打姫オバカミーコ第97話( 単行本11巻 )で紹介された『スリーヘッド最弱理論』の補足的な内容となっております。
(一部、前回の解説 とカブリあり。)
問題.
東1局 西家 5順目 (厳選 何切る?問28 と同問題)
ドラ
アタマが3つでバランスが悪い。
この問題は、オバカミーコで紹介された『スリーヘッド最弱理論』を使って解くことができます。
打牌候補は、でしょうか?
この内、はトイツを残すタイプ、
はトイツをほぐすタイプですね。
では、トイツを残すタイプと、トイツをほぐすタイプの、どちらが広いかを、隣り合ったとを例にして比べてみましょう。
それぞれの受け入れ枚数は・・・
切り(トイツを残すタイプ)
・・・2枚、4枚、2枚、4枚、2枚。 計14枚。
切り(トイツをほぐすタイプ)
・・・4枚、4枚、2枚、4枚、2枚。 計16枚。
2枚の差が出るため、トイツをほぐすタイプの方が優秀。
同様に、下記のような牌姿でも、2枚差になります。
ドラ
(牌姿はオバカミーコより、北はオタ風)
切り(トイツを残すタイプ)
・・・2枚、2枚、2枚、4枚、4枚、4枚。計18枚
切り(トイツを残すタイプ)
・・・2枚、4枚、2枚、2枚、4枚、4枚。計18枚
切り(トイツをほぐすタイプ)
・・・4枚、2枚、2枚、4枚、4枚、4枚。計20枚
※この2枚差は重要なので、覚えておいて下さい。
カンチャンがらみ、ペンチャンがらみ、共に2枚の差が出ます。
ここで、「なんだ、たったの2枚か?」と思ってはいけません。瞬間的な差は2枚ですが、ほぐした部分が横伸びする可能性を含んでいます。横伸びすると、当然差は大きくなります。
逆にトイツを固定すると、アンコにならなければメンツにならないので機能性が悪いのです。
3ヘッドの場合は、トイツをひとつほぐして2ヘッドにした方が、受け入れが広い。
しかし、4ヘッドになると、七対子が見えてくるから弱い形とは言えない。
つまり、メンゼン手は3ヘッドが一番弱い形となる。
これが、オバカミーコで紹介された、『スリーヘッド最弱理論』です。
ただし、鳴きを前提とした状況時は注意が必要。
南4局 西家 5順目 アガリトップ
ドラ
(冒頭問題のをに変更、さらにソーズの下をずらしたもの。切りでタンヤオ確定)
東1局 北家 5順目
ドラ
(牌姿は先ほどと同じ。ただし今回は北家でドラが役牌)
今回の理論は基本的にメンゼンで進めることが前提ですが、鳴きを前提とした場合は、ポン材が活用できるため、スリーヘッドはツーヘッドより強くなります。
ここも、状況に応じて使い分けましょう。
今回のことをまとめると・・・
★3ヘッドは最弱と知れ(メンゼン手の場合)
★横伸びを考えてトイツをほぐす。
★瞬間的な差は2枚ということを計算に入れる(カンチャンの場合)
こんな感じで良いかな?^^ゞ
もっと詳しく知りたい方へ・・・