初めてフィギュアに関するブログ記事をば。

幼少の頃にスピードスケートをやっていて、今はフィギュアを趣味でやっています。
なので、フィギュアを見るとどうも「やっている目線」で見てはネチネチ論じたくなるw

というわけで、記念すべき(?)第一回のフィギュア記事は
「ミス・パーフェクト」こと宮原知子選手と審判の着眼点について。

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ビックリするくらいの安定感、ミスの少なさ。
そんな宮原知子選手は、実はジャンプの加点が非常に少ない。
それは恐らく、高く飛べないせいで、回りながら飛び上がっているから……だと思う。

 

つまり、宮原選手のジャンプの仕方は、

低く飛ぶ(=空中にいる時間が短い)、でも3回転回りたい、だから回りながら飛ぶしかない、

だって、低ジャンパーが飛んでから回ったら、2回転くらいしか回れないから。

・・・たぶん。こんな感じ。


日本では報道されていないながら
彼女のジャンプを「Cheated jump (うそ・ごまかしジャンプ)」と
呼ぶ審判も世界にはいます。
そんな低いジャンパーの彼女でも私は好きですが。メンタル強そうだもん。

加点が沢山付くジャンプはその真逆、飛び上がってから回り始めるジャンプ。
キム・ヨナ、安藤美姫、ボーヤン・ジン、パトリック・チャン、ハン・ヤン、無良崇人みたいな
……って書いてて気づいたけど、
今回の四大陸選手権男子シングルはそんな彼等が表彰台を独占したなぁ。

……ってことは、そのようなジャンプが審判には好まれているわけで
……ってことは、そろそろ宮原選手が目を付けられる可能性もあるわけで。。

キム・ヨナが出てきてから2008年頃に
審判が「良いジャンプとは高さと幅があること」と採点基準を一元化し、
低いジャンプを飛んでいた中野友加里から容赦なく減点したように。
中野さんもオリンピックシーズンから僅か2年前に採点基準を変えられても
ジャンプの高さの矯正なんて出来るはずもない。

そして、オリンピックシーズンに入るとメッタメタに減点されまくった。

ってことは、平昌シーズンに宮原選手も・・・(以下省略)

オリンピックシーズンの2年前……あれ?平昌の2年前っていったら今年だわ。

うーん。。。宮原選手……そろそろ気を付けたい……

ロシアっ娘が次々と高さのあるジャンプを飛んでいる昨今、
対極にいる宮原選手はヤバいんじゃ・・・?
フィギュアの採点は相対評価みたいな部分もあるし。

宮原選手はミスがないから表彰台の常連者。
ジャンプは滅多に転ばないうえにパンク(飛び上がるも回らず降りる)もしない。
本当に素晴らしい安定感、そしてメンタル。
なのにジャンプの加点幅がいつも1点以下。

加点が殆どないのにメダリストっていうのも彼女の底力の証ですが、
逆に言うと、彼女は何かミスをしたらすぐに下位に下がってしまう危険をはらんでいる。
加点の貯金がないから。


……というわけで、大きなお世話ですが、私が考える宮原対策。

高く飛べないのなら、
キム・ヨナ、浅田、羽生選手がよくやる「細かい細工」を
ジャンプの前後に入れて加点を狙うのが先決かなあ?
例えば、イーグルからジャンプ(キム、羽生)、
飛びながら手を上げる(キム、羽生)、
降りた直後にステップやスピン(浅田)等。
名付けて「ジャンプの争点は高さじゃなくて巧妙さですよ作戦!」 
ダイナミズムで勝負できないから、玄人好みの細工を目一杯詰め込むっていう。

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さてさて、私は 中国のボーヤン坊やw が好きです♪
猫に引っ掻かれたのか?みたいな不思議コスチューム、
ビミョーな背中の穴開き感w  
美を意識すべきフィギュア界において全く垢抜けていないダンスは
時に手旗信号のようw

おばちゃんは、そんな素朴で才能溢れるキミみたいな子を
心から応援したくなりますですよ(*´∀`) 
なんたって4回転を4本も入れるってのは、もう宇宙人みたい叫び
でも最後に「フィギュアってこういうもんだ」とばかりに見せつけまくった
パトリック・チャンに持って行かれた時、ボーヤンくんの目がキラキラ光ってたのを見逃さなかったよん。

あれは、涙を堪えていたんじゃないかな。

泣くな、ボーヤン!キミはまだ若い。
どんどん記録を塗り替え私達を驚かせ続けてくださいよ。

四大陸選手権男子シングルは3人とも中華系で表彰台を独占した。
中華系はペアの血が強かったのに、シングルも頑張ってきた証。




平昌は男女ともアジアの若手が火花を散らす中で、
熟練組が「フィギュアってこういうもんよ」と見せつける……
みたいな構図になるんじゃないか?

たのしみ、たのしみニコニコ