2023 新年おめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願いします。
梅干しは薬効食品、先人の叡智の結晶!
数多くの効能をもっているうえに、保存がきくので、一年中いつでも利用できます。
梅干しは梅の実を塩で漬け、シソで色づけしたものですが、梅の実を生のままで食べると、ひどい場合は死んでしまうこともあります。それは成分中に青酸が含まれているからです。
しかし、梅干しに加工すれば、毒素は一切なくなり、さまざまな薬効を持つようになります。先人の英知の結晶です。
塩漬けにして直射日光に当て、シソの成分をしみこませることによって、まったく別の食品に生まれ変わってしまうという訳です。
梅干しの効果を一言でいうと、優れた殺菌・整腸効果も持つということです。
病気の殆どが、腸内に老廃物が停滞し、それが異常発酵していろいろな毒素を生じ、それが血液中に取り込まれることによって起こります。
梅干しは、この健康にとっての最大の悪条件をとり除く働きを持っているのですから、色々な薬効を持つのは当然と言えます。
おもしろいことに、梅干しは、低酸症の治療食として、非常に優れていますが、反対の胃酸過多症にも優れた効果を持つことが知られています。
現代医学(薬学)からすると矛盾している訳ですが…。
結局、胃酸の働きを正常化して、消化活動を円滑にすすめ、体全体の機能を健全なものにさせる効果があるわけで、新薬を超越したクスリ(食品)であるということで間違いはありません。
なお、低酸症は胃ガンを発生させるので、決して軽視できない症状です。
便秘と下痢が交互にくる人は、ほとんど低酸症とみて間違いありません。
こんな人は、大いに梅干しを利用すべきです。
胃酸過多症も、いわゆる新薬(化学薬品)では根治させることはできませんが、梅干しを用いれば、最初の一日目はわずかに増酸の傾向は出ても、その後は徐々に良くなり、ほとんどの場合は4~5日で正常になります。
〔効能〕
疲労回復、体力強化…クエン酸は、ブドウ糖の効力を10倍にも増強する働きを持ちます。より多くのエネルギーを生み出せるようになるわけです。
クエン酸のほかにも、コハク酸、酒石酸などの各種の有機酸を持つアルカリ性食品で、血液をキレイにする働きを持ちます。
【老化防止】
梅干しは唾液の分泌を促し、パロチン (唾液腺ホルモン)を増産します。
パロチンは、骨や筋肉、血管その他全身の組織の若がえり作用を有する極めて貴重なホルモンです。
また、皮膚細胞の新陳代謝も盛んにしますから、肌や髪を美しくします。
さらに性ホルモンの分泌を促す働きもあります。
【食欲増進、消化促進】
唾液腺、胃液腺を刺激して、消化液の分泌を促進します。つわりや二日酔いなどで食欲がないときでも、梅干しは食べられ、それによって食欲は増進されることが多いものです。
【胃腸病・夏バテ】
カテギン酸が腸の蠕動運動を促進して、腸内の殺菌をして、蛋白質の分解を助けます。
また、消化活動も盛んになるので、これによって栄養成分の吸収もよくなり、体力は強化されます。
【解毒】
梅干しを常食していると、ストロンチウム90などの放射能の害を受けることが少なくなります。
これは主に、クエン酸の作用によるものとみられています。
放射線障害には自然みそも大変有効だと言われています。
〔食事法〕
このほか、梅干しには、去タン、駆虫、口臭の除去などの効果もあります。
昔は、「梅干しを漬けそこねたときは、その年に家に不幸が入る」といわれましたが、単なる迷信ともいえないような気がします。
重宝な薬効食品が身近にあるのと、そうでないのとは、家族の健康状態に大きな違いが出ても、不思議ではありません。
なお、「赤い合成色素」を用いてあるものは、薬効があるどころか、逆に腸内に有害なバクテリアを増殖させたり、癌の原因になることさえあります。
必ず自然製造のものでなければいけません。(故 森下敬一博士著書より)
▼冷奴の上に、青ジソの千切りとともにのせると、美味しいです。(^◇^)
▼うどん、そうめんのつゆに少し梅干しを入れると酸味と塩気が、汁のコクを増します。
その優れた効果は漢方薬なみ
梅干 大粒一個(小さいものなら2個)の種をとり、
