私をまた

「土久田凛」として呼んでくださった

ミチスガラの皆さんには本当に感謝です。



今回ですね、再演が決まって

自分の中で1番に浮かんできたのは

再演ということでやはり


「過去の自分を超えたい」


これに尽きます。


3年前舞台で初めてヒロインをやらせていただいた

自分の中でも思い入れが大きい作品で、

役柄も難しくてものすごく悩んで悩んで。


やっと作り上げた凛がいて。


有難い事に好評に終わって、

それを知ってる人からすると

3年も経つと少なからずもその「良かった」は

美化されてるんだろうなと思ったんです。


とにかくまあ、ものすごいプレッシャー。


だけど不思議と「たのしみ」が大きかった。


それは自分が少なくとも3年前とは

全く違うし、お芝居の経験や勉強もして

遥かに成長した、と思えてたから。


自惚れじゃなく、それだけの努力を

してきたと自信を持って言えるんです。


あくまでも比べてるのは「過去の自分」

っていうのは強く言っておきます🙇‍♂️


だからやってきた事が間違いじゃなかったって

「答え」を出したくて

ものすごくわくわくして臨みました。


台本を久しぶりに読んだ時

涙が溢れ出て止まらなかった。


久しぶりに「凛ちゃん」に会えて

凛ちゃんの苦しみや葛藤、幸せなんかも一気に

思い出して感情がガバガバになりました。


ああ、早く凛ちゃんを生きてあげたいな、と

心の底から強く思いました。


そんな気持ちがあっての今回の再演。


キャストもほぼ全員違って

(加瀬さんだけ一緒に続投組)

全く色の違う座組。


お芝居っておもしろいなあ、って改めて思った。


こんなにも違ってくるんだ、って。


周りも雰囲気はもちろん、

凛の感じる感情の種類も場所によって違って。


その違いを感じた瞬間、

「新しい凛になれる」と確信した。


このみんなとなら

また違った凛を生きれるなあと思いました。





もうね、役柄もそうだけど

みんなものすごく悩んで悩んで

この作品を生きてて、

この座組のみんなのお芝居に対する

熱量がすごく好きだった。


土久田くん


たくさんの愛で凛を包んでくれてありがとう。

なおくんが土久田くんだったからこそ

生まれた感情がたくさんありました。

優しくて頼りない土久田くん、だけど

凛を見つめてくる土久田くんの目は

とっても綺麗であたたかくて、

いつも凛の心を救ってくれました。


威厳なんていらない、威厳なんてなくても

凛にとっては誰よりも心を預けられる頼れる夫でした。


みんなに助けられる座長って本人は言ってたけど

本番から千秋楽まではしっかり

頼りになる座長で、やっぱりなおくんはすごかった。




姉ちゃん姉ちゃん、って

シスコン??ってくらい姉ちゃんを

普段から大好きでいてくれた廉。

そんな廉だからこそ、

昔からいろんな事我慢できてた気がする。

無邪気に喜ぶ廉の姿を見るのも姉ちゃんは好きだった。

土久田くんとも仲良くなってくれて

本当の兄弟みたいにじゃれ合う2人を見るのが

すごく好きでした。

姉ちゃんのせいで悲しい思いさせちゃってごめんね。

姉ちゃんに絵本読んでくれてありがとうね。

もう絶対廉のこと、忘れたりしないからね。

普段からピアノちゃん抱えて眠っちゃう

キラキラサンリオ男子で、

だけど自分がちゃんとあって仕事人な

たくみんが素敵だった!




かおる


いちばん苦しい思いをさせたような気がする。

ずっとそばにいてくれたかおるなのに

何も相談も出来ず、あんな風になってしまって。

きっとかおるのことだから、

もっと私に何か出来たんじゃないか、とか

どうして気付けなかったんだろう、

どうして相談してくれなかったんだろう、とか

いっぱい考えたよね。

それでも最後まで私を

見捨てないでくれてるありがとう。

ずっとそばで凛と向き合って

手を握り続けてくれてありがとう。

かなてぃーとは一番色々話せた気がするから

だからこそ、舞台の上でも想うこと感じること

たくさんだった。ありがとう。


江戸


ものすごく重たい空気をいつも

パッと明るくしてくれる江戸がいてくれて

皆んなすごく救われたと思う。

凛の変化にも一生懸命場の空気を

変えようとしてくれて。

でも子供凛はそんなジョージにすごく

救われて、楽しませてもらって、幸せでした。

いつもおちゃらけてるくせに

急にふと、めちゃくちゃ優しくなる江戸はずるいなあ。

彼女ちゃんと大切にするんだよ!

実は2度目の共演かけるくん。

元気いっぱいのお芝居でほんとパワーもらってた!



誉がいることでいつも良いバランスで

ひょんな言動が面白くて場を和ませてくれて

私たちにとって必要不可欠な存在。

きょうこさんを想う気持ちが

真っ直ぐで熱くてとっても素敵で

友達として誇りに思います。

不器用な誉、凛の変化にどうすることもできず

優しく対応するしかない、そんな誉を見ていつも

ちょっと苦しかったなあ。

今回加瀬さんダジャレ少なめだった気がするんだけど

私が慣れちゃったのか、、、?

