これに比べると山岡さんの鮎はカスや

これに比べると山岡さんの鮎はカスや

噴ッ!破ッ!噴ッ!破ッ!噴ッ!破ッ!噴ッ!破ッ!
汗は男の香水だッ!汗は男の香水だッッ!!汗は男の香水だッッッ!!!
ウワアアアオオオオオオオッッ!!!!
カァッ!あひゅッ!!救命阿(ジュウミンヤ)ッッ!!!
キサマ・・・俺を食っておいて・・・イクなッ!

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朝8時の通勤ラッシュ時、どの車両も寿司詰め状態で満員電車の中、一台だけガラガラの車両があった。その車両はたった一人の男に占拠され高温多湿で汗臭い空間が広がっていた。
発生源はボディビルダー顔負けの筋骨隆々の男で黒光りする肉体をこれ見よがしに見せつけながら「站椿(たんとう)」と呼ばれる中国拳法特有の修行に励んでいた。
凄まじい量の汗が「もわァ~~~」と漂う男の臭気と共に床一面に水溜まりを作る。
9時過ぎて通勤ラッシュが終わると男は「噴ッ!」と気合を飛ばして車両全体を揺らす。
男の汗と塩分がシャワーのように降り注ぎ窓も座席もベタベタになってその車両は使い物にならなくなる。その変な汁による粘り気は連結した車両にも飛び火して清掃に莫大な出費がかかった。にも関わらず男は一切謝罪せず責任も取らずわざわざ利用者が多い時間帯に修行しては去って行く。

この男でもむしゃぶりつきたくなるセクシーな男の正体は「海王」の称号を持つ烈。
烈海王は修行中に他の乗客が入ろうとすると全身から怒気を漲らせながら一喝する。
「カァッ!出てゆきなさいッ!ここは武を修めた拳士のみが立つ場だッ!!貴様が入る場所ではないッ!!出てゆかぬ者は遠慮なく叩き伏せるぞッッッ!!!」
烈は蛮勇を説得力に力強く猛ったつもりだが意味不明で理不尽極まりない言いがかりでしかない。当然、出社途中のまともな社会人が相手するはずもなく「触れてはならない人工サウナ」としてSNSで遠巻きに話題になっていた。
当然警察も鉄道会社もこの状況を問題視しておりある時は神心会門下の屈強な駅員を、またある時は武装したSTAT(特殊戦術急襲部隊)を派遣したが悉く返り討ちに遭い何名もの人間が半殺しにされた。
武力行使による排除は不可能、権力による介入は強い者を溺愛する御老公の圧力がかかり事実上の治外法権が出来あがっていた。
しかしその車両にある1人の男が乗り込んだことで亀裂が入る。
「東洋のフランケンシュタイン」と呼ばれるその男は車に撥ねられても立ち上がる頑強な肉体を持ちヘビー級ながら軽量級を凌ぐスピードを併せ持つ。
石橋強。強打を受けると痛みや屈辱が性的興奮に変換する生粋のマゾヒスト。
烈の姿を視認した石橋はニヤニヤしながら勃起していた。

続く・・・