その三分の一の量のショウガ卸しを加え、醤油(丸大豆醤油や丸島醤油などの本醸造のもの)を茶サジ2杯くらい入れ、熱い三年番茶(ほうじ番茶でも可)120mLくらい注いで飲みます。
通常、1日1~3回、暖かいうちに飲むと良いですが、夏季などは薄く作って・冷まして飲んでもよいです。
血行を盛んにするのは、塩分の血管収縮作用とショウガの拡散作用が働くためで、自律神経が強化されるからです。
副交感神経は陽で交感神経は陰です。このどちらかの偏りが病気といわれています。
梅・醤油・ショウガ・ほうじ茶はすべてアルカリ性ですから、酸欠などで酸化して粘った血を短時間でアルカリ性の血液に戻し、血流の流れを良くして血管の振幅を高め、心臓の働きを強めて血液循環を活性化させます。
また、梅・塩の強力な殺菌力に加えて、ショウガの酵素分解力による殺菌が加わるので、陰性菌も陽性菌もウイルスまでも追い出してしまいます。
それによって、胃腸内の腐敗菌を抑えて胃腸を整えます。
食あたり、腹痛、陰性の下痢、風邪(一日4~5回飲む)など、菌・ウイルス性の病気に用いてよいもので、家庭に常時置いて飲用したいものです。
料理にもいろいろ工夫して使ってみて下さい。
さらに、梅の酸味による唾液分泌促進作用によって、穀類中心の日本人にはまたとない消化促進剤ともなります。
高血圧の人にもすすめて「大変調子がよい」と言われたことは良くあります。
塩分がまだ血圧に悪いと思っている方は、騙されたと思って…一日一杯くらいから始めてみて下さい。良質の塩分は身体に元気をもたらします。
塩っぱいようですが、不思議と喉が渇いたりしないんですよ。
喉が渇けば塩分の取り過ぎですが、良質の塩分はサッと血液中に溶け込んでいくため腎臓に負担をかけたりもしません。
参考…醤油の塩分は塩の分子が油分で包まれているために軽く、上昇性が強く、心臓に送られて素早く全身に行きわたります。
また、脳などへ運ばれやすいので自律神経などの改善も早いです。
ちなみに普通の塩は分子が重いため下降して腎臓などに溜まり易いと言われています。身体が良質の塩分を欲していたことがすぐに分かりますよ。
風邪やインフルエンザの予防から、貧血、冷え症、胃腸虚弱、低血圧、、五十肩、食欲不振、無酸症、上腹部のつかえ、吐き気、頭痛、めまい、動惇(軽く、早い)でお悩みの方には是非お奨めします。
また、癌、胃潰瘍、糖尿病、肝臓病、皮膚病など方にも是非お試し頂きたい逸品です。一日2~3回を目安に続けてみて下さい。
ただし、胃潰瘍で出血している時や、心臓や腎臓に熱をもち、耳、頬、鼻の頭などが赤くなり、手足がほてる時は不可です。
この場合は、陽性の熱だから塩気を抜かなければならず、リンゴ(国光、紅玉)のしぼり汁にレモン汁を少量加え、熱が下るまで一日2~3回飲ませます。
症状が落ち着いたら、 梅醤番茶を少量だけ飲ませて体内の塩分を良質の塩分に置き換えます。
「梅醤番茶の ほうじ番茶は三年番茶がお奨めです」
「三年番茶」と「ほうじ茶」は、とてもよく似ています。
その違いは、茶葉を摘んでから製品にするまで「時間をかけて熟成」しているかどうかです。
三年番茶は、茶葉を摘んでから一旦製茶して、そのあと、一定期間(おおよそ1年~3年程度)茶葉をそのまま置いておきます。
そうすることで、茶葉が熟成して味がまろやかになります。
一方、ほうじ茶は、茶葉を摘んでから製茶されるとすぐに製品として出荷されます。
そもそも三年番茶も、ほうじ茶の一種です。見た目はとても似ていますが、「熟成」させているか否かで、薬になるか、単なる健康茶かの違いがあります。
味は、三年番茶のほうが、熟成させている分、より「マイルド」になっています。
また、三年番茶に使用するのは、長期間寝かせて熟成させた葉や茎です。
熟成させた葉や茎を、焙じたお茶を三年番茶と言います。
新芽の部分を使用していない為、カフェインの量はとても少なくなります。
三年番茶の茶殻は、庭にまいたり、鉢の土に入れたりして肥料として使う事が出来ます。
また、乾かして靴箱や冷蔵庫の脱臭剤にすることもできます。
上記「三年番茶」の資料は以下のHPを参考にさせて頂きました。
とても分かりやすく誠実な説明で作られている方の人柄が伝わりましたので勝手ながら引用させて頂きました。