たまに真意をつく意見言う所が素敵です。



チカちゃん


チカちゃんの毎日は

凛にとってすっごくキラキラしてました。

凛にはなかったもの、

欲しくても手に入らなかったものを

チカちゃんはたくさん持ってて、

すごく楽しそうで!!

だけどチカちゃんの表情はいつも怖くて、なんでなんだろう?と不思議だった。

だから一緒に遊んだらもしかしたら笑顔になってくれるかも!と思ったらチカちゃんも笑ってくれててすごく嬉しかった!

また遊ぼうね、チカちゃん☺︎

これからはチカちゃんが

たくさん外の世界で笑えますように。

みかちゃんにもたくさん救われた、

やっと共演できて幸せでした☺︎


あやのちゃん

大好きな人といっしょにいれるのは

凛にとってすごく幸せなことで

そんな人がそばにいるあやのちゃんが

すごく羨ましかったです☺︎

でもずっと泣いたり怒ったりしてて

不思議だったけど、きっと私と一緒で

愛を素直に受け取るのが怖かったんだよね。

わかってるのに、離れていく気がして

信じれなくなっちゃったんだよね。

でもこれからはきっと大丈夫。

最後に見たあやのちゃんの笑顔は幸せそうだったから☺︎

ああ、またなるちゃんと共演できてほんと

嬉しかった、ありがとう☺︎


きょうこさん(回想ママ)


きょうこさんはいつも何事にも入念なチェックを

欠かさずにやっていてすごくカッコよかった!

でもいつも一生懸命だけど

疲れちゃうからね、たまには周りを頼ってね。

凛も一緒にお空で遊びたい!

その時は凛にもお仕事手伝わせてね、

そしたらきょうこさんもっと

お仕事集中できるもんねっっ☺︎

ゆめのちゃんの「出来ます!」っていう

攻めの姿勢がすごく好きだったし、

なんか私と似てるなと思ったし

一緒に美術館行きたすぎてる☺︎



今池さん


いっしょにしりとりしてくれてありがとう。

ずっとずっとひとりでしてたから

しりとりで答えを待つ時間がこんなにも

ワクワクドキドキするんなんて忘れてた!

次はぜったいまけないよ🐢

ケイタくんのケイタくんにしか出せない

今池の優しさと暖かさがとても好きだった。


脚本家ってことほんと忘れちゃうんだけど

投稿がちゃんと脚本家で素敵な文章書くのですよ

ケイタくんの脚本いつかやりたいなあ。


ごかいどうさん


ごかいどうさんの目はいつも

熱くて真っ直ぐでどこにいても

ちゃんと見てくれてるような安心感がありました☺︎

きっとぶるぶる震えちゃうのは

好きな事に真っ直ぐ情熱を持ってるからだよね。

頑張ってるからこそ怖くなる。

でももうごかいどうさんは大丈夫。

絵本読んでくれた時の笑顔がキラキラしてたから!

すごく悩んでた大内さんだったけど

舞台の上ではほんとキラキラしててさすがだった..


先生


いつも優しくてあたたかい先生がだいすき!

絵本たくさん貸してくれて

先生と絵本のお話するのが好きだった!

パパのこと、凛のこと、たくさん考えてくれて

ありがとう。

先生が子供凛にたくさん愛を与えてくれたから

毎日がすごく楽しかったです☺︎

かほちゃんの優しさが先生に滲み出てすごく好きだった

あと意地悪なお姉さんの時のギャップ最後です☺︎



もうSNSで十二分に皆魅力は伝え切ったはず..


なので凛としてみんなに想ってた気持ちを書いてみた。


千秋楽の直前の気合い入れの時にね、

全員が凛にハグをして

愛を与えてくれたのです。


たくさんの愛を与えてくれた。


愛をたくさんもらったおかげで

本番中、ちゃんとものすごく苦しかった。


凛はこの愛を受け入れることが出来ずに

拒絶してしまうから。


自分はどれだけいい子にしてても

愛を与えられないんだって。

愛されてもいつか離れていっちゃうんだって。

自分は必要とされなくなるんだって。

凛は子供の頃のトラウマからずっと思ってて

だからこそ、大人になっても

トクタや友達からの愛を素直に受け取るのが怖くて

みんなからの愛を心のどこかで

ちゃんと受け取ることをためらってて。


その結果、幼児退行してしまった。


心がすごく弱かった。


でも中盤から気付くの。


心の中の大人凛が

こんなにもみんなから愛をもらってたのに

それにちゃんと気付けてたのに

ちゃんと受け取れなくてごめんね、

こんな風にになっちゃってごめんねって。


みんなが凛のために!って

動いてる姿を袖で見ながらもうずっと泣きそうで。


そんなことを感じたり思ったりしてたから、

最後にみんなから絵本を読んでもらって

土久田くんからの想いを感じて


「ああ、素直に愛を受け取っていいんだ」って


思った瞬間涙止まらなかった。


みんな本当にありがとう。



続く