シン・ゴジラをDVDで見た! | 中杉 弘の徒然日記

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 やっとシン・ゴジラがDVDで発売されました。上映されている間、「映画館へ見に行こうかな」と思ったのですが、いけなかったのでやっと見ました。

 相当期待したのですが、全然面白くありませんでした。映画が終わったあとの協賛がすごいのです。内閣府・陸上自衛隊・航空自衛隊・海上自衛隊、その他会社が100社くらい出てきます。

 こんなくだらない映画になぜこんなに多くの協賛があるのでしょう。そのほうが不思議でした。東京天文台などのそうそうたる企業です。100社はあります。

 それで気が付いたことがあります。この映画は国策映画です。だから内閣府や、自衛隊の協力を得られたのです。単なる少年向けの怪獣映画ではありません。少年向けの怪獣映画ならば、100社を超える協賛は得られません。

 これはむしろ、丹念にもう一度見てみると、シン・ゴジラは何でもよいのです。敵は何でもよいのです。「敵が上陸した!」と想定しているのです。東京湾から上陸したのです。「誰が上陸してくるのか?」というと、今のところは北朝鮮、ロシア、中国の可能性もあります。

 それが東京湾に上陸したのでは面白くないので、それをゴジラにしているのです。「ハッハー、そうか!」と僕は気が付いたのです。

 この映画はそれからが見どころです。内閣府にどのように閣僚が集まって、会議が行われるのか、その場所はどこか? それは首相官邸の地下の3階です。そのようなことのほうが面白いのです。

 その部屋にいると巨大なスクリーンに戦闘の状況が映し出されてくるのです。100人くらい集まってゴジラが「ガオー!」と言っている画面を見ているのです。それを見てどうしようかと検討して、「誰に指令を出すのか?」というと、「自衛隊に出動命令を出してください」と言うのです。それを見ているほうが面白いのです。

 官邸はこのように動いて、誰かに銘じてこの部署が動きます。「しかし、これは海上保安庁の問題です」とか、「いやいや、それではだめです」という内容です。それを見せてあげて、いざ危機が発生した場合は、目に見えないけれど、首相官邸の地下3階に首相・大臣・自衛隊の将官クラスも集まり、首相の指示を待つのです。

 「首相、ご決断を!」「首相、防衛出動を!」と言うと、首相は「防衛出動? これはまだダメだよ。防衛出動をしたら一般市民に迷惑がかかる、まだダメだ」というのです。すると、「いいんですか、総理。あそこが攻撃されているのに」というのです。このような内容の映画です。

 そのようなことを見て、2~3度見て頭に入ってくると、あのシン・ゴジラの意味がわかってくるのではないかと思います。

 表面上のストーリーだけ見ていくと全然つまらない映画です。最初、怪獣も目玉が大きくて幼虫のような怪獣です。「新種の生物が現れました!」というのですが、全然怖くありません。子供だましです。

 でも、それが見る見るうちにどんどん成長して大きくなっていくのです。夏休みにDVDでシン・ゴジラを見てはいかがでしょう。

 

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